徒然草庵 (別館)

人、木石にあらねば時にとりて物に感ずる事無きに非ず。
旅・舞台・ドラマ・映画・コンサート等の記録と感想がメインです。

Il Divo Amor & Pasion Tour 2016 大阪公演

2016年04月19日 | ライブ・コンサート
IL DIVO Amor & Pasion Tour 2016 大阪公演

(2016年4月20日加筆)



今日(もはや昨夜ですが)のIL DIVO大阪公演1日目@大阪城ホールのセットリストです。
MCの内容はまたのちほど(忘れないうちに)UPします!

久しぶりの王子様たちに癒されました!
胸いっぱいに美しいものを詰め込んで浄化した気がします。


☆Act One


Overture
Besame Mucho
Quien sera




ウルス:(日本語)こんばんは大阪!お元気ですか?(英語)今回の新アルバム『Amor & Pasion』のツアーで日本を訪れることができて、これに勝る喜びはありません。そして、このすばらしい大阪の会場と聴衆の皆さんに再び出会えてうれしく思っています。このアルバムは、これまでのわたしたちのアルバムの中でも、そう、言うなら最も「セクシー」なアルバムになりました。これまでと違うショーを楽しんでいってください。

セバスチャン:(英語)今回のアルバム収録曲は全てスペイン語で歌われています。制作の時に思ったのは「ラテンの男は本当に女性を口説くことが上手いな」と。(ここでカルロスを見る。カルロス、当然だろ?とばかりにニヤリ。会場大笑い) いろんな甘い言葉、スペイン語では「  」というんだけど、そのバリエーションがすごい。だから僕たちもちょっとやってみることにしたんだ。(日本語で)「うわ~お、ここには、天使が、舞い降りた!!」(場内、その「板についていない様子」に爆笑)
続いてディヴィッド、ウルスが挑戦するも、どうにもサマにならない(笑)。
そこで「ちょっとちょっと、カルロスさん」とディヴィッドに助けを求められたカルロス、おもむろにステージの中央に進み出てくる。

カルロス:(英語)君たち、全然なってないじゃないか。もっとセクシーにだな…まずは皆もっと声を低く、そう、低い甘い声でやらなくちゃ。で、シャツを少しはだけてだね…(黄色い悲鳴)それからこっちも…(ズボンの前に手をやってニヤリ)おっと。こっちはやらない(再び悲鳴)。

カルロス:(日本語)もし、美しさが罪ならば、きみは一生刑務所に入ってなくちゃならないね。(笑)
(日本語)もし僕が泥棒なら、あなたの心を盗みたい。(←ルパン3世かよ!と心の中で突っ込んだのは当たり前である)

観客大笑い&4人のショートコント(違)に大喜び。



Si Voy a Perderte
Contigo en la distansia


ディヴィッド:(日本語)ありがとうございます。私たちと日本の皆さんの間には、強い絆があります。日本の皆さんは、どんな苦難があっても、負けずに立ち上がる勇気と強さを、私たち、そして世界中に教えてくれています。そんな日本への尊敬と愛をこめて次の曲を歌います。「ふるさと」です。ぜひみなさんも一緒に歌ってください。

Furusato
Caruso


ウルス:(英語)ずっと昔、僕たちはもっと若くて、それよりももっと昔は子どもだった。僕がティーンの頃はヘヴィメタルにはまっていて、髪だってこ~んな(と、胸の下までを指す)長い巻き髪で、パツパツのレザーパンツなんか履いててね。(会場どよめき)あ、大丈夫、今日はここでヘヴィメタは歌わないから!(笑)
誰でも「この一曲との出会い」というのがあると思うけど、ヘヴィメタルのバンドでヴォーカルをやっていた当時、僕が出会ったのが、クラシック音楽だった。 ドイツの歌手で、(名前失念…ディートリッヒ・某とか言っていたような)がうたっていた曲。その歌手は残念ながら35歳の若さで亡くなってしまったのだけれども、彼の残した歌はまさしく「遺産」だと思っている。会場の皆さんはドイツ語が分からないかもしれないけれど、歌の意味はこうです。(日本語で)「僕の心は、あなたのもの」

Dein ist mein ganzes herz (僕の心は全てあなたのもの) by Urs


Don’t Cry for Me Argentina


MC
カルロス:(英語)次の曲は、To All the Girls I’ve Loved Before…となると、たくさんいるからね、どこから話していけばいいかな?
セバスチャン:(英語)それじゃ時間全然足りないから。朝になっちゃうよ!(笑)
カルロス:(英語)僕は美しい女性と夜通し話すのは大歓迎なんだけど。そこの綺麗な方!コンサートの時間じゃ足りないから、なんならあとで携帯の電話番号教えて。で、あとで電話する。そして長~いお話を…(一同「ダメ!」と止めるw)

To All the Girls I’ve Loved Before

セットが変わり、ギターを抱えて下手に座るウルスの周りに3人が集まる。

Hallelujah (Guitar Mix)

MC
カルロス:Hallelujahというのはcelebrationという意味だけれども、祝福という意味で僕が思い出すのはひとりの歌手のことだ。いつもイカした服を着て、美女に囲まれて、素晴らしい歌を歌ってくれた。その彼が生まれて今年は100周年になる。誰のことを言っているかって?皆さんご存知の、フランク・シナトラのことだよ。今日は彼の代表曲を歌えることが嬉しいよ。

New York, New York
(ニューヨーク・ニューヨーク) by Carlos

My Way



(20分休憩)


☆Act Two

Quizas, quizas, quizas
Por una cabeza


それぞれ衣装替え。帽子をかぶってダンサーとタンゴのステップを踏みながら踊るシーンも。ディヴィッドはバンドネオン演奏に挑戦!とても絵になっている。(難しかった!とのこと)

Volver
Un regalo que te dio la vida


MC
ディヴィッド:(日本語)ありがとうございます…(息が切れている)ダンスした後は大変で…ええっと、今は水を飲みます!(笑)
みなさん、今回のテーマは「Amor & Pasion」!(ここで変なポーズをとる+「ちょっとちょっと」が、今回のディヴィッドのネタらしい。)そして!ウルスさんはスイス人なのにタンゴがとっても上手だと思いませんか?(上手にいたウルスが照れ笑い。隣でカルロスが笑っている)え~、僕はまあまあです…。ねえセブちゃん。(と、セブに話を振る)

セバスチャン:(日本語)はいはい~、ディヴィッドさんは何でも上手ですよ(と、ねぎらうようにポンポンと肩を叩く)。あ、音楽の話だけです!(←何の話だよwと内心突っ込む)

ウルス:(英語)次に歌うのは、僕たちが随分前にオリジナルとして作った曲です。楽しんでください。

Isabel

(暗転、メンバーがはける)

暗かった舞台に照明が落ち、ピアノの前に座るセバスチャンを照らし出す。

Hymne a l’amor (愛の賛歌) by Sebastien (Piano Version)

MC

La vida sin amor (Latin Mix)

舞台に椅子が出てきて、4人はくつろいだ様子で腰かけて談笑。ピアノ伴奏だけでリラックスした感じ。
「Mama」ではウルスがディヴィッドのお母さんのように肩先に頭を抱き寄せてナデナデしている微笑ましい光景も。



Medley: Everytime I look at You / Mama / Passera (Piano Version)

Somewhere

ディヴィッド:(日本語)今回のツアーではメンバーがひとり一曲、自分にとって特別な曲を選んで歌っています。IL DIVOはオペラとポップスを両方歌ってきましたが、自分にとって一番大切なのは、やっぱりオペラです。そのオペラの中でも、今日ではポップスのようにとても人気があるこの曲を歌いたいと思います。

Nessun dorma by David

拍手が鳴りやまない。何度もお辞儀して、ありがとう、と手を合わせるディヴィッド。しかし拍手が鳴りやまず、他の3人が出てきて「すごいな」と、ビックリしたように笑っている。ウルスが恭しくディヴィッドの手を取り、「ありがとう、本当に素晴らしいよ」と称賛の言葉を贈り、ディヴィッドも照れたように笑顔に。「いやいや心からそう思うよ」と、こちらも笑顔のウルス。

Regresa a mi (Latin Mix)

とても懐かしい曲のラテンアレンジ、男女のダンサーに囲まれて歌う4人が最高。これまた拍手や歓声がやまず、最後にディヴィッドが指揮でもするように「ちゃっちゃっちゃっ!」と打ち止め、カルロスが「それすごい面白い、いいね」とウケていた。




Encore
Time to Say Good-Bye