祀龜洞雑録 blog

[旅譜&片影]鹿児島散策(平成22年1月30日)

 日本愛玩動物協会の「平成21年度 人と動物の共生を考える公開セミナー」に出席するために鹿児島に行ってきました。鹿児島市街を訪れるのは初めてのことであります―

 
 ▲鹿児島空港

 朝6時50分羽田発の飛行機で鹿児島空港に着いたのはおよそ2時間後。そのまま市街地へはバスで40分ほどでしたから、10時少し前には鹿児島中央駅にいました。いまの交通網ってスゴいなぁ。おかげでたっぷり歩き回れましたよ。

 
 ▲若き薩摩の群像(鹿児島中央駅)

 鹿児島中央駅では『若き薩摩の群像』が迎えてくれました。江戸時代末期に渡英した薩摩藩士たちの銅像です。当時もちろん海外への渡航は国禁。であったにもかかわらず、後の世を見据えての薩摩藩の大英断で、若者たちは留学を果たしました。像になっているのは、新納久脩・寺島宗則・五代友厚・町田久成・村橋久成・畠山義成・名越時成・鮫島尚信・田中盛明・中村博愛・森有礼・吉田清成・市来和彦・東郷愛之進・町田実積・町田清次郎・長沢鼎…の17名。何人ご存知です?

 
 ▲市電唐湊線

 街での移動の足としては路面電車が便利。(わたしは徒歩派ですが)こういう風景を見ると、遠出していることをしみじみと実感します。

 
 ▲ザビエル滞鹿記念碑

 そこらかしこに偉人の像が林立していることに驚いた鹿児島市街。中でもいちばんビックリしたのが、このフランシスコ・ザビエル像でした。あまりにも有名なこのスペイン生まれの宣教師が、鹿児島から入国していたということを、迂闊にもわたしは知りませんでした。碑にはその記念すべき上陸日が記されていました。天文18年7月22日。現代の暦に直せば1549年8月15日です。

 
 ▲西郷隆盛銅像

 鹿児島に数ある像の代表格は何といっても西郷隆盛の像。最期の地である城山をバックに、陸軍大将の服装で立っているのは、浴衣姿の上野の西郷さんを見慣れている目には、少々違和感も。ですが、お顔にしろ、軍服姿にしろ、地元鹿児島の方々からすれば、こちらのほうがよりリアルということらしい。

 
 ▲黒豚とんかつ定食(黒かつ亭)

 ここで早めの昼休み。せっかくなので薩摩の黒豚を賞味することにしました。入ったお店は『黒かつ亭』。このボリュームで980円はお得でしょ?もちろん、ご飯とキャベツはお替わり自由です。美味しゅうございました。

 
 ▲霞んだ姿の桜島

 鹿児島で観たかったものナンバーワン桜島…でしたが、この日の気温は15度を超え、風もなかったためか、残念ながら島はぼんやり霞んでいました。それでも最高標高1,117mの活火山の威容はやはり素晴らしかったです。ところで、桜“島”ですが、いま現在は大隈半島と陸続きです。これは大正3年(1914年)の噴火に由来するとのこと。

 
 ▲鹿児島港南埠頭

 桜島を観るために港まで足を運びましたが、そこが鹿児島の島嶼への玄関口であることはすっかり失念していました。屋久島や種子島、奄美やトカラといった島々に行く船が出航する場所…行きたいなぁ。絶対また来よっと。もちろん今度は船に乗るためにね。

 
 ▲かごしま県民交流センター研修室

 おっと、忘れちゃならないミッションがあった。セミナーの発表です。鶴丸城(鹿児島城)近くの『かごしま県民交流センター』で行われたのですが、クサガメの話がウケたかどうかは…微妙かも。でも「興味深かったです~」とおっしゃってくれた方もいたので、ま、それでよしとしましょ。

 
 ▲黒豚チャーシュー入りラーメン(こむらさき)

 セミナー終了後、夕飯にはちょっと早かったのですが、せっかく来たのだからと、ご当地ラーメンの店を探してみました。入った店は天文館の『こむらさき』。鹿児島ラーメンは初めてでしたが、これが絶品!何とも個性的な逸品で、実においしゅうございました。

 
 ▲鹿児島空港足湯『おやっとさぁ』

 そんなこんなで鹿児島空港に戻ったのは、そろそろ19時になろうかという頃。空港の施設で利用無料の足湯『おやっとさぁ』(鹿児島弁で「おつかれさま」という意味らしい)にて、疲れた足をほぐしてから飛行機へ。

 <平成22年1月30日(土)鹿児島散策>
 羽田空港 →[飛行機]→ 鹿児島空港 →[バス]→ 鹿児島中央駅 
 ~[徒歩]~ 天文館・城山・鹿児島港・かごしま県民交流センター等
 ~ 鹿児島中央駅 → 鹿児島空港 → 羽田空港
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