独LEの小話

SEKやMEKが大好きな人が書いてる知識不足が目立つブログです。

ドイツ警察についての装備考察 2

2017-04-06 21:02:50 | SEK/MEK
どうも、皆さん。
ドイツ警察が好きで色々やってる人です。
前回簡単にドイツ警察を紹介したので、今回は考察色高めで紹介しようと思うので、この情報が確実な物だと思わず、他サイトでも調べて見てください。




Twitterで以前紹介しましたが、映画監督がRTしてくれる程何故か人気が有ったので小ネタ程度に纏めて置きます。

此方は地区警察(日本で言えば◯◯県警)の対テロ訓練の写真なのですが、近未来チックなマント型のボディーアーマーが見えますね。
此方は2016年に発表された、ボディーアーマーの追加装甲(この追加装甲+防弾ベストが合体した物もあります)で、肩の被弾や首部の被弾を防ぐ物です、一応防弾性能は2~3程度らしく、国際テロよりは近年ドイツで一番と言ってもいい程多い口論による立て篭りや、精神的異常者向けに製作されて居る様です。
まだ配備されてる数は少ないですが、此れから増えていくかも知れないですね。




2016年5月7日
運転中のGSG9の隊員がドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州似て27歳の殺人犯と遭遇、殺人犯は車に火を投げ逃げようと試みるも隊員に二回撃たれ逮捕され、逃走員も同じく逮捕されました。


と、言う事件ですが...普段なら殺人犯程であればSEK(地方警察、日本で言えば陸上自衛隊程の職務)が対象するのですが、何故かGSG9の隊員が動員されてます。
GSG9は国際テロや余程の事がない限り見ない物で、問い合わせしてみるも「SEKや地区警察しか動員してないよ」との事...。
因みにGSG9は日本で言うところのSATや特殊作戦群程の特殊部隊です。
機密性が高く、見掛けるのは年に2回あれば多い方です。



そして質問される事が多かったのですが、「日本と比べて事件が多いドイツは警察にどれくらい予算を注ぎ込んで居るのか」
との質問が有りました。
最近のISによるテロ等で危機感を持ったドイツ連邦警察は軍用車両や新型ボディーアーマー、MP5等の小火器からG36、FN SCAR等に切り替えつつあり、去年だけでも300億円以上になります。
米国でも言われますが、最近各国で警察の軍事化が進んでると言われてますが、それ程発生する事件が多いのも事実です...。

因みにFN SCAR等を使用して居るSEK↓







先程の話の続きですがSEKも装備更新がされているらしく、取り敢えず此方をご覧ください。

2017.1/12
ドイツのザクセン州のSEK(独地方警察)の次世代装備プレゼンテーションの内容です
NVG:Thales Lucie
helm:Armorsource AS 600
ガスマスク:Scott GSR ⚠︎AVON製FM53が主に使われるそうです。
ハンドガン:Glock 17
ライフル:Haenel CR223


さて、見て分かる通りSEK(地方警察)も装備更新がされて、AR系統が使われる様に成りました。
今はザクセン州だけなので、他の州は随時更新するらしいです。
以前SEKの隊員から暗視装置のリクエストが多かったそうで、今回の更新にて夜でも任務を効率的に終える事が出来る様になったそうですが、何故かNVGを意図的に外す隊員も居るそうです。



またか、と言われそうですが今度は地区警察の装備更新についてです。
去年数百億円予算が追加されて、地区警察も装備が重装備になったと思います。


ヘルメットやベストを軽量で、規制的な物にし、SEK等が到着する前に、速やかに立て篭り犯を威嚇、射殺出来る様にARも導入されました。
以前まで立て篭り犯による事件が起きた時は重装備で高火力な地方警察を待つしか無かったですが、今回から地区警察だけでも事件に対処出来る様にするようです。






此方はオプスコア等のヘルメットに装着する追加装甲です。
ノーマル状態だとアサルトライフル等の銃弾を受ければ危ういでしたが、追加装甲をつける事で防弾性能が上がりアサルトライフル等の銃弾を受けても止めれる様に成るとの事です。
海外のドイツ界隈では、ドイツ警察が此れを導入するかも....との事です。




少し今回は装備更新等について紹介しました。次回はZOLLと言う部隊に焦点を当てたいと思います。
今回は短くて申し訳ないです。



おまけ↓

ドイツ警察について装備考察1

2017-04-04 22:51:47 | SEK/MEK
どうも、twitterで独LEに付いて調べてる人です。
今回は独LE(GSG9やSEK)に付いて初めての人にも一応分かりやすく...紹介できればなと思ってます。
まずドイツ警察には三つのレベルがあり

連邦レベルの連邦警察 (Bund) strong>
州レベルの地方警察 (Länder)
地区レベルの警察 (Kommunen)



です。
事件によってこの三つの内のレベルに合った部隊が送り込まれます。
例えば武装強盗や立て篭り等は州レベルの地方警察のSEKやMEKと言った部隊が対応に当たります (他にも部隊はありますが...)

皆さんがご存知でゲームやメディアなどの露出が高いGSG9は一番上の連邦レベルの連邦警察になり、国際テロ等に動員されますが、隊員が事件現場から近くの場合関係なく呼び出されるそうです。(ドイツ警察は規則により自車の中に装備を入れる義務があります)


そして個人的に惚れてしまったのが二番目の地方警察 SEK/MEKになります。

↑武装強盗を逮捕したMEKとハンブルク州のLP



初めて見る人は思う人が居るかも知れませんが、ドイツLEはsteingrau olivと言う生地色の物を使用していて、再現や酷似した色を探すのですら困難になっています。



そうは言っても再現等が不可能な訳ではありません、UFPROと呼ばれる装備メーカーのUF PRO® STRIKER XT GEN2シリーズが最近SEKの隊員達の使用例が多く見られます。(写真はGEN2の物です。)


下の方にサイトのURL貼って起きます。


料金は上下三万円程で、paypal 決算もできて日本へと送ってくれるので輸入会社等頼まなくても大丈夫です。


このUFPROが使われ始める前はLHT製のBDUが使われていたそうなのですが、SEK隊員達の不満によりUFPROに移行になったそうです。


次はヘルメットです。
何かとヨーロッパLEはバイザーヘルメット
等が大きな壁になります。


まず始めにレインボーシックス等で見た事が有るかも知れませんが2008年から現代にも稀に使われるAM95
ebay等で稀に見かけます、レプリカだと3万円〜 実物だと8万円〜



主に2010年程から見かけるZenturio 05 ebayにてレプリカですと9万円〜 実物ですと30万円〜



そして最新配備され、露出が一番高いTSO-ES(バイザー)TSO-SPP(ノーマル)ヘルメットです。 レプリカ、実物無し





さて、一通りバイザーヘルメット等を紹介しましたが収集するのはとても簡単ではありません。ですがZenturio 05 に関しては独LEさん達がレプリカを購入するのを見かけるので絶対手に入らないと言う事はないです。
それに関しては詳しくレビューされてる方が居ますのでご確認ください。

尊敬する先駆者様→http://blog.goo.ne.jp/prinz83/e/ee4423a2034928aa4b900a61a2b4a1e8

FさんのTwitter→‪@prinzwitt ‬



次はベスト、ボディーアーマーに付いてですが...まず入手不可能です。
法務執行機関等に生産された物が多いので、一般人の我々に購入出来るはずがなく、購入出来てもかなりの額になると思います。
なので当ブログでは【酷似した】物を紹介したいと思います。

まず最初に目を付けたのはMOLLEです、知識不足で名称が分からない特徴的なMOLLEでsteingrau olivの物は数少なく日本へと発送できるサイトも少ないのが現実です。
そして見つけたのが、Lindnerhof Taktik製 P6 Universalweste HLになります。

金額も安く、ショルダー部分等など酷似して居ますが、プレート挿入口部分が二重構造になって居る為少し目立ちはしますが調べた中では此れが一番でした。

購入出来るサイト→http://www.atlas-taktik.de/bekleidung/westen-strickjacken/4160/lindnerhof-taktik-p6-universalweste-hl-steingrau-oliv




次はGSG9に付いてです。
GSG9と言えばG36を溺愛して居て、2016年の米独共同訓練時に元GSG9の隊員へのインタビュー似て、「我々はG36に非常に満足して居る、状況によって武器は変わるがG36は如何なるシュチュエーションにも対応出来る、素晴らしい銃だ。」
とも言ってました(意訳の為所々完璧ではないです)

そんなGSG9は装備等にも拘りがあるのか、SEKやMEKがUFPRO等を使用して居るもCRYE製(綴り違うかも)のコンバットシャツ&パンツに非常に酷似した物を着用して居て、ベストもSEK達の隊員とは違うMOLLEタイプのベストが支給されて居ます。



短いですが次はMEKに付いてです。
殆どSEKに注目度が行きがちなのですが、MEKは衛人護衛等の訓練を頻繁に行って居ます。それとsteingrau olivを多用して居るSEKとの区別化を図るつもりなのか、黒いアサルトスーツ?+steingrau olivの隊員を良く見ますが本当の所は如何か分かりません....。
また、SEKは室内や犯人が防弾ベスト等着用時の為にFN SCAR等を使用して居ます
其れに対しMEKはG36やSIG等を使用する場合が多くあります。理由は謎ですがSEKやMEK達は其々官給される装備が違うのかも知れないですね。


最後に小ネタと言いますが豆知識ですが、室内戦で犯人がナイフ等鋭利な武器を持ち襲い掛かって負傷すると言う事が多々あり、SEKとMEKは鎖帷子を着用する事があります。
ですが全員着用する訳では無く、真っ先にクリアリングする隊員に付けてるとの事です(少し分かり難いですが)


まだまだ色々と紹介したい盾の話ですとか車や地区警察(日本で言う◯◯県警)の装備更新とSEKの新装備も有るのですが、其れは次で書こうかなと思って居ます。

其れでは此処まで見てくださって有難うございます、少しでも独LEに興味を持って貰えると嬉しいです。

記事に付いて何か有る場合はTwitter似て→@sek_mek








最後に何枚かレアな写真を置いておきます。