気まま~な日記  since 2004

兵庫県は明石市魚住町にあるせいようどう鍼灸院が気ままに書いている日記。

院長の上海研修旅行 その1

2006-02-01 18:36:45 | Weblog
 昨年の夏、上海中医薬大学に短期留学研修に行きました。
実は私の持っている服の中で最新で、一番高価な物は「ナイキの青のテニスウェア」でして、連日30度以上な事もあり、往路は上下共にテニスウエアで、首からポーチをかけて、トランクを押して行きました。
 
 到着すると、大学の関係者が空港で出迎えてくれ、数時間後には「歓迎会」が開かれる予定でした。。。が、私のトランクがなかなか出てきません。向こうでは、チャイナ服を着た女子学生達と同僚が自己紹介などしてワイワイやっているのに。
 痺れを切らした上司から「時間がないから何とかしろ。」と言われ、トランクをあきらめ、空港に滞在先を教えて自己紹介もないままに、ワゴン車へと乗り込みました。幸い現金は所持していたのですが、着替え・勉強道具・生活用品などすべてがトランクの中。その場で日本に帰りたくなりました。

 ホテルに着くと夕方で、チェックイン30分後に。当然、同僚はスーツを着ている中、一人だけ上下ナイキのテニスウェア、それもハーフパンツ。豪華な中華料理も味もしないし、何を食べたのか、話したのかも覚えてない。
(ヒトは仕事や考え事、パチンコなどをして集中して交感神経が優位になると、副交感神経が働かず、食欲・味覚が鈍くなり、無理やり口に入れても胃腸の働きが低下しますので、みなさんもご注意を。)

 刻々と宴が進み時間は9時前に。同行した同僚は楽しそうにお酒もまわり、上司は大学関係者の接待で必死。。。明日は朝から授業を受けるが、どないすんねん。ビールなんか飲む気もしない、気分は落ち込む一方でした。そんな時、横に座っていた大学関係者の女性が、英語で話しかけてくれました。彼女は上海市内に住んでいるので、歓迎会が終わった後、一緒に買物に行ってくれるというのです。
 困っている私をみて、手を差し伸べてくれたのは現地の中国人の一人だったのでした。。。。  (つづく)


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