「フライ，ダディ，フライ」

すっごく観たかった！(爆)待っていました、エエ。多分こう書くと、
誰もがあの「彫刻のような顔の岡田君」を想像されるでしょうが、、、
私のお目当ては、堤真一なのよねぇ～^^;　そして原作の金城一紀も大好き♪

もうですね、予告を観た時点で、いや、映画化されると聞いた時点で(爆）
観る気満々でした～。あの緑色のジャージがまた、たまらんっ！！(~o~)
見事にオッサン化した、彼を観るのは本当に楽しかったです。
そしてもちろん皆様のアイドル、岡田君もカッコよかったですねー。
あ、もう１人のイケメン？松尾敏伸も、今回は面白キャラで良かったわぁ～。

自分の愛娘を襲い、ケがを負わせた高校生
(とはいえ、政治家の父と高校総体二連覇ボクサーの異名を持つ)に
仕返しのケンカを挑むべく？ひと夏をその訓練に明け暮れるオッサンのお話。
そしてそこに登場するのが、スンシンという在日高校生。
彼を含む落ちこぼれ集団のメンバーが協力を施し、メキメキと強い男に
なっていくオッサン！いいですねぇ～。緑のジャージが眩しいぜぇ～！☆

最初は娘への想い、というよりも、自尊心からの訓練への参加だったオッサン。
会社では次期部長？なんて囁かれながら、郊外にマイホームを購入し、
優しい妻と可愛い娘に囲まれた、何不自由のないサラリーマン生活。
まさかこんなに運動オンチだったなんて！？っていう感じはありますけど^^;
初めて、本気で、悔しいと思ったことに取り組んだんじゃないでしょうか。
そのオッサンを相手に訓練を仕掛けるのが、アンタ達のがオッサン化してる？
と思わせるほど、巧みな処世術を見せる、謎の高校生達(爆）。
その中の１人が、スンシンなんですね。ブルース・リーに異常な愛着を持ち^^;
オッサンを鍛え上げて行く彼には、実は貧乏で、辛い過去がいっぱいあった。
在日だからといういわれのない偶然から、ケガを負わされた過去のある彼には、
自分を守るための技＝素手でのケンカを身につける必要があった。
でも本当は優しくて可愛い高校生、空を飛びたいと舞踊るほどの妄想家(爆)で、
ひ弱なオッサンを鍛え上げる過程で、彼の父親に似た包容力に魅せられていく。
親子でも何でもない二人が、ケンカしつつも
それ以上に繋がりを果していく部分が、観ていてとても微笑ましいし、
結局大切なことは、ケンカに勝つことなんかより、
その先にあるものを手に入れることなんだよねー！と納得させてくれます。

本当にこの金城一紀という人は、こういう人間観察・描写が上手いですね。
「ＧＯ」「花」「恋愛小説」…すべてが誰かと関わっていくお話でした。
誰かと誰かが繋がっていく世界。あーやっぱり暖かいよね、と思わせてくれる。
今回のドラマも、かなりコメディ描写が多い(爆)ながらも、
しっかりとその先にあるものを見せてくれています。
この題名、邦訳すると(当たり前なんだけど)「飛べ、おっさん、飛べ！」^^;
ホント飛んでみたくなりますねぇ。バスと競争したく…はならないけど(汗）

この作品は…4.25（黄色いジャージじゃダメだったの？？^^;）
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