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特になにもないですが

気のつかい合い

『喜んでもらいたい』という気持ちと
『喜ばせたい』という気持ち。

同じようでありながら
ほんのちょっとだけ微妙に違うのかも、

私がそんなふうに思ってしまった
きっかけの話を今日は書こうと思います。


数年前の私の誕生日あたりのことです。

「水族館好きのあなたを水族館へお連れしようと思って」

そう連絡をくれた友人がいました。


「サプライズにしたかったけど、都合を聞いてからと思って。いつにする?」と。


嬉しいお誘いでありながら
お互いの予定を合わせる段階で
なかなか話が進みませんでした。

今から思えば
私自身が日々の生活や家族の予定を優先し、
友人の都合の良い日や時間帯に合わせることが出来ずにいたのかもしれません。

行く日がなかなか決められないまま
月日が流れてしまっていました。


だいぶ経ったある日、
「水族館の前売り券、期限が今月末までなんですけど」
とその友人から連絡をもらいました。

友人はすでに
水族館の前売りチケットを購入してから
私を誘ってくれていたのだと
その時になって気づいたわけです。

これほど先延ばしにしてしまって
本当に申し訳なかったと思いました。

慌てて日程を決めました。
なんとしてでも都合を合わせないと、と。


私は心の中で

プレゼントにチケットを買ってくれてたのなら
「これで行ってきて」
と誕生日にチケットを送ってくれるのじゃダメだったのかな、
喜んでもらいたいという気持ちなら、それでも良かったんじゃないのかな、

なんて考えたりもしていました。


私を連れて行きたいと思ってくれてる、
私を喜ばせたいという彼女の気持ちを
とにかく私が達成させてあげなくては、と

そんな義務感ばかりだったように思います。



平日の夕方からになってしまいましたが
行く日が決まりました。


夕方の水族館。
閉園時間まであまり時間がないこともあり
人はほとんどいなくて
どの水槽も見やすかったのを憶えています。



友人はこの日、
どのように感じていたのかな、と

こうして思い出しても
気になるところです。


短時間だけど
連れて行ってあげられてよかった、と
思ってくれたでしょうか。


チケットを買ってくれたこと、
誘ってくれたこと、
私はもちろん感謝しています。
すべてが私のためなのがわかるからです。


水族館で
ちゃんと私は喜んでいる顔を
友人に見せることが出来ていたでしょうか。



その日がきっかけになっているかどうかわかりませんが

今は連絡を取り合っていません。


やった甲斐がなかった、
そう思われているかもしれません。


コメント一覧

samgirly
來夢さん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
私が考えすぎでした。
來夢
おはようございます。
喜ばせたい気持ちに応えなきゃいけないことはないとは思います。
ただお友達は一緒に楽しい時間が過ごしたくて、直接喜ぶお顔が見たくての行為だったのかなあと思いますが。
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