気楽な老人の独り言

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帯状疱疹について

2022-12-30 18:10:01 | 健康、医療、新型コロナウイルス
本年帯状疱疹に罹病いたしました、この病気知っていたので予防注射しようと考えていた矢先の発病でした。
帯状疱疹は、体内の帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。主に子どもの頃に水ぼうそうを発症し、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいるそうです。
普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため発症することはありませんが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動し増殖しはじめて神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発が出て発病いたします。
神経に沿って発病するのですが水泡は大層ではないですが痛みが半端ではありません。治療は抗ウイルス薬が開発されていますが、私の場合痛みが50日程度続きました。
帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。是非ワクチン接種をお薦めいたします。
水ぼうそうにかかったことがある人は水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが年齢とともに弱まってしまうためにワクチン接種を行い免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむそうです。ワクチンは2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も10年程度見込まれるそうです。問題は 接種費用が1回22,000円2回接種で44,000円となることです。
特にコロナ発症後に罹病する人が多いそうです。早期治療が必要です、皮膚が傷もないのにピリピリするが予兆です、是非皮膚科に早期に行きましょう。

新型コロナウイルスに対数る有効性90%以上のワクチンの開発成功か

2020-11-17 09:17:30 | 健康、医療、新型コロナウイルス
米バイオ企業モデルナは16日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、発症を防ぐ効果が「94・5%あった」とする最終の臨床試験(治験)の暫定結果を公表した。との報道がありました。日本政府はモデルナと日本国内で販売や流通を担当する武田薬品工業との間で、国内向けに計5千万回分の供給を受ける契約を結んでいる。開発に成功すれば、来年1~6月に4千万回分、7~9月に1千万回分が供給されるという。接種回数が2回であれば、2500万人分となるそうです。先にファイザー社からも90%の有効性が報告されています。
いずれも90%を超える有効性です。現在我々が受けている季節性インフルエンザ予防接種の有効性が60~70%と言われているのに比較すれば極めて高い有効性です。ちなみに有効性とは例えば、1000例にワクチン、1000例に偽薬を接種し、ワクチン接種群で100例が疾患を発症し、偽薬接種群で200例が疾患を発症すると、有効性は50%となる。結構理解しがたい概念ですが簡単に言えば有効性50%ならば。ワクチンを接種した人たちはワクチンを接種しなかった人たにに比べて発病する人が50%少なかったということです。
今回のモデルナの報告によると、最終の第3相の治験には3万人以上が参加。2グループに分け、一方にはワクチンを2回、もう一方は偽薬を2回投与した。これまで新型コロナの症状が出たのは95人で、うち90人が偽薬、5人がワクチンを接種した人だった。重症化した人も11人いたが全て偽薬を投与された人だったという。
このワクチンを接種を全員に接種したと仮定するとすれば現在日本の患者数13、500人の患者を675人に減らせていたことになります。実際は感染拡大を生じないのでもと少ない人数になっていたはずです。
本当であって欲しいものです。

新型コロナウイルスと白血球血液型HLA

2020-05-06 11:38:36 | 健康、医療、新型コロナウイルス
新型コロナウイルス(正式名称ARS-COV-2)という嫌な病気が流行っていますね。特に欧米で猛威を振るっています。まるで異なる病気のようですね、とても死亡率が高く、日本の死亡率とは差がありすぎです、医療技術の差だけとはとは思えません。
また、武漢から帰国したインド人が、インドチベット国境警察(ITBF)の施設に収容されていた406人は全員がウイルス検査で陰性だったとも、インド人はカレーを食べるからとかPCR検査がいい加減の結果ともいえない気がします。
ここで、考えられるのはHLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)は抗原提示を担う免疫系のタンパク質です。KLAの民族による差でないでしょうか。
HLAを調べることで新型コロナの重症化を調べることができれば、重症化する患者とそうでない患者を識別できます。単なる推測ですが、可能性あります。HLAで病気発現の頻度が大幅に違います。
以下HLAの解説
HLA 1954年、白血球の血液型として発見され、頭文字をとってこう呼ばれてきました。しかし、発見から半世紀以上を経て、HLAは白血球だけにあるのではなく、ほぼすべての細胞と体液に分布していて、組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な分子)として働いていることが明らかになりました。
良く、白血病の骨髄移植時血液適合検査することを思い返してください。父親と母親の型を1つずつ受け継いでいる継ぐため、親子や兄弟の間でも一致する確率は低く、まして非血縁間では数百〜数万分の1の確率でしか一致しないといわれています。造血幹細胞移植や臓器移植では、自分のHLAのタイプに合わないものはすべて異物と認識して攻撃を始めてしまうため、HLAの適合性が重要視されます。そのために主に血縁者間でHLA検査を行い、ドナーとレシピエントの適合性を読みとることが必要となります。
HLAにより病気に対する感度が異なりHLA多種類あることが、人類が色々の感染症から生き残ったともいわれています。