祀龜洞雑録 blog

富津へ(夏休み家族旅行/後編)

 出かける前はお天気が気になったのですが(関東は地域によっては荒れ模様)、おかげさまで内房は薄曇りでときどき陽射しが降りそそぐという、海水浴にはもってこいのお天気となりました。8月11日(土)は最高気温30度、12日(日)は時間帯によっては雨がぱらつきましたが、最高気温31度―

 
 ▲弁天山古墳(富津市小久保)

 せっかく富津に来たので、朝の散歩がてら、ひとりで近所の古墳を見物してきました。5世紀後半に造られたとされる国指定の史跡「弁天山古墳」は、富津市中央公民館とJR内房線の間に位置する前方後円墳です。

 
 ▲弁天山古墳の石室

 古墳はすっかり整備されていて、建物で覆われた(竪穴式)石室には、天井石がそのままの姿で置かれていました。関東では珍しい「縄鞄ヒ起」がある形状もバッチリ。

 
 ▲古墳からは東京湾が一望

 古墳の上に立てば眼下に広がる浦賀水道。かつての須恵国の首長が、死後も見つめ続けようとした視線の先は、海そのものだったのでしょうか?それとも遠く畿内だったのでしょうか?

 さて。

 1泊2日の家族旅行もいよいよ後半戦。午前中は再び海水浴場で遊んで…

 
 ▲また海の水のんだぁ~

 お昼はこれまた昭和の香りあふれるニコニコドライブイン(富津市忠ェ/国道127号線沿い)にて、刺身や煮付けをいただいて…

 
 ▲メゴチの煮付け(ニコニコドライブイン)

 さらには「せっかくだから」と生涯初の東京湾アクアライン「海ほたるSA」で大休憩…

 
 ▲海ほたるで足湯休憩

 …と、絵に描いたような家族旅行を満喫してきました。

 思い返せば、わたしが子ども時分は、まだアクアラインはおろか館山自動車道だって存在していませんでした。当時(埼玉県越谷市から)房総に海水浴に行くとなると、未明に出発して自動車びっしりの海岸沿いの道を半日がかりで移動して…というのが当たり前でしたから、当時のオトウサンたちの苦労はいかほどだったことか。おかげで今はずいぶんと便利になりました。先人たちに労苦にひたすら感謝です。

 
 ▲海ほたるSAから木更津方面を望む

 いつかふたりの娘が親になる頃、その子どもを連れて房総の海に行くときに、はたしてこの国はどんな「かたち」をしているのかな?

 ☆富津へ(平成24年8月12日)
 さざ波館 ~[徒歩]~ 弁天山古墳・大貫中央海水浴場 →
 [自動車/国道127号] → ニコニコドライブイン →
 [館山道・東京湾アクアライン・海ほたるSA・京葉道]→ 小岩
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