アラフォー発達障害者、母になる。

アラフォーで出産した私。育児は大変だけれど、楽しい。カワイイ息子がいるから頑張れる。

発達障害の洗礼再び!!ケアレスミスが目立つ

2016-10-15 17:43:02 | 出産ストーリー
毎日3時間おきの授乳にオムツ替え。
グズったり泣き出したらあやす。

食事をしながら坊ちゃんを抱いたり、

あやす為に部屋の中を歩き回っていたり。

慣れない事だらけで疲れがたまり、授乳が慣れなくて
授乳に1時間以上もかかり(ここまで時間がかかる人は私だけ)
余裕が無くなり、シャワーを浴びる時間もありませんでした。

出産をしてから休む時間が足りません。
帝王切開だから楽なんて事はありませんし、帝王切開の痛みがあっても
坊ちゃんのお世話は休めません。

疲れが溜まり、ケアレスミスが増えてきました。
元々ミスが多い私。疲れているとミスが目立つのです。

土曜日で見舞い患者さんが沢山いる病院。
私は授乳を終え、パシャマの胸元が大きく空いたまま
病院の廊下を歩いてしまいました。(パジャマのボタン閉め忘れた)

あとは、坊ちゃんの検温を忘れたり、
赤ちゃん用の体重計の計りの電源を何度も消し忘れたり、
持ち物を授乳室に忘れていったり、

ミルクを何cc与えたか忘れたり、
保温機にミルクを入れる時に哺乳瓶に自分の名前の札を付け忘れたり、
(幸いどこに入れたか覚えていたので助かった)

授乳室に入ってから手を洗い忘れ、母乳マッサージを忘れ、

先生の検診の時に便秘薬の処方をお願いするのを忘れ、
様々なミスが目立ちました。
(この時は助産師さんが便秘薬の処方を先生にお願いしておいてくださった)

会社でなく給与が発生しないし利益をあげなくていいので
幸いでした。これが会社でしたら、大変な事になっていたでしょう。

助産師さんたちは「桃園さんは真面目で毎日授乳室で緊張していて、ミスが出ているだけ」
と捉えていました。(本当は発達障害特有のミスが目立つだけなんですが)


助産師さんの提案

2016-10-15 17:39:46 | 出産ストーリー
授乳が辛いのであれば搾乳(母乳を自分で搾り取る)をして、
ミルクに与えてみてはどうかと提案されました。

試しに乳首を加えさせ嫌がられたら搾乳をして
ミルクに混ぜて与えることにしました。

そうしたら気が楽になりました。

私は初産婦であり、母乳が出るほうではないので、
退院後はミルク中心、母乳少々でやっていこうと思いました。




助産師さんに愚痴を吐く

2016-10-15 17:07:33 | 出産ストーリー
私「ウチの子はおっぱいを嫌がるし、ものすごく泣くし、どこかおかしいんじゃないでしょうか。
こんなに泣く子は見た事がありません。

他の子は泣かないでおっぱい飲めているし授乳室に行くのが恥ずかしいですよ。」


助産師さん「桃園さん。よそのお子さんと比べても意味がありませんよ。桃園さんも
蓮君も何も悪い事はしていませんし、恥ずかしがることはありません。

泣いているお子さんは他にもいます。

うまくいっているように見えているお母さんでも心の中では色々な不安があるかも
しれませんし。」

と、ピシャリと言われました。

いや。他のお子さんは確かに泣いていますが、
ギャン泣きはしていないですよ。と、までは言えないですが。

他の助産師さんは
「子育てで行き詰ったら保健センターがありますし、
我々助産師もいますので何かあれば頼ってください。」

私は新米ママ。坊ちゃんは新米赤ちゃん。

どちらも飲ませるのも飲むのも初心者。
ダメだよ、他の赤ちゃんと比べては。比べていいのは
過去の坊ちゃんだけ。

出来なくて当たりまえと分かって
いるけれど、帝王切開の痛みがある中の授乳やお世話は辛い。

ちょっと腹筋を使えば痛いし。トイレで用を足すと傷口が痛いし。

でも、育児で困ったら相談出来る所があるので何かあれば
頼れる所に頼ろうと思いました。


坊ちゃんがおっぱいを拒否するのでまるで私が否定されているみたいに
感じました。



学生時代は勉強や運動が出来ない。社会人になれば仕事が出来ない。
母親になれば育児が出来ない。

出来ないだらけで情けなくなりました。坊ちゃん、こんなお母さんでいいの?

病院という狭い社会では赤ちゃんのお世話の事しか頭になくて
前向きに考えられない。病院という定型集団中心の中で過ごすと
自分が劣っている所やミスが誰よりも目立つので落ち込んでしまう。
定型の人達の前では卑屈になってしまう。

出産でホルモンバランスが乱れたせいなのか
ネガティブな気持ちでいっぱいになりました。


翌日になると自然と落ち着いてきてネガティブ思考が薄れてきました。


病院には助産師さんたちがいるし、分からない事があれば
話しやすそうな助産師さんや優しそうな助産師さんに聞けばいい。

退院したら保健センターにも助産師さんや保健師さんがいる。
保健センターに連絡すればいい。保健センターの赤ちゃん検診がある。
自宅に直接訪問もある。

当事者で子育てに自信が無くても大丈夫。子供は母親だけで育てようと
抱え込む必要は無い。

発達障害があると育てる自信が持てない人がいるかもしれないですが、
頼れる機関がありますし、色々な人や機関を頼りながら
時には迷いながら悩みながら不器用に子育てをするのもアリだと
私は思います。








授乳室で謝る私

2016-10-15 17:00:00 | 出産ストーリー
坊っちゃんがギャン泣きするのはオムツ替え、着替え、おっぱい飲ませる時。
ギャン泣きする度に授乳室で私が小さくなって周りのお母さん達に
謝るのは辛かったです。

ギャン泣きしている坊っちゃんは何も悪くないので虐待しそうになるという
危ない発想にはなりませんでした。命がけで産んだ我が子は
ギャン泣きしても大事で可愛いものです。


坊っちゃんの気質や性格は私の遺伝子を受け継いでいる予感がしました。

坊っちゃんは発達障害の可能性はあるのだろうか。

気になって仕方がないけれど、産まれたてでは
分からないだろう。

「発達障害かどうか」そればかりが頭一杯になっていたら
坊っちゃんが可愛そうだし、坊ちゃんの可愛らしさを楽しむ事が
出来なくなるかもしれない。

プクプクのほっぺた。
ゲップしたときの表情。

あくびした時の顔。

眠っている時の顔。

この時期にしか見せない可愛らしさがあるのだから
発達障害かもと気に病むより
目に焼き付けておいたり、見て楽しんでおこうと思いました。



茹でダコ坊ちゃん

2016-10-15 16:58:10 | 出産ストーリー
まるで授乳室は会社のよう。お母さんたちは会社員、助産師さんたちは
上司のようなモノでした。

私は飲ませるのがヘタで坊ちゃんが飲めなくてキーキー怒っていました。

「オギャー!オギャー!オギャー!」凄く大きい声でギャン泣きで
恥ずかしかったです。坊ちゃんはタコのように顔を真っ赤にしていました。

まるで茹でダコのようでした。

なかなか飲めないと「グガガガガ・・・、ギギギギギギギ・・・。」
凄いな。どっから声出してるの?(汗)

かんしゃくを起こし、パニックになっていて更に飲めなくなりました。

なんでそんなに泣くの?おっぱい与えるのがこんなに大変だとは知らなかった。

私のあげ方がヘタなのは分かるんだけど。

他の初産婦さんは赤ちゃんを泣かさないであげられているのに。
他の子はギャン泣きしないし。ああ、恥ずかしい。

私の母は私を育てながらこういう思いをしてきたのかもしれないと
母の気持ちが分かりました。

よその子と比べてウチの子はアレが出来ない、コレも出来ないと
思ったり、私が出来ない事で恥ずかしいと思った事もあっただろう。

私は親を困らせる気も悪気も無い、誰も悪くない。

こんなに泣くなんておかしい。もしかしたら発達障害の気があるのでは?
当事者だと乳首を嫌がる子が居るって聞いたことあるし。
(乳首を嫌がるから発達障害だとは必ずしも限りません。私は乳首を嫌がらない
赤ちゃんでした。)

当事者(私)が当事者を産んでしまった?
誰も悪くないけれど、悪いことをしたような気持ちでいっぱいでした。

授乳の度に助産師さんに介助をして貰いながらおっぱいをあげる日々。

泣きたくなりました。

学生の頃は勉強や運動が出来なくて虐められたリバカにされた。

社会に出てから仕事が出来なくてパワハラや虐めにあった。

母親になってから育児が出来なくて授乳室でみじめな思いをする。

新しい事をすれば私は出来ない事につまづく。
頭では起こりうる事と分かっていたけど、直面すると辛い。

子供を産んで育てて成長を楽しみたい
という事は贅沢な事だったのだろうか。身の丈に合わなかったのだろうか。