The Diary of Ka2104-2

ビオトープ(水生動植物生態環境)と地域の粋な野菜屋さんFarmanKitchenMarket

その日は雨含みの曇りだと心配していたものの、私は自転車を走らせたのですが、そうするとコーナンに着く頃には上の画像のようにどでかい青空とこれまたいっぱいのエネルギーで充満したような雲の晴れと相成りました。画像には電線が五線譜を倍加したような平行線として写っていてそれまた興というものです。

ホームセンター・コーナンで私の地域にある店は1号店と2号店を隣り合い構えている千里山田店となります。そのコーナンへ行くには引っ越ししてまだ間もない頃は何度も大変な思いをし要らぬ疲労を抱えて帰って来たものです。そこは私のうちから121号吹田箕面線へ出て北へ真っ直ぐ「緑の道」を通り抜けながら、右手に車のディーラーが何軒か見えてきたら次の十字路を右に折れそのまま右手には車のディーラーが軒を連ねているところまっすぐの道をゆくと、そのうち弘済院口(こうさいいんぐち)の二股に出くわすのでそこを右手に取りさえすれば、あとはまっすぐモノレール下を走り、原チャリ屋という店が斜め右に見える交差点を左折すれば見えてきます。これが南方から北へ上がる人の千里山田店への一番易しく格好の往き道帰り道です。弘済院口には種々の緑に覆われしっとりした建物の野菜屋さんがあります。この店は吹田市津雲台7丁目の場所にあたり、Farman Kitchen Marketという名前で、またのちほどここで少し語らせてもらいます。

この日のコーナンへの目的は水生植物、いわゆる水草を物色し購入するためでした。水草といっても水槽の中の下から細いわかめがぴろぴろと上へ伸びているといった代物ではありません。そういう種はそれはそれであくまでも水槽の中が見えるかたちをとりあるいは魚たちと鑑賞すれば良いのです。私の一計はビオトープづくりでした。

ビオトープ(biotope)とは生態系の縮図を指し、とりわけ人間による手作りのそれを言うらしいのですが、ここではとりわけ水生に限った動植物の生態環境を人が再現して愛でるものといった意味です。Bioはご存知バイオ(ビオ)でTopeは私のネットで読んだ記憶が正しい限りtoposが原義で場や場所の意らしいです。なるほどと思わせる造語ですが和製なのでしょうか英英辞書であるOxfordにもLongmanにも掲載されておりません。

そろそろすずめの絵画を描きたい描こうと思っている頃に私んちにもビオトープをというアイデアも思い浮かびました。私は絵に集中しているのを邪魔されたくないので通販宅配にその時来てもらっては困ります。なのでその日に誰も来ないよう、前もってできることと、絵を描き終えてから届けてもらいすることとを分け、まず前もってできることとして私はバケツに水を溜めカルキ抜きをし、次の日にはコーナンまで水草を買いに行ったという次第なのです。下の画像はコーナンで仕入れたばかりのを写したもので、よく見えませんが、それはまたの機会に回すということでご容赦下さい。

画像の下3点についてまずは説明をしておかなければなりません。内中央はリビングダイニング応接間を写したもので左上が光り輝いております。裸電球と寄せ植えの植物鉢です。光が窓際ですが植物には足らないので電球措置したもので電球はまぶしくありますからアルミホイルでお手製の傘をつけました。内下のでわかりますね。

もともとこのシーンを挿入したのもコーナンでの買い物で水生植物の中にアイビーが紛れておるからで御座います。内上の画像。

この寄せ植えにはアイビーがもとより入っています。今時アイビーを買おうとするなら、元の種のスタンダードを買う方が揃えられていないので難しく、この中のアイビーも変則形でしかも白斑でなく黄斑です。中央に大きく写っている大葉のアイビーはそれとは別のおたふくと呼ばれる葉が大振りになる類いのもので公に茂っていたものを拝借したものですが、これも黄斑で、今回白斑が買えたのでこれを寄せ植えに植え、このおたふくアイビーいち葉は同じくおたふくヘデラいち葉と共に別の鉢、ゴムの木とコーヒーの木が植わっているところへと移植しました。

もとい、コーナンで購入した水草は計8種で値段に直すと2066円です。今、カルキ抜きしているバケツの水に浸かっています。あとは、絵画を完成させ次第、黒メダカとタニシ、水瓶或いは水鉢、そして最初だけ与えるメダカの餌を購入します。注文するとすぐ届くと思われます。特に水が雨などで溢れないように施されたプラスティック製の水瓶はヨドバシカメラに注文するので翌日には届くでしょう。送料無料なところもいいですね。タニシは繁茂するだろう藻を食べてくれます。それ用にと。

かくして同じビオトープでも私は一番原初的なものをつくります。カルキ抜きした水を張った水瓶の中、水草が土苗付きならそれを覆うビニール容器ごと水底に沈め、根が剥き出しのはそのまま浮かせ、葉と根の間に丸いコルク円盤が付いているものはその円盤を浮かせ、黒メダカを数匹とタニシ数匹をこの水に段階を踏んで慣れさせたなら水瓶へと放ち、あとは最初だけメダカに既成の餌を与え見守るだけです。楽しみです。メダカの卵は親メダカにより食されるとのことで透明な卵が草に付いているのを発見すると、その草だけ取り分け別の水場へとやらなければならないらしいのですが、私にそんな余裕があるか、私にとってそれは未知であり未定のことでもあります。

メダカには最初にだけ餌を与えるというのは、メダカは蚊の幼生であるボウフラ等を捕食するからです。家の周囲に水ものを置くには虫が湧くから抵抗があるというのは誰しもの思いですが、そんな心配は何ももとより必要ないのです。この辺にも水生環境がひとつの世界を完結させているということを見て取れます。これが生態系であり、ビオトープがその縮図であるゆえんでもあるわけです。

丈の高い草はミニシベラスといいます。睡蓮は黄色の花を咲かせる株です。桃色にせずこちらにしました。メダカ産卵水草のその名も「メダカ喜ぶ産卵浮き島くん」。これがたぶん円盤状のコルクを付けたものでしょう。同じくメダカ産卵用の姫ホテイソウ。小さい内だけなのかホテイアオイと見分けがつきにくいです。ホテイアオイは大きくなると思われます。じゅうたん水草類のコブラグラス。同じくじゅうたん水草類のウォータークローバー。ほんとに水面から上方にクローバーが生えているようです。ビオトープ水草に特化されているウォーターバコパ。これに円形のきれいな葉が混じって付いていました。

 

さて、コーナンへの道すがら、弘済院口の分かれ道のところには二軒のお店が並んでいます。ひとつは私のぼんやりした記憶では松阪牛を使った麺類を提供する店らしいのです。よさそうですね。お値段が気掛かりです。もうひとつの店、私はこの前を通るときいつも、植物を上手く建物表面にあしらった外観で、なんだろうひょっとしてカフェだろうか中もきっといい感じに違いないと思いはするものの、初めての地理で頭がいっぱい、素通りでした。

コーナンへの道行きも手書きでA4用紙に書き留め、書き記してみるとなんと単純な道のり、もうすっかり安心した私はこの店らしきところへ立ち寄る余裕ができました。喫茶や飲食店ではありませんでした。弁当が、私が入った折りには売り切れでしたが、置いてあるものの、その実は野菜を売るお店でした。

私はさっそくひとしなひとしな拝見させてもらいました。なるほど地域で採れたものかどれも廉価で買えるものばかりでした。私も買いました。私には予算が御座いますので、私に買えるとっておき安価なものを4品見つけることができました。レタスひと玉120円、きゅうり(細いながらも少々うりのように見えます)2本入り150円、大振りな玉ねぎ1個90円、霜降りひらたけ1パック100円。いずれも税込みです。気分良くお店を出れました。ここにカフェが併設されていたならと思わずにはいられませんでした。休憩になりますしトイレも借りられます。このお店はもう一度言うと名称がFarman Kitchen Marketで津雲台7丁目にあります。

 

コーナンからはなんといっていいか微妙な看板を目にします。下の画像がそうです。

福祉関係らしいですが、名前が「友ー友」で「ゆうゆう」と読みますね。悠々と掛け合わせているのかもしれません。おそらく友と友、友同士、お友達、仲良し、仲間、とりわけ絆でしょうか、きっとそういう風にネーミングしたものと思われます。素晴らしいと思います。

アイロニカルなことにはこの素晴らしさの裏には別の取り様がかしこまっています。と言いますのも、友引く(マイナス)友とも読めるのです。「友引く(マイナス)友は友なし」にもなってしまっています。友引との暦があるぐらいです。ちょっと残念な看板でした。

 

今回はこの辺で、ではまた。


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