昼から往診の後、3歳児検診に行ってきます。
政府は、高齢がん患者に対する抗がん剤治療の効果について大規模な調査に乗り出す方針を固めたと報道されています。
高齢者にとって身体的な負担の重い抗がん剤投与による延命効果を疑問視する声もあるため、大規模調査に基づく科学的分析が必要と判断した ということです。
最近の抗がん剤は本当によく効きます。
その一方で、非常に高価です。
癌に対する医療費は急激に増加しています。
厚生労働省や国立がん研究センターは、２００７～０８年に同センター中央病院で受診した約７０００人のがん患者を対象に予備調査を実施し、「７５歳以上では、抗がん剤投与の有無と生存率の差が小さい可能性を示唆する」としています。
厚労省は、全国の病院のがん患者の治療データを都道府県を通じて集約する「全国がん登録」制度などを活用して大量のデータを集め、詳細な分析を行う方針ということです。
政府はマスコミを使って、国民の反応を見ています。
治療の選択はあくまで、患者と家族が決めることです。
経済効率だけで議論することは避けてほしいと思います。
