吹く風ネット

小学3年生の頃


1、
 小学3年生の頃、ぼくは「~じゃん」という言い方をよくしていた。『おそ松くん』独自のものだと思って真似ていたのだ。
 中学の時、横須賀の親戚が遊びに来たことがあるのだが、叔父や叔母があまりに「~じゃん」と言うので、「この人たちも“おそ松くん”を読んでいたのかなあ?」とぼくは思ったものだった。
 その「~じゃん」が関東の方言だと知ったのは、20歳の時に上京してからだった。

2、
 同じく小学3年生の頃、2学期だったか、ぼくが隣の席の友だちとおしゃべりばかりするので、席替えさせられたことがある。
 ある日、その友だちの親が、
「しんた君と同じクラスだと勉強ができんから、違うクラスにしてくれ」と怒鳴り込んできたのだ。
 担任は 、
「クラス替えは出来ない」と突っぱねた。
 それでもその親がしつこく言うので、
「じゃあ、席を替えましょう」ということになったわけだ。
 あとで担任に、
「あんたがペラペラ喋るけ、こんなことになるんよ」と文句を言われたのだった。

3、
 当時ぼくはソロバン塾に通っていた。そこでもおしゃべりは続いた。先生からソロバンで何度頭を叩かれただろう。
「学校で充分喋ってきたんだろうから、ここでは静かにしなさい!」といつも言われていた。
 こんなことだから、なかなか昇級しなかった。他の人の3倍はかかったと思う。
 ソロバン塾には3年間通ったが、結局4級までしか取れなかった。普通は1年くらいで取れる級である。塾をやめる時、先生から
「もうちょっと落ち着きを持たないと、何をやってもだめだ」と言われた。
 ぼくは「落ち着きって何?」と思っていた。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事