ゴ-ドンの11の健康機能パターン

一年限りのブログです。国試合格頑張りましょう!

腎臓

2010-08-31 21:24:15 | 日記
△腎臓
<構造>
①腎臓はそら豆に似た形。左右一対。合わせて2個。
②大きさは長さ約10㎝、幅約5㎝、厚さ約4㎝。
③位置は後腹腔内、高さは上端→第11胸椎、下端→第3腰椎に位置する(右腎は左腎より1/2椎体程度低い位置にある。
●外部構造
①腎の外側は繊維性の被膜に覆われ、腎と周りの器官を連結し正常な位置を保つ。
②両側の腎には腎門と呼ぶ陥没部分がある。

腎動脈、腎静脈、尿管、神経、リンパ管など諸器官が通過する。
●内部構造
▲腎実質は辺縁部の皮質と中心部の髄質に分かれる。
髄質は腎錐体に分けられ、腎の中心部である腎盂に向かう。
<ネフロン>
①腎の機能的単位をネフロンと呼ぶ。
腎臓はネフロンの集まり。
1側の腎臓に100万個のネフロンがある。
②ネフロンの血液の流れ

輸入管→糸球体→輸出管→尿細管周囲の毛細血管

③毛細血管壁から血液成分の濾過→原尿
●濾過液(原尿)のゆくえ→ボウマン嚢→尿細管→集合管
④ボウマン嚢、近位尿細管、遠位尿細管→皮質
⑤ヘンレ係蹄、集合管→髄質
<糸球体>
①メサンギウム細胞:毛細血管の支持、貪食作用
②傍糸球体細胞:レニンの分泌
<血管系>
①腹部大動脈から直接分岐
●腎動脈→葉間動脈→弓状動脈→小葉間動脈→輸入管→糸球体→輸出管→毛細血管網→小葉間静脈→弓状静脈→葉間静脈→腎静脈→下大静脈
②心拍出量の1/4の血液量あり。
体液成分を一定にするため。
③自己調節能力を持つ。
血管の再生機能も持つ。

血液疾患

2010-08-30 21:13:09 | 日記
▲検査と治療
1.骨髄穿刺
<目的>
●血液疾患の診断・治療の効果の判定。
●悪性腫瘍の骨髄転移の有無の診断。
<方法>
●成人:胸骨(第2~3肋骨)・腸骨を穿刺。
<看護>
●検査前:不安の緩和
●検査中:観察。無菌操作の徹底。
●検査後:
・完全止血(出血時間の2倍圧迫)
・安静保持(1~2時間安静臥床、24時間入浴禁止)
2.輸血
<目的>●不足している血液成分の補充。
<看護>
①実施前確認
・氏名、生年月日、血液型、交差試験の結果確認。
・輸血の種類、本数、有効期限、バックの破損の有無の確認。
★血液製剤に応じた保管・管理が大切(使用直前持参が原則)
・全身の観察、アレルギーの有無の把握、目的の説明(心理的負担の軽減)
②実施中:循環器系の負担を減らす。
・滴下数の調整。
●原則:1単位200ml60~90分(高度貧血の肺性心に注意)
・保温
③輸血開始直後から十分な副作用の確認。
・型不適合、アレルギー。細菌汚染、循環不全。
④輸血後:輸血後遅発性輸血の副作用の観察、輸血効果の評価。
3.骨髄移植
<目的>
●患者の骨髄を空にして、組織適合抗原(HLA)が一致した提供者の骨髄を輸注し、生着させる事。

女性生殖器系

2010-08-29 09:39:15 | 日記
▲子宮の疾患
①子宮内膜症
<原因>不明
・病態:子宮内膜組織または子宮内膜様組織が、骨盤内の諸臓器に異所性に増殖しているもの。
*30~40歳代に多い。好発部位は子宮体部筋層内、卵巣、骨盤腹膜
<症状>月経痛、持続性月経困難症、不妊。
・治療:出産希望では妊娠により軽快する。他に薬物療法
②子宮筋腫
<原因>不明
・病態:子宮の筋組織から発生する良性腫瘍、平滑筋腫。
*好発年齢30~50歳で、40歳代に最も多い。
<種類>
・漿膜下筋腫
・筋層内筋腫
・粘膜下筋腫
<症状>
月経痛、月経異常、不正出血など
・治療
無症状→経過観察
貧血、苦痛症状→手術療法(筋腫核出術、子宮全摘出術)

受精(妊娠の成立)

2010-08-28 18:32:39 | 日記
△妊娠:受精卵の着床から胎児およびその付属物が母体外に出される(分娩)までを言う。
▲卵子は排卵後24時間、
精子は射精後、体内で72時間受精能力があり、卵管膨大部で受精が行われ受精卵は卵割を始め、卵管を進みながら分裂を繰り返し胞胚となる。
子宮にたどり着いた胞胚は、受精後6~7日に子宮内粘膜に着床する。
▲妊娠期間は最終月経の初日から約280日(40週)であり、排卵から266日である。
▽ネーゲルの分娩予定日
★最終月経月から3を引くか9を加え、最終月経の初日に7日を加える。
△妊娠期間
①初期(~15週まで)
②中期(16~27週まで)
③末期(28週以降)
妊娠すると、黄体から分泌されるプロゲステロンの作用で基礎体温(BBT)は高温相が続く。妊娠16週頃に下降する。
△妊娠と母体の変化
①妊娠6週頃:つわり症状(悪心、嘔吐、唾液こう進等)の出現。→12~14週頃まで続く。
②妊娠12週頃:初乳が圧迫により排出され(水様液)乳輪のモントゴメリー腺、子宮膣部のリビド着色が見られる。
排尿回数の増加(子宮による膀胱底の圧迫)
腹壁より子宮底の触知が可能になる。
③妊娠14~16週頃:胎盤完成。

生殖器

2010-08-28 11:35:16 | 日記
▽女性生殖器
・膣の自浄作用:膣粘膜細胞のグリコーゲンをデーデルライン膣かん菌が分解し、乳酸にかえるために
正常膣内は強い酸性を維持する(pH3.4~4.5)
▲症状と病態生理
1)出血(不正子宮出血)<原因>
①機能性子宮出血:性ホルモンの異常。
②器質性出血:子宮膣部びらん、頸管ポリープ、子宮頸癌・体癌、子宮筋腫など。
③その他:血液疾患でみられることがある。
2)帯下(たいげ)
①性器からの分泌物で膣前庭、膣、子宮、頸管、子宮体部、卵管から分泌される。
②性状により白色帯下、黄色帯下、血性帯下、漿液性帯下などに分類される。
③通常は白色で性周期により、量が変動する。
3)骨盤内疼痛
①主に下腹痛、腰痛。
②原因:腫瘍による疼痛、骨盤内の炎症による疼痛、子宮外妊娠、子宮外妊娠、子宮内膜症、子宮の一応異常によるうっ血がある。
▼男性生殖器
①精巣(睾丸):精子が作られる。アンドロゲン(テストステロン男性ホルモン)の産生。
陰のう(薄い平滑筋の袋に入り、体外に出ている。精子は体温より低い温度(33℃位)で正常に形成される。
②精巣上体(副睾丸):精子を成熟させる。
③精管:厚い平滑筋の層を持つ管(長さ30㎝位)で精子を子宮へ送り出す管。
④前立腺:尿道を取り巻いている、精液の液状成分(精漿)を作る腺と平滑筋で出来ている。
<精液>受精させるための物質が種々含まれている。
・精子エネルギー源の糖分。
・膣内の酸性化を中和するアルカリ成分。
男性ホルモンにより調節され精子は前立腺で尿道を通過し前立腺の平滑筋の収縮運動で射精が行われる。
⑤尿道
・尿道海綿体:尿道を囲む海綿体。
・陰茎海綿体:陰茎を吊り上げる海綿体。
・海綿体:特殊血管系。
海綿状の血管で、血液が充満し体積が増大し陰茎を勃起させる。
精子には性染色体であるXとYを一本づつもち、男性(XY)女性(XX)を決定させる。