先日、恐ろしい出来事が起きました・・・。
お天気も良かった金曜日。
アルバといつもの公園へお散歩に行きました。
いつもの公園は、アルバも慣れたものでまるで庭のよう。
思いっきり走りまわり(私はへとへとですが・・・)、いつもの小川を渡り、
テニスコートの横を歩いていました。
ふと、アルバがクローバーの生い茂った草むらをクンクン。
しばらくそのままでクンクンさせてたのですが、異様に執着し始めたので
「ほら、行くよ!」とリードを引っ張りました。
でもなぜかそのクローバーの茂みに執着するアルバ。
「もう帰ろう!」とグイっとリードを引っ張った瞬間・・・
ハーネスがつるっ!と抜けてしまいました
しまった!!と思った時には、すでに走り始めていたアルバ。
こなると呼び戻しがきかないアルバは、戻ってきません!
頭が真っ白になる私。
すぐに追いかけるのですが、追いかけっこをして遊んでると勘違いしているアルバ。
簡単に捕まえることはできません。
私が近づくと、すぐに逃げてしまいます。
おやつを取り出し、「こい!アルバ!」というと、徐々に近づいてきました。
「チャンスはこのときしかない!」と思い、
近づくアルバをわしづかみ!
・・・しかし、その手をすばやくかわし逃げるアルバ。
もう一度おやつで釣って、近くまでおびき寄せ、がっつりと服をつかみました。
・・・が、最悪にも服がつるっ!と脱げてしまい逃げられてしまいました・・・。
もう警戒しておやつにも寄ってきません。。。
私が寄っていくと逃げて離れていくばっかり。
「これは逆に離れておびき寄せていくしかない」と思い、アルバとは逆の方へ走ります。
でも、私の方なんか見ちゃいない・・・。
おまけに、近くの川で釣りをした誰かが捨てた魚を食べ始める始末
私ひとりではどうしようもなかったので、携帯で主人に電話。
何回コールしても出ません・・・。
それもそのはず、彼は夜勤明けでガッツリ爆睡中なのです
でもしつこいくらいコールしました。
コールしながら携帯を地面において、何とかアルバを確保しようと追い込みます。
やっと主人と電話がつながりました。
「アルバが逃げた!早く来て!」
家から歩いて20分の公園。
主人が来るまで、アルバと格闘は続きます。
あまりにも近づくと道路へ出る恐れがあるので、近づかず、逆方向へ進みながら
アルバをとにかく遠くへ行かせないようにするのが精一杯でした。
主人が来るまで地獄のような時間でした。
迷子札もなく、呼び戻しも出来ない。
これはすべて飼い主の責任です。
後悔してももう遅い。もう涙が出てきました
恐ろしく時間が過ぎたような気がしました。
このまま夜になったらもう確保するのは難しいのだろうか。
なんで、ちゃんとしつけをしなかったのだろうか。
ハーネスを信じすぎていたのではないか。
以前、ハーネスが外れた事があるとコメントいただいたのを教訓にもしてないじゃないか。
嵐のような後悔と、捕まらない焦り。
目の前のかわいいはずのアルバが悪魔のように見えます。
「ジャンパーを脱いでかぶせたらどうか?」
などと考えながら、アルバと一定の距離を保ちつつ、主人を待ちました。
やっと主人の登場。
これから二人でアルバをどうやって追い詰めよう。
挟み撃ちして捕まえるしかない・・・なんて思っていたら・・・。
アルバ、主人を見つけると尻尾を振って主人の元へ走っていきました。
主人、普通にアルバを確保。
なんともあっけない幕切れでした。
私は涙を流しながら、主人のもとへ。
ほっとしたのと、もう何がなんだかわからない気持ちとで胸が一杯になりました。
今回のことは飼い主の責任以外何も悪いことはありません。
本当に反省しました。
ハーネスに予備で首輪をつけようと主人と話もしました。
呼び戻しも、きちんとしつけないといけないと思いました。
出来ないじゃいけないんだと、思い知らされました。
あんな事は二度と起きないようにしないといけないと反省しました。
今だから笑い話ですが・・・。
腰が抜けた・・・ってわけじゃないんですが、主人とアルバと帰る途中、
腰が痛くて痛くて歩けませんでした
帰ってからも主人に腰をさすってもらうほど・・・。
主人いわく、「人間、切羽詰ると、変なところに力が入る」そうです。
そして、もうひとつ。
主人も私も、今現在足が凝って走れず、階段も上れません
主人は家からずっと全速力で走り、私はアルバを走って追いかけまわす。
その産物がこれでした。
二人で「アイタタ・アイタタ」言ってます
でもアルバが今私の横で毛布に包まれながらスヤスヤ寝ている姿を見ると、
「良かった、良かった」もうその言葉しか出てきません。
絶対安心ってないんだと思い知らされた一日でした。
ちなみに・・・。
確保後、魚を食べたのが心配だったので帰ってすぐに病院へ電話。
「誰かが故意に毒を仕込んだりしていなければ、ある程度犬は丈夫にできているから、
そんなに心配することはありません」というお言葉。
下痢・嘔吐も見られず、食欲もあるので一安心です。