お気に入りの孤独

一人で空を眺める時間も忘れていないかどうか・・・
自分に問い掛けてみて・・・

久々にサンマさん!

2009年04月06日 | ひとりごと
先日ハローワークの帰りに、久々にサンマさんを見掛けた
医者に止められている筈なのに、タバコの自販機前で、小銭を出していたみたい

その前日、実は晩酌時に連れ合いから、サンマさんの話題が出たばかりだった

年末に再度脳梗塞の症状が出たサンマさん、連れ合いの誘いにも乗らず、
仲間内での集会(?)にもちっとも顔を出さなくなったって言う事だった

体調が悪いのだろう、ご飯ちゃんと食べているのだろうか。。。
そんな周りの心配をよそに、サンマさんは独身を謳歌していたのだ(?)

要は、新しいオンナが出来たんだって(この辺の人じゃないお婆ちゃんだそう)

ヒューッ!やるなあ、サンマさん。。。私の第一声を横目に、連れ合いは話を続ける

何度か二人で歩く姿を、自分もご近所さんも見掛けていた

まさかとは思っていたけれど、最近家に連れ込んで食事をしたリ泊まったりしているらしい

アパートの玄関前に、店屋物の器が二人分並べられているのを、近所の人達は見て訝しがっていたようだ

それを聞いて初めて私は少しだけ不安になった

食事に気をつけなくてはいけない身体なのに(高血圧、通風、脳梗塞)、店屋物・・・
その“オンナ”は、サンマさん宅で食事を作る事をしないのだろうか?
自己破産者で年金で細々暮らす年寄りに、店屋物ばかりとらせて、誰が払っているのだろうか?

でも連れ合いの心配というか、危惧はそんな事じゃなかった。。。当然

今いるアパートは今年夏をメドに取り壊しが決まり、サンマさんも引越を余儀なくされている

身体障害者の認定を受け、優先的に住居を斡旋される筈のサンマさんだけれど
もしそれを機にくだんの“オンナ”と、暮らすなんて事になったら、おふくろの遺物はどうなるんだ

宗教家の義母は大きな仏壇を持ち、サンマさんも受け継いでいたが、
くだんの“オンナ”は、どうやら入信はしていないらしい

おふくろの大切にして来たものや、思い出の品々を捨てるなんて言い出すのではないか?

そうか、やっぱり自分の母と結婚した人だもの、そこの別の“オンナ”が入り込んでくる事は、
そう言う心配をはらんでいる訳だ・・・当然か

義母が亡くなって丸7年経った・・・
新しい人生を、別の人と考え始めても許されるに十分な時間が経ったとは思うけど
血縁・身内にすれば、たまらない事なのかもしれない

自分とはだんだん別の生活を始めていたと、ホッとした自己中な私にも
その複雑な連れ合いの胸の内は理解出来る気がした

でも、そう言う人だと承知で連れ添ったのじゃないのか?もう十分じゃないのか?

遺影の義母はただ笑っているばかり

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