新名眼科 院長日記

リハビリ

今日も寒いですが、寒さのピークは過ぎたようです。
雪による死者も出ています。
まだ注意が必要です。
今日は昼から東成区の災害時対策の研修会に参加の予定です。


三大疾患と言われる脳卒中。
最初の障害が大きいと後遺症が残り、治療は長引くことが多くあります。
一旦障害された神経は回復するのにすごく時間がかかります。
慶応大学のチームは脳卒中患者の意思を脳波の変化から読み取って、麻痺した手の指を機械で動かし、神経の回復をはかるリハビリ機器を開発。
製品化に向け、慶応大学とパナソニックが医師主導の臨床試験(治験)が3月にも始まります。
3年後の発売を目指すということです。

慶応大学の里宇明元 教授(リハビリテーション医学)と牛場潤一准教授(理工学)らのチームは、手の指を伸ばそうと考えた時の脳波の変化を解析。
頭に着けたセンサーがこの変化を検出すると、機械が指を伸ばし、同時に腕に電気刺激を加える機器を開発しました。
脳波と連動した動作や電気刺激を繰り返すことで、神経回路の修復が促されるということです。

これまでの研究では、手の指が全く動かせなかった患者42人に、この機器による1日40分の訓練を通常のリハビリと合わせて10日間行うと、29人が指を動かせるようになりました。

治験は、慶応大学病院など4病院で、約20人の患者に装置を使ってもらい、効果と安全性を検証することになっています。

大手電機メーカーと取り組むことで商品化の道が開けます。
今までできなかった治療ができるようになります。
早く商品化して欲しいと思います。
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