大阪でも25℃を超える予報です。
昼から1件の往診の予定です。
これからは再生医療の時代。
そのなかでもiPS細胞とES細胞が中心になっています。
国立成育医療研究センターは、ES細胞から作った肝細胞を、生まれつき重い肝臓病のある赤ちゃんに移植する治験を国に申請しました。
ES細胞を使った国内での人を対象にした研究は初めてで、世界的にも肝臓への移植は初めてです。
治験対象は、肝臓で特定の酵素が働かないため毒性のあるアンモニアが分解されずに血中にたまる「尿素サイクル異常症」の赤ちゃん。
肝臓移植が根本的な治療ですが、肝臓の大きさから生後3か月以降でなければ行えず、それまでに亡くなってしまうケースもあります。
計画では、来年までに数人の赤ちゃんに、ES細胞から作製した正常な肝細胞を、肝臓につながるおなかの血管に注入します。
体調が安定したら肝臓移植を行います。
そして摘出した肝臓を調べ、移植した肝細胞が定着して機能したか検証されます。
治験責任者の福田晃也外科医長は「有効性と安全性を確認できれば、急性肝不全など他の病気の治療に拡大したい」ということで、肝臓の再生医療製品の開発につなげる方針です。
尿素サイクル異常症はまれな病気ですが、治験に成功すれば他の肝臓疾患にも応用されます。
安全性を確かめ、実用化してほしいと思います。
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