shanghai☆champagne

2009年12月〜@上海、オーストラリア:駐妻
2013年6月〜@東京ワーママ
+2017年9月〜3人目妊婦ワーママ

徒然読書メモ『ライフ・シフト』

2018年02月12日 | My Book report
ええ!そんなことになってたの!?

と、いうことはなく。

「全く知らなかったから驚く内容」かというと
一つ一つの要素は、
「そうかもしれない、程度には考えたこと、聞いたことのある内容」
の方が近い。

でも、様々な統計や研究結果などを交えて
<定量的に、論理的に、明言された>のに触れたのは
私にとっては初体験で、

この本を手にとって読もうと思った時に
おおよそ想像していたより

実際読んでみての、自分の受けた衝撃というか、
考えさせられたものは、
思っていたよりずっと、ずっとずっと
大きかったなぁと思う。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) https://www.amazon.co.jp/dp/4492533877/ref=cm_sw_r_cp_api_hvpGAbMWN6BEN


冒頭は、恐ろしい、と思いながら読み進めた。

この本は、終始、
『事実を伝えるが、それは決して悲観的になってほしいわけじゃない、
事実を認識した上で、それを恩恵だと思えるためには何が必要かのアドバイスがしたい』
と書いてる。
それでも恐ろしいという感想は、
多くの人が感じる、一般的な感覚なんじゃないかなと思う。


「今生まれた子は、その50%以上が105歳以上生きる」
という理論を裏付ける様々な要素を説明し
それによって、どのような人生になるか、
現在寿命を全うしようとしている世代の生き方と
今生まれた子の人生は、何がどう違い、
それによって世の中全体もどう変わっていくか。

この本のテーマはそんなところ。
出会いは、立ち寄った本屋で平積みされてたというだけで、特に誰かに勧められたり、前評判で興味を持っていたわけでもない。

結構分厚い本だけど、まぁ想像つくような内容だろうと思って、
流し読みしようくらいの気持ちで買って読み始めたけど、
想像以上に面白くて、一行一行、きちんと読んでる。

本の中身に触れることが、私のブログの趣旨ではないから、
内容についてはこのくらいにして。

この本を読んでる(途中だから、進行形)私の所感。

まず、今の私の状況。
産休に入るまでに1ヶ月を切った、ところ。

仕事納めにも焦っているけど、
それ以上に私の興味の中心は、
産育休をどう過ごし、
どんな風に職場復帰し、
そして、その後の3年、5年、10年、30年を
どう働きどう生きるか。

働きながらもインプットしたいけど、
働きながらだけじゃなく、
働き・子育てし・自分メンテナンスしながら
インプットを行うことは、残念ながら
ここ数年あまりできていなかった。

だから、この産育休は、
仕事という、物理的に一番ボリュームを占めていた部分が減って自由な時間が増えるから、
この一年かけて、ある一定のテーマをまるっとインプットして、その後に活かしたいし、
また、
その後(仕事復帰後)にもインプットを継続できるライフスタイルを見つけたい、
という、色々目標のある一年。

最近、流行りのマインドフルネスの本や、
働き方の変化、みたいな本をちょこちょこ読んでたけど
なんかどれもこれも読み飽きた感というか、

書かれてることを全て実践できてることも全くないし
参考になることが無いわけじゃ無いけど

流し読みしてしまい結果イマイチ何も残らない
を繰り返してた。

逆に子供に関するものや教育関連は結構面白くて
色々実生活に取り入れたりもしてたけど
子供のことに逃げてるというか、
自分自身のことを考えるのはつまらないし興味持てなくて
相対的に子供のことを考えてるのかも、とも思ってて。
(にわたまだけど。
今、特に子供のことに興味あるのは事実で
そこに興味が注がれてるから自分に興味が持てない、ということなのかも、という意味で)

子供のことから離れて、仕事や働き方について
尊敬する先輩たちの話を聞いても、
それ自体は面白いしものすごく興味深いし
ありがたいんだけど
自分に取り入れづらいというか、
「違和感」みたいなものがあった。

その、自分への興味の持てなさや、
違和感の原因が、この本を読んで、
幾ばくか、わかった。

一言でいうと、自分は、周りの変化が激しすぎて戸惑ってるんだな、って。

その戸惑いの一因は、私の性格。
社交的・外交的・変化を好む、と思われることが多いけど
実は
割と内向的でルーティンをコツコツ積み上げることに幸せを感じるタイプ。
だから、頭では環境・世の中の変化の激しさを理解しながらも、認めたくない、いやだ、というのがあって、モヤモヤ、違和感、だったんだ。


今の世の中は、
「前提条件を・与件を・これまでの常識を、疑い・壊して・作り直したところに次の一歩がある」
みたいなことになってると思う。
前提条件が定まって変わらなければ、
それを理解して選択肢を取れる。
でもそこから変わってしまうとなると…
どこを基準に選択していっていいかわからなくなる。
それは、私にとって新しい。

進学するとき就職するとき、
過去事例を参考にして選択できた。

環境が変わる。
自分も変わる。

変わる為には自分を知っていることが出発点になる、とこの本には書かれている。
その為には常に自問自答し続ける。
他人の意見に耳を傾ける。

一方で、考えることは変わることではない。
行動して初めて変わる。

この2つの要素がどちらも不可欠。

人によってこの2つへの得意不得意があると思うけど、
私の場合は考えることは苦じゃない。
むしろ意識しなくてもできる。

行動すること、これが難しい。

まあ、比較的多くの人がそうなのかもしれないけど。

少し前に、3.5.10.30年後をどう生きるか、って書いたけど、
今35歳。30年後でも「まだ」65歳。
100歳まで生きてしまったら、そこからまだ35年もある…。
30年後までを考えたんじゃ足りない。

ただ、10年後の予測すら難しい現代。
30年後以降がどうなってるかなんて、
ますますわからないから、
また何年かしてから
再度その30年後を考えるしかない、
という設計にこの本ではなってて、
まぁ確かにそうなんだろう。

「22歳で社会に出てから定年退職まで走りきる」

では計算が合わないから、
30代、40代、50代、60代のどこかで
(場合によっては一度でなく二度、三度)、
自分を見つめなおして
インプットをし直す(再投資する)必要がある
ということ。

今は、そちら寄りの考えを持って社会人になってる人も多いんだろう。
(特に今20代とかの若い人)
私は疎いほうで、そうゆうことは考えずに今に至った。

でも旧来型の生き方では、生ききれない世代ということを認めざるを得ない。

そこに背を向けて生きたかったけど、
それは許されなそうだなと認めるしかないと
この本に思い知らされた。

実はまだ読み途中。
読み終わったら何を思うかを楽しみにしつつ
途中段階で思ったことを書き記し

続きを読みます📙
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする