足の踏み場だけはある部屋

　ラジオなどでいい曲を聴くと、すぐにＣＤを買いたがる癖がある。もしもその癖を直していたら、もう少しお金が貯まっていたかもしれない。
　これまで何度も何十度もそういうことをやってきたから、お金は減るしＣＤは増える。しかもそのＣＤ、一般受けしない個人の趣味ものばかりだから、おそらくは売れはしないだろう。だからいざという時に役にも立たない。
　とはいえ、売る気なんてないんですよ。だって個人の趣味で買ったものだから、そうやすやすと手放すことは出来ない。これは本も同じことだ。
　おかげでぼくの部屋は、ＣＤや本に占領されているのです。寝る場所なんかまったくないし、ＣＤや本の隙間に出来た小道を歩くのが、精一杯なんです。
　ということで、ようやく今、パソコンの前にたどり着いた次第でございます。