『どろんこ こぶた』 アーノルド・ローベル

久しぶりのブログです。
この2週間、いろーんなことがありました。

まずは、オフィスの移転。
といっても、隣の部屋に移動しただけなんですが、今までの部屋を「カウンセリングルーム」とアートセラピーのセッションができる「アートセラピースタジオ」にリフォームしました。

今年、「アートセラピスト養成講座開講10周年」を迎えたクエストとして、念願のアートセラピースタジオを、オープンできたことは・・・・うれしくてうれしくて。

22日から「アートセラピープライマリーコース」
そして、25日には、「choose joy レッスン」（HPは近々アップします）
が始まります。

是非一度スタジオにいらして見てください。

さらには、ゴールデンウィークのイベント！

エニアグラムの基礎と中級クラスは、参加者60人を超える大盛況でした。
エニアグラム・・・・まだ参加したことがない人！
楽しいですよぉ
次回は12月に予定していますから是非参加することを進めします。


ところで、ゴールデンウィーク前半はあまり天気もよくなかったけれども、後半は持ち直しましたね。
5月4日は、毎年恒例の大イベント。
「田んぼで泥んこ大運動会」
子ども未来研究所主催の、楽しいイベントです。
今年も、ものすごーく暑い一日でした。

泥まみれになった記憶・・・皆さんの記憶はいつ頃ですか？
都会で生まれ育ってしまったボクにとって、泥との付き合いは、正直言ってほとんどありませんでした。
このイベントを企画した6年前に、ボクの心はワクワクでイッパイになったのを覚えています。
ウッディという素敵な仲間がいてくれて、このイベントが実現しました。

田植え前の田んぼを借りて、
障害物競走をやったり、
二人三脚やったり、
「すずめのお宿」で走り回ったり・・・・

子ども達も、そして大人たちも「どろまみれ」でした。






おいしい、トン汁をサービスしてくれたボランティアの皆さんにも感謝でいっぱいです。

泥まみれになる・・・・これは立派な心理療法です。
幼児は、泥を嫌います。
そして認知症の高齢者も嫌がります。
なぜでしょうね。

汚れるのが嫌だ、と言う当然の思いもあるでしょうが、実は「心理的自立」と深い関係があるのです。

詳しい話はココでは省きますが、自分で汚れを落とせない苦しみは、誰かに依存している苦しみと同じなのです。

言って見れば、泥の中にカラダを入れることができる、と言うことは、自立を促した結果だと言うことなのです。

来年もまたやります。
5月4日です。
泥まみれを体験したい人は、連絡してくださいね。

『どろんこ　こぶた』　アーノルド・ローベル



大好きな絵本です。

「こぶたは、おひゃくしょうさんの　うちの、ぶたごやに　すんで　いました。
こぶたは、たべるのが　だいすき
うらにわを　かけまわるのも　だいすき、
ねむることも、だいすきでした。

でも、なによりも　なによりも　すきなのは、

やわらかーい　どろんこの　なかに、

すわったまま、しずんで　ゆく　ことでした。」



わかりますか？この感覚。
田んぼの中に足を入れて見ると、沈んでいくんです。
あおむけにねころんでみると・・・・地球にやさしく抱きしめられているみたいなんですよ。

さて、このこぶたのご主人様であるお百姓さんはとってもきれい好きなんです。
家中を掃除して、家の外も掃除して、うしごやも、うまごやも、とりごやもおおそうじ。

そして、ついにぶたごやも、掃除して、しまいにはこぶたもお風呂に入れてしまいます。

大好きなどろんこがなくなってしまったこぶたは、家出してしまいます。

外の世界で見つけたどろんこは、入るたんびにかえるやかめやへびといった、先客に追い出されてしまいます。

町に着いたこぶたは、大好きなどろんこを見つけます。
そして誰にも邪魔されずに身を沈めます。
しばらくすると、その「どろんこ」は固くなってきてしまいました。

なんとそれは道路工事の「セメント」の中だったのです。

そしてこぶたは・・・・

この後は是非絵本を読んで見てください。

泥んこをこよなく愛するこぶた。

泥は、優しく体を包んでくれます。

女性は「泥パック」で、顔だけ経験済みかもしれません。
あれが全身です。

心からの安らぎって、あぁ言うことを言うんだなって感じです。

ボクのゴールデンウィークは、やすらぎで締めくくられた体験でした。

あっ、でも、肩がひどい日焼けになってしまったけど・・・