函館動脈硬化懇談会

函館動脈硬化懇談会は道南地区の動脈硬化研究グループです。

第39回日本動脈硬化学会総会シンポジウム応募のお知らせ

2007-02-25 20:45:59 | 函館動脈硬化懇談会定例会
7月13日(金)、14日(土)大阪国際会議場で開催される第39回日本動脈硬化学会総会(座長 大阪市立大学教授 上田真喜子先生)のシンポジウム”S11 頸動脈プラークの病態・画像診断と脳梗塞の予知”に応募しましたので、抄録を掲載します。

頚動脈硬化形態の新しい定量的分類と脳梗塞発症との関連性
Difference in carotid aretry surface structure at stroke risk
【目的】函館動脈硬化研究(HASCLE)は頚動脈超音波を用いた心血管イベント発症の多施設前向きオープン研究として現在進行中である。今回は、症例対象研究として頚動脈硬化形態を新しい定量評価法に基づいて4つに分類し、危険因子および脳梗塞病型の違いとの関係を検討し、さらに前向き研究の結果の一部についても報告する。
【対象と方法】HASCLEは2000年11月より症例登録を開始、21ヶ月間に登録された1447例(年齢67.±10.8歳、男676例)を対象とした。危険因子として年齢、性別、血圧、コレステロール、HDL、中性脂肪、糖尿病、脳卒中の既往を用いた。超音波は総頚動脈球部より左右計8ヶ所の内膜中膜複合壁厚(IMT)の平均値(MEAN)、さらに分岐部より外膜面の距離25mmに相当する内膜面のトレースした線分長を壁不整指標(IR)とした。MEAN、IRの両者が全標本の中央値より小さい場合をNormal、MEANのみが大きい場合をPlaque、両者が大きい場合をIrregular、MEANが大きくIRが小さい場合をDiffuse とした。脳梗塞はアテローム血栓、ラクナ、心原性に分けた。症例対象研究には多変量ロジスティック回帰分析を用い年齢・性別調整を行った。
【結果】観察期間内のイベント発症のうち脳卒中は56%に認められ、その内訳はアテローム血栓35.7%、心原性21.4%、ラクナ21.4%であった。MEANとIRの中央値は各々0.875mmと25.15mm、頚動脈硬化分類の比率はNormal 22.2%、Plaque 20.9%、Irregular 26.5%、Diffuse 13.3%であった。脳梗塞の有無ではPlaque(オッズ比1.70)やIrregular(1.86)よりもDiffuse(2.15)に関連性が最も高かった。
【総括】IrregularではなくDiffuseな病変が脳卒中とより強く関連している可能性が示唆された。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定例会の座長

2007-02-23 19:24:46 | 函館動脈硬化懇談会定例会
定例会の座長の輪番表を掲載いたします。輪番に当たった先生は宜しくお願いいたします。都合がつかない場合には、丹羽までメールください。
①第60回保浦先生
②第61回小笹先生
③第62回平田先生
④第64回立木先生
⑤第65回遠藤先生
⑥第66回斎藤先生
⑦第67回筒井先生
⑧第68回水関先生
⑨第69回小葉松先生
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動脈硬化懇話会の特別講演

2007-02-23 18:47:15 | 函館動脈硬化懇談会定例会
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第60回 函館動脈硬化懇談会定例会のご案内

2007-02-13 11:25:14 | 函館動脈硬化懇談会定例会
 第60回定例会の御案内です。
 
 2月28日(水)午後7:00より函館国際ホテル「平安の間」にて開催させて頂きます。
 今回の御講演は
 
  「Cheerful Heart is Good Medicien 
      ~笑いは動脈硬化に有効か?~」
 
 という演題で、国立病院機構函館病院 副院長 伊藤 一輔 先生にお願いしております。

 皆様、奮ってご参加頂きます様御願い申し上げます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする