つかの間のひととき

珍しくひろきから
メールがきたので
いつもながらに
続く一言メール
まるでチャットのようなメールが
繰り返されて
ひろき「今から行くから支度して」
うさぎ「うん」
ひろき「ついたよ！」
私は弾む心で家を出る。

先日、ひろきの家の前の駐車場に
青い新車が止まっていて
３桁の数字が脳裏から離れないので
家の前に止まってる車が
すぐにひろきだと思ったけれど
私はその車を通り過ぎようとすると
車の窓から手を出して私に合図する
後部座席に座った私は
「コンビニに行きたい！！」
そこで缶ビールとカフェラテを買って
夜景の綺麗な場所に車を止めて
あいつが切り出した話は
私とひろきの共通の友達が
ひろきに彼女を紹介したと言うこと。
しばらく・・・
ここ２～３ヶ月くらいひろきがフリーだったので
友達として会って話をしたり
ドライブしてたけれど
最近、いい感じで
このまま寄りが戻るのかと
期待しかけたところで大逆転。
はぁ～？
あなたが愛する人は
私ではないってこと。
きっと世の中の可愛い女の子は
そこで
「いや、あたしひろきでなくちゃ！！いや。
その紹介されたコと付き合うのやめて！！」
なぁーんて言うんでしょうけれど
けれど私は
「良かったね！！ひろきに彼女できたら
応援するよ。アドバイスもするよ。喧嘩したら愚痴も聞いてあげるよ。
あたしだって、この間職場の人に２３歳の年下のコ紹介されたんだ。
そうだあたしもデートしてみようかな？年下のコと」
あいつが彼女とデートに忙しくなると
友達のあたしはほったかされて
しばらく連絡が途絶えてしまうのは
今始まった事じゃないけれどね
本当は好きで好きで溜まらなく好きで
手放したくないのに強がり言ってるあたし。
２３歳のコの紹介される筈の話も
職場の試食会のときの笑い話さぁ・・・・
そんなことある訳もないのに