美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会

沖縄県は日本全体の0.6%の面積。そこに在日米軍基地の74%がある。負担軽減の名の下に更に今新基地建設が進められている。

辺野古および高江の現状-住民のお話を聞く会-(3/16)

2017-03-15 00:47:37 | 集会・イベント案内

辺野古および高江の現状-住民のお話を聞く会-(3/16)


さんしんの日、辺野古ゲート前にて


 辺野古・大浦湾では、新基地建設工事が再開され、フロートの設置や巨大コンクリートブロックの投下、海底ボーリング調査などが進められています。連日、キャンプ・シュワブのゲート前では市民による座り込みが、海上ではカヌーと支援船による抗議行動が続けられています。
  高江・安波では、北部訓練場の部分返還後もオスプレイ用ヘリパッドや歩行訓練ルートは完了しておらずせず、現在も工事が継続されています。住民たちは、昼夜とも工事用ゲート前で抗議行動、監視活動を続けています。
  今回、私たち環境団体は、辺野古と高江で抗議行動を続ける県民や住民の方々をお迎えし、現地の状況についてお話しをうかがい、共同声明を発表して、さらに力強く運動を進めていくために、緊急の市民集会を開催します。 皆さまのご参加を心からお願いいたします。



◆日時:2017年3月16日(木)18:30~20:30 (開場18:00)
◆会場:文京区民センター3A(東京都文京区本郷4丁目15−14:都営三田線春日駅上)
◆内容:
・辺野古からの訴え…宮城ちえ さん(辺野古カヌーチーム)
・高江からの訴え… 伊佐育子さん、安次嶺雪音さん(ヘリパッドいらない住民の会)
・環境団体声明
◆参加費:500円
◆主催:辺野古・高江を守ろう!NGOネットワーク
◇構成団体(五十音順):アーユス仏教国際協力ネットワーク/APLA/沖縄環境ネットワーク/沖縄・生物多様性市民ネットワーク/沖縄のための日米市民ネットワーク(JUCON)/環境市民/公共事業改革市民会議/国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)/国際環境NGO グリーンピース・ジャパン/ジュゴン保護キャンペーンセンタ/美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会/ピース・ニュース/ピースボート/辺野古リレー 辺野古のたたかいを全国へ/ラムサール・ネットワーク日本 
◆申し込み不要 直接会場にお越しください。
◆問い合わせFoE Japan   Tel:03-6909-5983 E-mail:henokotakaengo@gmail.com

2016.12.19.オスプレイ墜落/高江ヘリパッド建設をめぐる政府交渉の防衛省の回答

2016-12-22 18:56:12 | 集会報告
12月19日にオスプレイ墜落/高江ヘリパッド建設をめぐる政府交渉を行いました。
当初この防衛省との交渉を設定したときは、高江のヘリパッド工事に関してと辺野古の新基地建設に関しての話で調整したいたところ、13日にオスプレイが名護市安部の海岸近くに墜落。もう一機も普天間飛行場で胴体着陸するという事故がありました。そこで、この件についても急きょ盛り込むことになったため、質問の数も多くなりました。
しかし、事前に防衛省には質問通告をしていたにもかかわらず、どの質問についても、およそまともな回答が返ってこず、何度聞きなおしても、担当者は全く回答を変えず『繰り返しになりますが』を連発。わざと質問を曲解もしくは、完全に無視しているようにしか聞こえない回答でした。(当日の回答に関して、筆者はどの回答も酷いものと思いましたが、とくにびっくりしたというかあきれたのが、「4.別のオスプレイ1機が13日夜、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で胴体着陸をしている。今回の名護市での墜落事故、そして普天間での胴体着陸について、それぞれ何時何分に生じた事故であり、防衛省は何日何時何分に、米軍から連絡を受けたのか」という質問に対する回答でした。事前に通告しているにもかかわらず、「今手元に資料がないのでわからない」とこの墜落事故を一元的に扱っている担当官僚が答えたのです。いくらなんでもここまで人をなめた話はないと思いました、国会議員も沖縄からわざわざ上京してきている市民も同席しているのにもかかわらず、です)
結局いくつかの質問(当日追加で出された関連質問についても)に関しては文書での回答を求め、翌日には出してもらうように要請しました。
本日その回答が、19日の交渉の設定をして下さった福島みずほ参議院議員の事務所を通じて、届きました。
以下をご覧ください。








12・19 オスプレイ墜落/高江をめぐる政府交渉にて抗議文を提出

2016-12-20 08:35:02 | 高江
12月19日に高江のオスプレイの離着陸帯建設工事と12月13日に起きたオスプレイ墜落事故に関する防衛省との交渉を行いました。もともと工事に関する交渉を行うことにしていたところ、墜落事故が起きたことから急きょこの件も盛り込んだ交渉となりました。交渉に先立ち、下の抗議文を提出しました。


交渉に関しては、事前に質問を通告しているにもかかわらず、ほとんど回答を用意してきていないに等しいものでした。

12・19 オスプレイ墜落/高江をめぐる集会 & 政府交渉 & 上映会 「高江――森が泣いている2」

2016-12-17 23:07:04 | 高江

生物多様性の宝庫、辺野古・高江を守ろう!


12・19 オスプレイ墜落/高江をめぐる集会 & 政府交渉 & 上映会 「高江――森が泣いている2」 

12月13日、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市沖に墜落 別のオスプレイ1機が13日夜、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で胴体着陸を していたことが明らかになりました。幸いにして死者はでなかったものの、紙一 重で集落に墜落したかもしれない深刻な事故です。
防衛省は、事故の発表に際して、機体が大破しているのにも関わらず、「不時着 水」という言葉を使っています。これは実際に生じた「墜落」事故を、軽微なも のであったと言葉だけで印象付ける言い換えです。

また、12月22日の返還式を前に、現在、高江ヘリパッド建設は、突貫工事が行わ れています。
住民を危険にさらすオスプレイ配備に抗議し、撤回を求め、高江ヘリパッド建設 工事の不当性、また、ずさんな環境アセスの実態を問うための集会・政府交渉を 行います。
沖縄から「沖縄平和市民連絡会」の北上田毅さん、また「ヘリパッドいらない住 民の会」から田丸正幸さんがご参加予定です。

また、森の映画社による「高江――森が泣いている2」の上映も行います。 藤本監督の一言スピーチもあります。ぜひご参加ください。

日 時
12月19日(月)14:00~18:30 (受付開始13:30)

①14:00~15:30 …集会 現地からの報告(北上田毅さん、ほか)
②15:30~17:00 …政府交渉(相手方:防衛省 予定)
③17:30~18:30 …「高江-森が泣いている2」上映会/藤本監督の一言スピーチあり

※13:40~14:10および17:15~17:30 ロビーにて通行証を配布します。なるべくその時間帯にお越しください。それ以外の時間帯にいらした場合は、参議院議員会館ロビーの受付から、「101の集会の参加者」ということで、スタッフを呼び出してください。


会場:参議院議員会館 101
定員:100名 (定員超の場合は先着順とさせていただきます)
テーマ :
①オスプレイ墜落 
②高江での突貫工事
③環境アセス・騒音被害 ほか(予定)
資料代 :500円
申し込み:不要 
主催 :FoE Japan、美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会
問合せ :Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986  携帯:090-6142-1807(満田)


11/2 「高江ヘリパッド建設をめぐる集会&省庁交渉」を行いました。

2016-11-06 22:45:18 | 高江
11/2に、FoE JAPAN と美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会の主催で、沖縄現地から北上田毅さんをお招きし、「高江ヘリパッド建設をめぐる集会&省庁交渉」を行いました。以下、いろいろ判明したことの報告です。

(写真:北上田さんの現地報告中)

沖縄・高江オスプレイパッド問題 政府交渉で明らかになったこと 
★自衛隊ヘリ輸送は航空法にも違反の許可なしだった
★事前に許可を取っていた…は嘘だった!
★自衛隊共同使用を否定しながら訓練許可はとっていた
★違法ダンプ問題…防衛省は違法状態であることを認めず
★歩行訓練ルートに砕石を敷いて重機で伐採まで!?

<違法ダンプ問題>

◆表示番号のないダンプトラック(ダンプ規制法違反)、さし枠の取付け、助手席の窓への着色フィルム貼付け、リアバンパーの切断、排気管の開口方向違反、最大積載両の表示がない等の道路運送車両法違反のダンプトラックが連日、国道、県道を走行しています。10月15日、市民らが沖縄陸運事務所に訴え、陸運事務所も違法車両の疑いがあると認めたことから、地元新聞2紙が1面トップ記事で大きく報道しました。

◆稲田防衛大臣も、この問題について10月18日後の閣議後の記者会見で、「事業者として、受注者に対し改善するよう指示をした」と述べており、防衛省も違法ダンプがあったことを認めています。現在、道路運送車両法違反について、政府をあげて『違法改造は犯罪です』とキャンペーンを続けている中で、沖縄防衛局が発注者である公共工事でこのような違法行為が行われていることは許されません。

◆ところが沖縄県警、さらに他府県から派遣された機動隊や警察職員らは、採石場から工事現場まで、ダンプトラックの車列の前後に何台もの車で警護しながら走行しています。そして、市民らが「違法車両だ。取り締まれ」と訴えても、これらの違法車両に注意することもなく、逆に、抗議する市民らを規制して、違法車両をそのまま走行させている状況です。

・国交省は、通報を受けてはがきを出した、18件出して17件から返事が来ている。防衛省にも是正要請をし、適切に対応されたと認識しているとくり返しました。
・防衛省の回答で驚いたのは、違法状態を認めていないことです。防衛大臣の改善指示は、違法状態に対する改善ではなく、経年劣化でナンバーなどが見えにくくなっていることに対するものでした。
・その上で、18日の指示以降は改善されたとくり返し述べていました。
・北上田さんが、違法キャンペーンのチラシをみせながら、違法改造などを指摘しても、防衛省は認めず、国交省ははがきを出したと繰り返すだけ、警察は、県警から適切に対応していると聞いていると繰り返すだけでした。

<自衛隊ヘリ輸送問題>

◆9月13日に、自衛隊のヘリによる重機の輸送が強行されました。自衛隊は自衛隊法により、行動が厳しく制限されています。自衛隊法が「ポジティブリスト」であることは、政府答弁書でも認めています。「ボジティブリスト」である以上、自衛隊法に記載のない行動ができないことになります。一方で防衛省は、今回のヘリ輸送が、自衛隊法によるものではないことを認めています。となると、今回のヘリ輸送は自衛隊法に違反していることになります。

◆自衛隊のヘリ輸送に際しては、航空法で定められた二つの許可(空港でない場所での離着陸と低空飛行の許可)を国交大臣から取っておく必要がありました。

◆このうち、低空飛行の許可(航空法81条但し書き)について、当初防衛省は、管轄の大阪航空局から許可を得ていたとし、申請書と許可証を出してきました。両者の日付が、ヘリ輸送が行われた9月13日になっていたことから、何時の時点で許可をとっていたのか問い合わせました。

◆防衛省の回答は、書類は郵送した、申請書は9月16日に投函、許可書は9月14日に投函した、書類のやり取りの前に電話で前日から確認をしていた。ヘリ輸送で低空飛行は午前9時7分から行ったが、9時前の段階で電話で口頭で許可はとっていた、というものでした。申請と許可が逆転しており、申請書の郵送投函は、政府交渉で小口弁護士がこの問題を追及した15日の翌日でした。

◆同じ内容の質問を大阪航空局にすると、書面で帰ってきた返事は、9月13日の電話は、10時半から13時だったというものでした。10時半には既にヘリ輸送は実施されていました。9時前に電話で口頭で許可をとっていたとの防衛省の説明は嘘でした。後に書面で「不正確だった」と述べています。

◆代わりに防衛省は、昨年末に一括で訓練の名目で許可をとっており、この許可で問題なかった。9月13日の段階で個別の許可も念のために必要ということになり、書類のやり取りまでおこなったが、後日、包括的な許可で十分であることを大阪航空局に確認した。との説明を行いました。

◆しかし、包括的許可はあくまで訓練が名目であり、今回のような工事を目的としたものではありません。ヘリ輸送は、自衛隊法のみならず、航空法にも違反する許可なし違法行為だったのです。

◆もう一つの、空港でないところでの離着陸の許可(航空法79条但し書)については、国交大臣の許可を防衛大臣の承認に読み替える規定があり、問題ないというのが防衛省の見解です。しかし、その読み替え規定は、自衛隊法に書かれているものです。今回防衛省は、ヘリ輸送の法的根拠は自衛隊法ではないことを認めています。基地施設の工事による輸送は自衛隊法にないのに、自衛隊法で定められた読み替え規定だけを使うことができるのか大いに疑問です。

・交渉で驚いたことは、ヘリが飛んだ9月13日に電話を掛けたのが大阪航空局の側だったことです。報道で輸送実施を知り、電話をかけ、個別の許可が必要だと主張し、書類のやりとりまで行ったということです。その後、23日に防衛省が電話して、包括的許可でよいことにしてしまったというのが真相でした。

・北部訓練場を日米合同で使うのではないかという議論で、防衛省は、そのような計画はない、自衛隊が北部訓練場を訓練で使用する実態はない、とくり返し述べていました。ではなぜ訓練のための包括的な許可をとるリストに北部訓練場を加えたのかと聞きましたが、回答できませんでした。

◆9月12日 稲田防衛大臣の自衛隊ヘリ輸送指示
◆9月13日
 9時7分~ 低空飛行開始
 10時半~ 報道で輸送実施を知った大阪航空局が防衛省に電話
       今回の輸送についての個別の許可が必要と確認
◆9月14日 大阪航空局から防衛省へ許可証を投函
◆9月15日 政府交渉で小口弁護士が国交省の許可について追及
◆9月16日 防衛省が申請書を投函
◆9月23日 防衛省が大阪航空局に電話…包括的許可でよい
       福島事務所へ電話回答「9時までに口頭で調整」
◆9月29日 政府交渉 電話した時には既に飛んでいた
            包括的許可でよい
◆その後   福島事務所へ文書回答
   13日の電話は10時半から13時「不正確な回答をした」

<環境アセスについて>

・モノレールを道路に変更したのは、砕石等を運ぶためとあるが、変更前に砕石はどうやって運ぶつもりだったのかという質問については、Fルートの裏からダンプで運ぶつもりだったと回答、それをやらなく済むようにヘリとモノレールにしたのではなかったのか???この辺意図がわかりません。

・質疑はしませんでしたが、当日あった文書回答をみると、生態系の現況調査について、今年に入ってから行ったのは、工事用道路周辺の注目種の確認だけで、生態系の構造・機能など網羅的な調査は、平成17年までに行われたきりでした。

・歩行用ルートについては、幅1.2メートルで砕石を敷く、階段もある、重機を入れて伐採も行う、道路ではないかというと、道路ではないと、でも重機が通れるような道路ではないのかと問いましたが、あくまで歩行用ルートだと言い張っていました。

阪上 武