岐阜、柳ヶ瀬、リサイクル着物、ささ政・椿庵ブログ

タンスの中で眠ったままになっているお着物や帯などを大切にお預かりして委託販売致します。

コーディネート

2009-12-21 12:55:08 | インポート

お客様からよく「この着物にどんな帯がいいですか?」と聞かれます。

実際に着物をお持ちになって、お店でああでもない こうでもないっといった感じに

帯を選ばれてご購入していくお客様もいらっしゃいます。

着物に対してまだ初心者のお客様の中には

「水色の小紋には何色の帯をしなければいけないのでしょうか?」

と聞いてこれらるお客様もいらっしゃいます。

結論から言うと色合わせや柄の組み合わせは自由です。

洋服で出かける時に、赤いセーターには白いジャケットをコーディネイトするのと

同じぐらいの感覚でいいと思います。

ですから、私は着物に慣れてきたお客様には

「好きな帯と好きな着物を買って行ってコーディネートは家でやってみてください。」

と、よくご提案させて頂くことがあります。

それは赤い着物に黒い帯がいい日もあれば、白い帯がいい日もあるので

あまりこの着物にはこれって決めつけてほしくないのと、

どんどんコーディネートを自分でやって頂いたほうが

お客様自身コーディネートが上手に楽しくなっていくと思っているからです。

コーディネートを楽に楽しくするアドバイスとしては

着物1枚に対して帯3本、帯締め5本ぐらいの比率で着物などを増やしていくことです。

私もスーツよりYシャツ、Yシャツよりネクタイのほうが数が増えていくようなもので

同じ着物でも帯や帯締めを変えただけで結構印象が変わってきます。

それに着物はある程度好きなパターンが決まってきて、なかなかめったに着ない色の

着物を購入するのは難しいですが、帯や帯締めならいろんな色を購入することで

お持ちの似たようなパターンの着物でもかなり雰囲気を変えていきます。

とにかく普段の着物にルールはありません。着物を着るのに帯や帯締め、帯揚げは

必要であって、色柄の組み合わせはご本人様の個性です。

本来、楽しいはずのコーディネートを難しく考えてしまうと、着物を着るのが嫌になってしまいます。

帯締めだけを変えてみた着物のコーディネート写真を2つ比較してみてください。

Cimg6438

Cimg6439

どっちのコーディネートも正解だと思います。どちらが好きかはその人の個性です。

最後に

決して着物をお持ち込みになられて帯を選んではいけないっと言ってるわけではありません。

いつでもお気軽にお持ち込みになって帯や小物を選びに来てください。

呉服のささ政

お問い合せ sasamasa@celery.ocn.ne.jp

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