『いま』
いま、いやな時が続いています。
早くここから抜け出したいのです。
時の続く限り少しの夢が欲しいのですが、
時は冷たく過ぎ去っていきます。
いま、いやな雨が降り続いています。
もう傘には穴が開いているのです
ちょっとだけ傘を直す時が欲しいのですが、
雨はいつまでも降り続いています。
いま、いやな時が続いています。
そして時は冷たく過ぎ去っていきます。 (1975年6月作)
いま、いやな時が続いています。
早くここから抜け出したいのです。
時の続く限り少しの夢が欲しいのですが、
時は冷たく過ぎ去っていきます。
いま、いやな雨が降り続いています。
もう傘には穴が開いているのです
ちょっとだけ傘を直す時が欲しいのですが、
雨はいつまでも降り続いています。
いま、いやな時が続いています。
そして時は冷たく過ぎ去っていきます。 (1975年6月作)
学生の頃までは雨が嫌いだった。
雨を遊ぶ余裕を持ってなかったのだ。
そのため、梅雨は一年中で一番嫌いな季節だった。
梅雨入り頃に1学期の中間テストが、梅雨明け頃に期末テストがある。
これも梅雨という季節を嫌いにした原因の一つだった。
じめじめした気候に加え、外で遊べないというストレスも加わる。
とにかく学生時代は、梅雨といえば、心身共に非衛生な季節だと思っていた。
「梅雨さえ終われば、楽しい夏休みが来る」
と自分を精一杯励まして、この季節を乗り越えていたものだ。