照・テル・ぼうず

つれづれ日記

受け継がれているもの

2010-11-13 | 日記
今日はきよれったのお誕生日。xx歳のお誕生日おめでとう。ますます磨きをかけて美しい人となってください。

そしてそのお誕生日にチャチャを披露するということで特別な日だね。私には全くダンスの才はないけれど、ひであき父から受け継がれたものなんだよね。だから今日はお父さんのためにもがんばってくださいね。

そういえば、生前に父が“ダンスが上手な女性(ひと)と踊ってると、真綿を抱いているようだ”・・・といったことがありました。それに付け加えていったのが、“お前はあかんけど、きよれったにはその才がある。”・・・このことをきよれったに言ったことあったかな?県下でタンゴ部門の1,2位を争っていた父からのお褒めの言葉なので、これはすごいよ!

そりゃそうと、最近になってやたら黒澤明の映画にのめり込んでいる私です。これはきよれったとともにやはり父から受けついているものです。若いころは“ちゃんばら”なんて野蛮で大嫌いと吹聴していましたが、黒澤ものをみるといやいやどうして・・・奥が深い。人生をうつしだしているではありませんか。それにこれは世界に通じる芸術です、しかも時代を超えて。

あまり父とのいい思い出はないのだけれど、幼いきよれったと私の二人を連れてたぶん築映にちゃんばら映画を見に行った覚えがある。もちろん内容はまるで覚えていない。というのもその映画に興味がなかったし、幼すぎて覚えていないということもあるのだろうけど、それより強烈なことがあって忘れられずにいる。きよれったが“おとうちゃん、おしっこに行きたい。”と言ったら、“いまええとこやから、そこへやっとけ。”・・・そしてしばらくしてきよれったが、“おとうちゃんお尻さむくなってきた。”そこで、父が“そうか。”といって、きよれったを違う席に移した。・・・非常識極まりない話で、こんなこと映画館の人に知れたら叱られる様なはなしですが、時効ゆえ許してたもれ。今となってはかけがえのない父との思い出話です。

今回はスペシャルにみつこってぃ母がお誕生日にいてくれてますますよかったね。いいお誕生日を旦那様と、母の3人でお祝いしてください。