1,水中を飛ぶ人間
あるテレビ番組で、ペンギンは空中を飛ぶことは出来ないが、水中を飛ぶことは出来ると言っていた。つまり泳ぐということで、確かにその泳ぐ姿は、空を飛んでいるように見える。
この理屈からすると、生身の人間も空中を飛ぶことは出来ないが、水中を飛ぶことは出来る、ということになる。だが、人間の泳ぐ姿はペンギンほどスマートではなく、とても飛んでいるようにには見えない。
2,空気の感触
話は変わるが、例えば生身の人間が水の中に入った時、水の感触を感じるものだが、例えば魚が陸に上がった時、彼らは空気の感触を感じるのだろうか?もし感じるとしたら、それはいったいどんな感じがするものなのか。
実は人間はかつてその感触を味わっているのだ。そう産まれた時だ。しかし、おそらくほとんどの人がすっかり忘れてしまっているにちがいない。もし覚えている人がいたら、教えてもらいたいものだ。