NPO法人市民後見センターいちょう

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八王子市後援名義使用実績報告書

2014年12月22日 | 定例会議
八王子市後援名義使用実績報告書

講演会「認知症高齢者を地域で支える!」

平成 26年11月23日13時30分 ~ 同日16時30分

来場者数 (観客のみ。スタッフを除く) 60人

(有 料(資料代)49人・無 料11人)

(行事の内容)

「認知症高齢者を地域で支える!」というタイトルの下、講演会とパネルディスカッションを行った。
講演会では、日本慢性期医療協会副会長で永生会病院理事長の安藤高朗氏に「医療と介護の連携」、日本認知症グループホーム協会副会長で社会福祉法人泉湧く家理事長の宮長定男氏に「認知症グループホームの現場から」と題した講演をしていただき、その後、八王子市高齢者いきいき課長石黒みどり氏から八王子市の認知症高齢者施策の説明を受けた後、以上3氏と当NPO理事長山岸聰雄が「市民後見人の活用」についてのパネルディスカッションを行った(コーディネーターは当NPO顧問佐藤弘)。

(実績・効果)

 介護の専門職の方や一般市民など、幅広いジャンルの方の参加があった。
講演会では、講師の分かりやすい熱意ある講演、パネルディスカッションでは、八王子市の認知症高齢者への施策を紹介いただいた後、時に専門用語が飛び出す「市民後見人について」を論点とするディスカッションが行われた。

 パネルディスカッションでは専門的な話も交え、今後認知症高齢者が増加し成年後見人がますます必要になってくることから始まり、市民や市民のNPOが後見人になることについてまでが、諸氏の(専門の)立場からディスカッションされ、「本当にいい刺激をいただいた」という市民からの声が多く寄せられた。
市民の認知症高齢者への医療と介護、成年後見制度利用への関心が高まった。

(その他特記事項)

 成年後見制度がまだまだ市民から認知されていないことも実感した。パネルディスカッションでは
医療従事者が後見人になるのもいいのではないかという一考に値する意見も出された(医療施設利用面での利益相反の問題が生じる惧れがあるが)。高齢者の増加とその孤立化がクローズアップされるなか、これらに地域で取り組む民意の形成が必要。市民後見人が役割を得て果たしていきたいと考える。