歩き続ける

キーワード 歩く,立つ,座る,呼吸する,身体感覚,心と体
遍路、人生、

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2017-03-30 17:41:33 | 日記
翌朝、森本屋を出て一番札所霊山寺を目指す。 形としては逆打ちになるので、順打ちの歩き遍路と次々に遭遇する。直線で7キロぐらいしかない距離だが、この間15人から20人ぐらいは会ったと思う。 本当にさまざまだ。真っ白な白衣に菅笠、金剛杖という、いかにもたった今お遍路を始めたという格好の人、何周もしていると思われる背文字が消えかかった白衣を着た人、白衣も杖も持たずただのハイカーと区別しにくい人。 ま . . . 本文を読む
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大山寺から霊山寺

2017-03-29 07:58:11 | 日記
別格一番の大山寺は、かなり大きなお寺で、参拝者も少なくないようだ。記帳を済ませ、民宿森本屋がある、五番札所地蔵寺方向を目指す。大山寺のりっばな石段を降りて直ぐのところで作業をしている人に地蔵寺方面へ向かう道を尋ねたら「人が通っていないので、その道は止めた方がよい。五番を目指すならこっちがよい」といわれ、勧められた道を5分ほど進むと、今度は別の人から「どこに行くのか」と尋ねられた。先程の聞いた話をす . . . 本文を読む
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鵜峠(うのたお)から大山寺へ

2017-03-28 22:25:36 | 日記
朝6時半、登山開始。登山口として、その気になれば車も通れそうな道(前回はここを歩いて、廃止になった公園を経て国道318に出られることを確認している)の直ぐ横から登る所と、「引田町」の看板がある所からとの二カ所があるが、少し歩けば合流するのでどっちも同じである。 登山口から「直ぐに急坂がある」という書き込みがあるブログを見かけたので、覚悟したが、昨日経験したような木に掴まるほどの急坂ではない。そこを . . . 本文を読む
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イノシシ?

2017-03-28 07:52:56 | 日記
ところが、夜になると温度が急に下がってきて、寒くて目が覚めてしまった。私が持参した脛袋は4度まではokとカタロクにはあったが、今は4度以下なんだろうか。意識的に体を揺さぶっていないと足が冷えてしまう。おまけに足が何度もつる。私の装備では快適に夜を過ごすことはできないようだ。 以前、山草を採取に行くお婆さんと話したことがある。その方は、春秋には特別の装備も持たないで、山に入り、そのまま木にもたれ . . . 本文を読む
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野宿

2017-03-28 07:40:05 | 日記
とりあえず、ここまで辿り着けた。一安心ではある。しかし人も車も通らない廃道というのは、なんとなく不気味であまり心地よいものではない。時計をみると16時である。5時半に登山口をスタートしたのて10時間半。途中のタイムロスを計算しても9時間かかったことになる。確か前回は8時間半だったので、前回より遅いペースだ。私が参考にしたブログでは6時間半とあったが、その人はよほど健脚なんだろうか。 まずは、水 . . . 本文を読む
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鵜峠にでる

2017-03-28 06:48:03 | 日記
その後は再び単調なアップダウン。自分がどの辺を歩いているのかはっきりせず、心理的にも苦しい。予想以上にスピードが上がらず、これでは鵜の峠で野宿になりそうという予感も気をを滅入らせる。 15時20分。611メートル地点だ。ここは前方への踏み跡がなくなり、行く手は左側の急坂しかないと分かるが、前回はこんな急坂を下ってしまって、もし間違いだったら、戻るのが大変だと躊躇した場所である。しかしその記憶が . . . 本文を読む
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苦戦

2017-03-27 22:36:35 | 日記
かなりの長さの急登が続き、木の枝を掴む必要がある場所にも何度も出くわす。 一時間ほどして、一つのピーク(300ソートル強)を越し、さらに20分ほど進むと二手に分かれる踏み跡があった。左側に赤いテープがあるので、その方向だと思い進むと、やがて高さ2メートルぐらいの小枝が沢山ある木立が行く手を防ぐ。 前回来たときはこれほどのブッシュはなかった。樹木の成長は早いものだ、と思いながら強引に抜けようとす . . . 本文を読む
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登山口から必須)

2017-03-27 20:09:41 | 日記
この日は4時半に宿を出た。6時が日の出だと調べておいたので、登山口まで約一時間かかると考えて、この時間にした。 懐中電灯を照らしながら真っ暗な中を歩くのは、あまり気持がよいものではない。特に民家がないとわかっているだけに心細かった。それでも気を強くして進むと急に民家が見え、自分が行き過ぎていているのがわかりあわてて引き返した。 登山口はまだ暗かったが、少しでも早くという気持があったので、コンクリー . . . 本文を読む
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高松空港から大窪寺、白鳥温泉

2017-03-27 06:31:07 | 日記
高松空港から大窪寺まで直線距離で30キロ弱。初めは公共交通機関を利用しようと思っていたのだが、調べた結果、空港からいったん高松駅まで行き、そこから電車バスを乗り換える必要があり3時間ほどかかることがわかった。そこで、翌日の準備運動をかねて空港近くのバス停、岩崎から塩江(温泉)までバスに乗り、そこから歩くことにした。 バスに25分乗り、塩江温泉から歩き始めたのが10時45分、大窪寺に着いたのが14 . . . 本文を読む
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出発

2017-03-06 22:21:28 | 日記
このころの日の出は5時過ぎと旅館の人に聞いたので、4時半にスタートした。旅館を出るときは懐中電灯が必要だったが、歩いているうちに空が白んできた。5時半にうさぎカフェから30メートルほど手前の、棚田に通じる道から入り、5分ほど歩いた小さな峠の右側が登り口である。最初は平坦で踏み跡もついていて歩きやすかったが、次第に急坂があったり、アップダウンが何度もある。 この日は特別、体調が悪かったわけでもな . . . 本文を読む
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2017-03-06 12:35:56 | 日記
白鳥温泉旅館には、3時前に着いた。ここは境目から4キロほど東にあるため、明日は同じ道を戻る必要がある。そこでひょっとして白鳥温泉から直接、讃岐山脈に向かう道はないかと考え、地元の人に尋ねようとしてみた。まず旅館の人に尋ねたら、意外なことに、地元といっても、みんな車で通っている人が大半で、そんな道があるかどうかは知らないという。それでも「あの人は地元なので尋ねてみたら」と紹介してもらった食堂の女性が . . . 本文を読む
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2017-03-06 07:38:00 | 日記
いきなり11時間み以上歩くことには自信がなかったので、私は高松空港から歩き始め、南に下り塩江温泉で一泊し、標高946メートル大滝山にある別格二十番大滝寺を打ち、そこから讃岐山脈を峰伝いに歩き、大相山(991メートル)をかすめて、国道193号線と国道377線が合流する中山にある金比羅神社に抜けて、八十八番大窪寺の4キロ手前にある旅館竹屋敷に泊まった。この間はとても快調で意識的に飛ばしため、おそらく標 . . . 本文を読む
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探索

2017-03-04 18:16:10 | 日記
そこでまず書店で、山登りの本を探してみた。もともと香川県で登山という話はあまり聞かない。何しろ千メートルをこえる山は竜王山(1059メートル)、大川山(1043メートル)の二つしかない。しいて有名な山というと源平合戦の舞台として知られている屋島(標高292メートル)ぐらいではないか。 それでも山好きはいるようで香川県の山(山と渓谷社)には42の山が紹介されている。しかし私が辿ろうとしているコー . . . 本文を読む
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道を探す

2017-03-04 18:13:49 | 日記
八十番大窪寺を打ち、無事結願となった。しかし、飽きっぽい私がよく廻ったなという感慨はあったが、特別何かを掴んだという気持にはなれなかった。  もともと特別の願をかけていたわけでも無いし、御利益を期待したわけでも無いせいかもしれない。ただ言えることは、この体験のお蔭で歩くことに抵抗がなくなったこと、そしてお遍路病にかかったしまったという変化はあった。  そういうわけで、私は次に何かをしたくなった。高 . . . 本文を読む
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2017-03-04 15:15:31 | 日記
翌朝は7時過ぎに出発。お昼前、八十番国分寺付近を歩いていたら呼び止められた。そこはちょうど四国遍路のイベントをやっていて、お茶などの接待がった。接待役の小学生が私に「どうしてすお遍路をているのですか?」とインタビューをしてきた。  私にとっては小学生からそんな質問を受けるとは思わなかったのて、なんとか返答をしたが、しどろもどろになってしまった。あまりにもみっともなかったので、早々そこをたった。 そ . . . 本文を読む
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