吹く風ネット

大雨の戒め

 武士道を説いた『葉隠』という書物に、「大雨の戒め」というくだりがある。

「普通、人は急に雨が降り出すと、慌てて走り出したりするものであるが、最初から雨が降るもの覚悟を決めておけば、急に雨が降り出しても慌てなくてすむ」

 中学生の頃に読んだので、あまり詳しく覚えてないのだが、だいたいこういう内容だったと思う。備えあれば憂いなし、ということを言いたかったのだろう。まあ、この場合は物の備えではなく、心の備えであるが。

 たしかに、雨の日に慌てると、ろくなことがない。水たまりにはまりこんで靴の中までびっしょり濡れたり、悪くすればこけたりする。

 専門家の話では、歩いても走っても濡れる量は変らないと言っているのだから、走って損をするよりも、ゆっくり冷静に歩いて行ったほうが賢明である。こういう心がけも、雨具の一つと言っていいだろう。

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