『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.1227 甲子林道ツーリング=後編=

                ~前編より続きです…~

天候が回復したものの、デカ玉砂利路面が延々と続いています…
車高が高い、腕に自身のある四駆車の方でしたら、通行できる幅の林道です。実際
走られるコアな方もいる様で、路面は締まっていますが…この日はノーマルカブで
可憐にチャレンジされたバイカーの方ひとりと会ったくらいでした

傾斜はさほどでないものの、クセもの路面では歩かされる事もシバシバ
そんな路面から、ふと頭を上げ、高く遠く青い空を見上げると…気がまぎれます

羽鳥湖分岐から約4㎞地点…もうすぐ平坦路が待っている事が判明しました。
御覧のとおり、足場はまだまだ相変らずですが…気を取り直し、いざ出発

やがて地滑り地帯が続くも、緩やかなUP&DOWNになり、ようやく長く乗車できる
林道最終区間に突入しました

最後の眺望ポイントで記念撮影(ホントは反対側の画が素晴しかったのですが)
…逆光補正に失敗でボツ

先程のポイントより約2km…やっとの思いで甲子林道頂上“新甲子峠(1400m)”
へ到着しました遠くの眼下には会津下郷町の集落が見えます…

その後、暫し作戦会議…『林道を下郷側に下り、開通したばかりの甲子トンネル(全長4,300m)を通り帰る』か『予定どおり、ここ左手から登る“幻のシングルトラックの国道・旧R289の古道”を越えて帰る』か、どちらにするか
満場一致で、更なる困難を求め(?!)たコースを辿り帰る事に…

ここから(甲子温泉~猿ヶ鼻~甲子峠~新甲子峠コース)は、ワタクシが2年前に単独行で往復したコースであり、道先案内役を務めます。
ところどころ登山道レベルで言ってもかなりの激坂区間があったりしますが…その難度の高いポイントをクリアして見れる眺望は、何とも言いがたい素晴しいものです

標高がかなり高いせいか、風景も完全に哀愁的な晩秋モードです。
葉が枯れ落ちた白樺の木々達とランボル隊長、そして嬉しげな秀さんとこずえさん…
この後、ランボル隊長の身に危険が(笑)

舗装路の国道まで、あと2㎞と迫った猿ヶ鼻地点。
安定していた土ベースの路面も、次第にロックセクション度が増していきます。
ここから、痛快なDHを堪能してしまったのは尾本さんとMだけでした…。
他のメンバーには申し訳なかったのですが、乗車率が極めて低かったそうです

やがて、だいぶ陽も傾き…古道から抜け出せたのは丁度日没の5:00PM頃…

真っ暗な舗装路を僅かなライト(機関車殿号装着1台のみ)で、宿を目指します。

さすがに泣きが入りそうになって来た5:30PM頃、全員無事帰還しました

走行距離35㎞(オフロード区間20㎞)休憩含む走行時間7時間強の長旅でした










        ~登山では御法度モノの、禁断の山中暗闇ショット

皆さん、よく頑張ってくれました
今回のプランは、機関車殿と2人で下調べをした上で決行したのですが…
自転車による峠越えの情報があまりに少なく、想定外の時間を要してしまいました。

“みちのくツーリングには必ず何かがある”…今回も参加メンバーから様々な言葉が
飛び交いました。
あるメンバーからは「みちのくツーリングは修行だ!!…そんな私たちは行者だッ!!」、
はたまたとあるメンバーからは「メンバーの精神的強さは、ここから来ているッ!!」と。


今回もある意味伝説と化し、今後語り継がれて行くであろうとても思い出深いツーリングになりました
苦境に立たされても泣き言を言わず歩みを揃え、ともに助け合い進んで行く事ができる…そんな素晴しい仲間達と、至福の時を共有する事ができて、またまた感動&感無量でした
御一緒頂きました皆さん、本当にお疲れ様でした


…な~んて事があったにも関わらず、翌日も古道ツーリングへ…懲りてません
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