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吹く風ネット

部屋が散らかっている

 部屋が散らかっている。片付けようとは思っているのだが、どこから手を付けていいかがわからない。その大半が本で、あとCDだの楽器だのが部屋の中をゴロゴロしている。元々狭い部屋なのに、そのものたちがさらに部屋を狭くしている。

 こういう場合、まず大半を占めている本を片付けていけば、あとは自ずと片付くのかもしれない。だが、本を片付けようにも、書棚が目一杯詰まっているために、置き場がないのだ。

 現在ぼくの部屋には、大小の書棚が7つある。小さい書棚は、重ねたりクローゼットに押し込んだりして、なるべく邪魔にならないように配置しているのだが、それがもう限界なのだ。そのため、書棚を増やそうにも増やせない。

 こうなったら、読まなくなった本を処分するしかない。しかし、ただで処分するのももったいない。ということで、ブックオフなどの古書店に売りにいこうと思っているのだが、そういう店の売れ筋と思われるコミックは絶対売りたくない。なぜなら、ぼくは気に入ったコミックしか揃えてないからだ。

 また、けっこう値が張ると思われる専門書も売りたくない。東京にいる頃から、必死に探し回った本ばかりである。しかも、なけなしのお金で買った本なのだ。それゆえに、手放すことはしたくない。

 となると、残るのは新書や文庫くらいである。だが、こういうのはいい値で取ってくれない。ぼくのように、偏った趣味の人間が持っている本なんて、誰が欲しがるだろうか?仮に取ってくれたとして、まとめて100円とかがいいところだろう。

 そういえば、東京にいた頃に生活に困って、神田の古書街に本を売りに行ったことがある。その時に持って行ったのは、新書とコミックで、大きな紙袋2つ分だった。

 古本屋のおっさんは、その本を見るなり、顔を曇らせた。そして、いっときの沈黙のあとに言った。
「こういう本は価値がありませんから、大した値段はつきませんよ。それでいいですか?」
 ぼくはその時、とにかくお金が欲しかったので、「それでいいです」と答えた。
「まあ、どの本も程度はいいみたいですから、少しおまけしておきましょう」
 ということで、もらったお金は1000円だった。

 今は、昔ほど新書に価値がないから、おそらく段ボール2箱で、ようやく1000円くらいではないだろうか?しかし、ただよりはいい。なるべく早いうちに持って行くようにしよう。

 あ、そうだった。そうなると、書棚から本を引っ張り出して、選定しなければならない。そういう面倒なことをやると、その後何もしたくなくなるのだ。さらに部屋は散らかるだろうなあ・・・。


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