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亡国のクライシス+

コメ不足の本当の理由

去年のコメ不作、インバウンドによる消費増加など、みんなウソ。農水省詰めの記者たちが発表モノをそのまま記事にしているだけのこと。

今や、マスメディアにまっとうな記者はいない。霞が関や都庁の記者クラブを見たらわかる。自らの出世のために体制に寄り添っているだけの記者たちだ。

コメ不足は、岸田政権の失政によるものだ。

だぶつき気味だった主食用コメに代わって、数年前から補助金をつけて飼料用米の栽培を奨励している。

もうひとつは、10アールあたり4万円という多額の補助金をつけて輸出米を作らせている。

主食用コメの生産量が減るのはあたりまえ。補助金に群がる農民は責められない。高齢化が進む農家にとって、栽培が楽な飼料米、厳しい検査がない輸出米は農業を継続するインセンティブになったのだ。

去年の作況指数は101だが、主食用コメの在庫は国内需要のスレスレの状態に置かれてしまった。

これから新米が出ようと、あくまで先食いするだけ。飼料米栽培は横ばいだが、輸出米の伸びは23%と高い。しかも補助金絡みで、輸出米は国内向けには販売できないことになっている。

今年の新米も高値になるだろう。アメリカ、シンガポール、香港向けの輸出米と整合を図るために、JAが前渡し金を高く設定したのだ。 

海外での日本のコメの人気は高く、かなりの高値で取り引きされている。おにぎりブームのおかげである。シンガポールのおにぎりはハンバーガーに代わるファーストフードになっている。だから消費が低迷している国内よりも高く売れる海外へ!ということなのだ。

おにぎりは、インディカ米ではおいしく作れない。日本のジャポニカ米でないとダメなのだ。

日本の若手の農家も日本市場を捨てて海外向けの米作にシフトし始めた。輸出業務も宣伝も農水省の外郭団体と商社、農協、農機具メーカーなどで作る輸出推進協議会が手助けしてくれるからだ。

日本の主食用コメが足りなくなるのはあたりまえ。それが国のコメ戦略だからだ。

コレには農水省だけでなく、財務省も絡んでいる。主食のコメの価格を上げさせることでハイパーインフレを実現し、消費税などの税収を増やしたいという腹なのだ。

かくして、日本の一般国民だけが高い米を目の前にして右往左往することになる。

岸田文雄ご一家は、去年の同時期より倍になった5キロ3000円のコメでもホイホイと買えるだろう。

庶民が取るべき方法はひとつしかない。

コメを食わないことだ。

朝はパン。昼は麺。夜は肉と野菜、魚だけ。

我慢して2ヶ月続ければ、コメの価格は100%、下がる。

ただし、
子どもたちだけにはコメを。

コメはパンより栄養学的にはるかに優れている。





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