シン・宗教学

I wonder if I can...

母からの贈り物

2023-12-12 | ごあいさつ

母が亡くなりました。

突然の緊急搬送から、約1か月間生死を彷徨った後の旅立ちでした。

今日葬儀を執り行い、今は母の遺影に見守られながらこの文章を書いています。

葬儀は、母の意志を尊重して、近親者による友人葬という形をとらせていただきました。私にとっては初めての経験でしたが、なんとか滞りなく執り行うことができ、遺族の1人としてホッとしています。

私同様初めて友人葬に参列した親族の1人から、「あまり知らないお坊さんにお経あげてもらうより、友達に送ってもらった方がいいって考え方もあるかもね」という感想をもらい、母の想いが少し通じたのかな?と思いました。

また、仲の良い叔母から「あなたも学会員なの?」と尋ねられ、今までタブー視されていた我が家の宗教事情についてお話することができ、私としてもスッキリして嬉しかったです。ただ、私たちが子どもの頃、母に連れられて会合に参加していたことを叔母は全く知らなかったそうで、父と叔母はとても仲の良い兄妹なので、そういうものなんだぁ。。。と驚きでした。

家に帰ってきてから、父と2人になる時間があり、今日の葬儀を振り返って宗教談義に花を咲かせました。

まだまだ元気な父ですが、もうすでに「葬儀は無宗教で」という意志を承っています。これまた未知の世界。しかも「無」の証明ほど難しいことは無いと思うので、喪主でもないのに今から(たまに)心配しています。でも、父と対話を続けて、父と納得のいく形を見つけられたらいいです。

ということで、このブログはその経過を綴る思索の記録になるかと思います。

どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m