異種移植

あたらしい一週間の始まり。
温かいですが、朝から雨です。
今日は昼から4件の往診の予定です。


心臓移植が必要な患者さんに対して、移植用の心臓は全然足りていないのが現状です。
それに対してブタの心臓を人間に移植する発想は以前からありました。

異種移植は臓器不足を解消する手段として、ニュージーランドやロシアなどでブタから人への移植が２００例以上行われています。
国内での実施例はまだありません。

明治大や京都府立大などのチームは、人への移植用のブタを作製したとして、日本異種移植研究会で発表されます。

異種移植」に関する国の指針に基づき、移植用動物を作ったのは初めてです。
来年初めには民間企業と共同でブタの供給を始める方針ということです。

患者さんにとっては朗報です。
国の指針に基づくものです。
変な感情だけで流されることなく、治療の一つとして見ていきたいと思います。