昭和がまた一つ・・・

　今年もあと一ヶ月になり、朝晩もすっかり冷え込んできました。でも昨日の日曜日はポカポカ陽気になりました。小春日和です。鎌倉も紅葉狩りの観光客で一杯です。小町通りの裏道にある「川喜多映画記念館」に行ってきました。あの昭和の大女優「原　節子さん」が9月初めに他界されたとのことで、花が添えられた彼女の美しい写真が飾られていました。彼女は絶頂期に突然に映画界を引退し、その後、一切世間に顔を出しませんでした。あの美貌をそのままに残した大女優として潔すぎる引退でした。鎌倉の浄妙寺近くに住んでいたようです。昭和の巨星がまた一つ消えました。心からご冥福をお祈りします。

黄金の並木路 八王子

すっかり秋も深まってきました。紅葉情報も北上しています。15日の日曜日、八王子の銀杏の並木路を散策しました。大きな街路樹は黄金色で満載です。甲州街道沿い約4kmにわたり770本の銀杏が植えられています。高さも平均15ｍの高さです。ここは昭和2年（1927年）に大正天皇の多摩御陵完成に伴い、昭和4年（1929年）に植えられたそうです。86年前のことです。今や「市の天然記念物」に指定され、「八王子市の木」になっています。いつもは高尾山からこの並木路を眺めていたのですが、歩くのは初めて。もう晩秋の気配です。

マザー牧場に遊ぶ

　秋もたけなわ。先週12日に南房総に一泊の小旅行にでかけました。房総半島の北部は関東平野の一部となり山は見あたりませんが、南房総（上総）は低い丘陵地帯が続きます。丘陵というより高低差の激しい山岳地帯という地形です。富津市の鹿野山の近くの丘陵に「マザー牧場」という牧場のテーマパークがあります。初めて行きました。広い園内には多くの種類の牧畜が、触れあいをコンセプトにして飼育されています。約150頭の羊の群れを牧羊犬が誘導する「ひつじ大行進」がありました。のどかな秋の一日、我がスタッフは童心のまま楽しんでいました。

七五三の鎌倉

昨日、久方ぶりに鎌倉に行きました。小町通りから鶴ヶ岡八幡宮にかけては、沢山のお客さん。穏やかな小春日和のなか、七五三の季節とあって着飾った親子のお参り家族で一杯です。メイン通りの段葛はいまだ工事中ですが，来春には完成の姿を見せるでしょう。

無法松の碑

北九州小倉の話題です。先週帰省した折り、たまたま「無法松の碑」なるものに遭遇しました。「無法松」とは昭和14年にこの地の作家　岩下俊作が発表した「富島松五郎伝」という小説のモデルになった人力車夫の呼び名です。後に何度か映画化され、またいくつかの歌謡曲にもなりました。小説の題名も後に「無法松の一生」に改題されました。モデルになった松五郎は小倉のこの地付近に住んでいたことから、ここに昭和34年に記念碑が建てられました。唄がうまく、竹を割ったような性格でしたが、ばくち好きで、喧嘩早いことから「無法松」と呼ばれました。日本人憧れの庶民像と言ったら言い過ぎでしょうか。