財布にものを言わせる

棘を含んだ毒を吐いて遠ざけようとしているのに
吐瀉物にまみれて這い寄る君を
血液で洗い流すのか

黒い水面に灯る火をうつしながら
パンを買う人々に流されて
白い塔の入り口を雨に濡れながら探す

その先はまだ知らない
暗闇に人影があったこともまだ知らない
耳がひどく唸るので眠れない

幼女瓶

わたしはこの子をどうしたいのだろう
かわいそうかわいそう

絵というものは

描いていなければ
かき出し方もわすれて
想像の仕方も忘れて
何もかけない

羽毛

柔らかいと優しいのだろうか
硬いと壁を感じるのだろうか

セラフィナイトを見ていると涙が出てくる
まるで今までないような優しさに触れた気がして
羽毛布団にくるまれた気がして
信じられない柔らかさ
おいしそう
胸の奥がずっしりと重くなるのだ

今日も寒いね

糖分過多で死ぬ