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亡国のクライシス+

「野党はだらしない」は、本当である

自民党参議院議員の石井が野党はだらしないと言って、あとから詫びたらしいが、謝る必要はない。

だらしないのは事実である。

今国会でもそう。

立憲民主党の打越さく良なんかひどかった。
「8割は大陸」発言の高市早苗への質問も、根拠は「報道によると」の一点張り。
時間はたっぷりあったはずなのに、なぜ自分で三重に行き講演会に出た自民党市議や県議たち50人に話を聞かなかったのか?そりゃあ、野党議員が自民党地方議員に話を聞くのは難しいことだろう。しかし、週刊誌記者は複数の自民党地方議員に取材して裏取りに成功しているのだ。週刊誌記者はなけなしの金をはたいて三重に行ったと思うが、打越さく良議員はJRも飛行機、バスもタダなのだ。三重に行けないはずがあるまい。
さらに、月に100万円もらえる調査研究広報滞在費という、いわゆる不正使用が多かった文書交通費を名前だけ変えただけの金は何に使っているのだ。セッセと有権者にハガキを出したり、飲み食いに使うなら優秀な週刊誌のフリーランス記者にカンパし、その代わりに生の新鮮な情報を受け取ったらいいのだ。

それを、数百円の週刊誌や新聞を買っただけで、すべて「報道によると」と質問するから、高市早苗にそれは誰が言ったのか?で逃げられてしまった。

質問の仕方も稚拙。
「高市大臣、国葬反対のSNSの8割は大陸からという発言は事実か?」は愚の骨頂。
「言っていません」で終わりである。

報道だけの情報しかないのなら、そんなものは捨てて、
「いろいろな報道があるが、高市大臣は国葬反対のSNSの大半は日本国民だと思うか?」で入るべきだった。

国葬反対は中国発信と信じ込んでいる高市早苗がどう答えるのか見ものであった。

もし「すべてが日本国民ではない」と本音を吐いたら、その根拠は何か?で主導権が取れた。そこから、高市早苗や爆笑問題の太田光らが投稿している右翼雑誌の背景も浮き彫りにできただろう。

野党は本当にだらしない。
自民党の石井よ、もう一度言ってやれ。
自民党も負けず劣らずだらしないけど。

共産党は赤旗という情報機関があるから、まだいい。山添の追及も迫力がある。れいわの大石の関西弁ツッコミもいい。

立憲民主党はダメだ。公設秘書だけでも500人いる議員秘書たちはいったい何をしているのだ。昔の秘書たちは質問内容を裏付ける調査活動が主な仕事だった。今は自民党並みに選挙対策を中心に動いている。恥ずかしい限りだ。あの軟弱連合専従からの転身組とか、妻、夫、子どもなどの身内を秘書にしている議員が多いからだろう。この連中は、ポスター貼りや電話かけ、陳情処理だけは得意である。

五輪組織委員会の決算書の精査、解散した嘉納治五郎財団の裏帳簿、政治家が絡んでいる神宮外苑周辺の都市再開発の実態等々、立憲民主党秘書団が調査すべきものがゴロゴロとある。

もう「報道によると」はやめろ。
恥ずかしいだろ。

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