『青春という狼藉』

嗚呼、、、学生時代はどうして、あんなに馬鹿だったんだろう、、、

パニック団

2007年03月31日 | Weblog
6年1組と4組の有志で結成されたのが『パニック団』だった

『パニック団』の当初の目的は、
町で悪名高き<ゴミ屋敷の王>こと高野さんが飼っている
20数匹あまりの狂犬を解放し、高野さん本人はもちろん,近所の住民までをも、
パニックに陥れるという崇高なものであった(馬鹿丸出し)

しかし、その作戦は狂犬のあまりの狂犬ぶりに、あえなく失敗に終わる(団員の奥田が狂犬に噛まれ5針縫う重傷、さらに狂犬病の検査までうける始末)

作戦失敗から1ヶ月『パニック団』は
汚名返上に躍起になるばかりに、
ただの暴徒と化していた(後期の新撰組のように)

郵便ポストに大量のゴキブリを投函し、
郵便局員を恐怖で震えあがらせ

町中のカーブミラーに泥をぶつけまくり、
車の安全な運行を妨害し

錦鯉の養殖池にブラックバスを放流し、
生態系を破壊したり

本屋に『今週のジャンプは水曜発売になりました』
とデマの張り紙、、、、

そんな暴挙を繰り返す『パニック団』に周りは畏怖し、
尊敬さえされていた
しかし団員は誰1人として満足していなかった
<犬を放さなきゃ終われない、、、、>
そして『パニック団』は3ヶ月の沈黙を破り再び
『狂犬解放パニック作戦』を決意した!

放課後、各々が用意した凶器(バット、縄飛び、ドッジボールなど)
を片手に<ゴミ屋敷>に向う
皆一様に緊張し口数が減る、無理もない、、、

到着すると
狂犬の相変わらずの狂いっぷりに
前回の負傷者<奥田>が涙ながらに辞退を申し出る、
それを機に団員全員が『中止』を考え始めた

しかしそこで
<ゴミ屋敷>に家が近い為に、
毎晩、犬の哭き声に悩まされている<佐々木>が意を決して踏み込んだ!
その瞬間!佐々木に襲いかかる大きな影!、、、んっ?デカイ!何だ!?

結局、、、、、犬ではなく、<ゴミ屋敷の王>高野さんに拘束された佐々木は小学生には有り得ないぐらいのビンタを数十発喰らい号泣、、、、、

強烈なビンタを受ける佐々木を陰から見ながら
『パニック団、解散、、、、、』
誰からとも無く、解散宣言は出された、、、、、、、

1 コメント

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Unknown (トモモ)
2007-04-05 23:38:58
!ゴキブリデストロイデマ、全部ヒドイ、、、のに満足しないところがえらばれし団員におもいました。トコトンでカッコイイですが選ばれても命がちぢむし選ばれないと被害者。どっちみち発狂する気がしました。。佐々木氏!超わらいました。馬鹿の王!
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