新名眼科 院長日記

感染症 水痘

今朝も涼しく雲ひとつない快晴でした。


大阪感染症情報によると、第42週は前週から10.0%増え、1596例の報告がありました。
一番多かったのは感染性胃腸炎で、A群溶連菌咽頭炎、手足口病、水痘、RSウイルス感染症の順でした。

感染性胃腸炎は前週の9%増の561例、A群溶連菌咽頭炎は9%増の238例、手足口病は10%増の169例でした。

水痘が56%増の162例で、5週連続で増えています。

水痘はみずぼうそう とも言われ、軽く思われがちですが、国のワクチン評価に関する小委員会報告書でみると、毎年約100万人の患者さんが発生、4000人が重症化のため入院、20人程度が死亡しています。

合併症としては、水疱部位の細菌性二次感染や急性小脳失調症、髄膜脳炎などがあります。

また、妊婦が妊娠初期に感染すると2%で胎児や新生児に重篤な障害を起こす可能性があり、出産5日前~出産2日後に妊婦が水痘を発症した場合、抗ウイルス治療が行われないと新生児は生後5~10日ごろ水痘を発症して約30%が死亡すると言われています。

水痘は例年今頃から春にかけて流行する傾向があります。
水痘が重症化しやすい方と接触する方、医療関係者、妊娠を希望する女性の方で水痘が未罹患の方はワクチン接種をした方が安心です。
ワクチンは一回接種での有効率は80~85%(重症化は100%防止)といわれており、2回接種が望ましいといわれています。
必要なある方は考えてみてください。。



車のボンネットの上でバッタが休憩をしていました。
本当に いい季節です。。

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