無事に生まれてくるということ

現在夜勤の仮眠時間中。
今日は夜勤に入って早々、生まれた赤ちゃんが緊急搬送になりました。
うちの病院は総合病院ですが、NICU(新生児集中治療室)がないので、生まれたての赤ちゃんに高度な治療や観察、詳しい検査が必要なときには近くの病院に搬送します。
今日の子は、生まれてくるときに臍帯(へその緒)がきつめに首に巻き付いていました。
実は、へその緒が巻き付いて出てくるのは結構あることだったりします(私が出会ったのはは3回首に巻いてるのが最高でした)。
ですが、今日の子はかなりきつく巻いていたのと、ママのお腹のなかで苦しかったらしく、呼吸の状態があまりよくありませんでした。

私が総合病院にいるから特にですが、こういう機会を目にすることがあります。
健康に生まれて、なんの問題もなく育つのって、本当は難しいことなんだなと、2年目にしてよく思います。

お母さんも死ぬかと思いながら我が子を世に送り出してあげます。
そしてその子も、死に物狂いでこの世に降り立っていくんですね。