大阪感染症情報によると、第47週は前週から7%増の、2094例の報告がありました。
一番多かったのは感染性胃腸炎で、A群溶連菌咽頭炎、水痘、手足口病、RSウイルス感染症の順でした。
感染性胃腸炎は17%増の904例、A群溶連菌咽頭炎は微減の349例、水痘は6%増の289例でした。
インフルエンザはAH3亜型が散発しています。
今回はロタウイルスの話が一緒に載っていました。
ロタウイルス感染症は毎年2月から5月に流行します。
糞口感染で潜伏期は1~3日。
症状は嘔吐、水様下痢、発熱、腹痛が4~7日持続します。
重症化すると急性脳炎、脳症の原因にもなります。
治療はとくにはないため、対症療法で水分補給が大事になります。
世界中の小児の95%が5歳までに感染すると言われ、全世界では年間60万人の乳幼児が死亡していると報告されています。
日本での死亡例は10人/年ほどですが、78000人が入院すると推定されています。
海外では2004年にロタウイルス予防ワクチンが初めて発売され、2009年にはWHOが世界中の乳幼児に対してワクチンを推奨しています。
日本では今年の7月に承認され、11月21日に販売が開始されました。
このワクチンは経口の生ワクチンで、1回1.5mlを4週間以上あけて2回経口摂取します。
有効性についてはロタウイルス胃腸炎全体を79%減少し、重症ロタウイルス胃腸炎を90%減少、入院を96%減少させたと報告されています。
生後6週から摂取できますが、全額自己負担になります。
他にも大切なワクチンがあるため、効率よく摂取できるようにかかりつけの小児科医とよく相談してみてください。。
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