他人の細胞から作ったiPS細胞で網膜の細胞を作製し、患者に移植する理化学研究所などの臨床研究について厚生労働省の再生医療等評価部会は2月1日、計画を了承しました。
今年前半にも手術が行われる予定です。
最初の臨床実験では移植手術まで7か月、費用も1億円かかったと言われます。
これではとても多くの患者さんに使用することはできません。
そこで次の段階として、「他人のiPS細胞で作ったシートを使用することが出来れば、実用化に向けて大きなステップになります。
今回は、拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者の血液から、あらかじめ作って備蓄したiPS細胞を使用。
患者自身の細胞から作る場合と比べ費用は5分の1以下、移植までの準備期間も約10分の1に抑えられる見込みです。
京都大iPS細胞研究所が備蓄している他人由来のiPS細胞を使って、理研が網膜細胞を作製。神戸市立医療センター中央市民病院と大阪大病院で計5人の患者に移植し、安全性と有効性を確認します。
新たなステップに動き出しました。
眼で成功すると他の分野でも研究が進むことが考えられます。
是非成功してほしいものです。
最新の画像もっと見る
最近の「健康」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事