瓦礫の島の「穴埋立地」

模型の製作日記や映像の私的感想を掲載しています。ネタバレもありますので未見の作品は注意して御読み下さい。

エスパーさんのリペア。

2016年12月18日 | 模型
ジロー模型のブースで見本になって貰った
エスパーさんのフィギュアが修理の為に帰ってきました。
来年のエスパーさんフィギュアは新作になります。
ですので、このバージョン1は2015年の冬から
過去4回のワンフェスで配布販売した事になります。
しかし、最初は40個近くあった在庫も残りは数個です。
これも、ジロー模型の皆さんとジロ吉君のおかげです。




と言う事で、展示の際は綺麗に接着されてますが
見本と言うのは破損が付き物です。
特に、撤収の際はぞんざいに梱包されるので壊れる率が高い。



頭部のアンテナが両方共に折れています。
元々、アンテナは折れやすいのですが、
両方折れているなら、いっそのこと作りなおした方が速い。
幸いにも、予備パーツはありますので、
新規に塗り直します。



肌色を塗ります。
私の場合はサフレス塗装です。
いわゆる、サフェーサーを下地に吹かずに
レジンの成形色を下地として積層塗装をします。



薄く肌色を吹いた後は瞳入れです。
去年から、筆を変えました。
1本200円の筆から、800円の筆に。
昔から筆は消耗品と言う感じでしたので
御金をかけないようにしていました。



しかし、諸先輩に聴いたら「弘法筆を選びまくる!」ですね。
皆さん、筆だけは少し良いものらしいと聴き、
私も買ってみました。
もう、凄くよいですね!
細かい所もスイスイと描けます。
やはり、ニッパーと筆は良いものに限ります。



簡単にリペアしてみました。
後は、接着材を取り除いてから軸打ちをし直します。
当時を振り返ってみると、
初めて自分のフィギュアのテストショットを塗装するって、
かなりプレッシャーがかかった。
しかも、これはジロ吉君が海洋堂のセンムさんに
見本として持って行った物の一つだと思う。
コレを塗装した後に高熱出して倒れたんだよね。
なにせ、2次創作版権と言うのをワンフェスで
展示配布販売すること自体が前例が少ない。
普通は、版元があるキャラだが、
エスパーさん自体は原作が無いけど、
元の設定を松本零士作品をオマージュした
完全に2次創作というので、
原作は自分だが完全にオリジナルでは無いという微妙さ。
全ての人が快く見られるようにするのは
凄い努力と気持が必要だと思い知った経験でした。
零士先生と海洋堂さんには、
ワンフェスでの展示配布販売を快諾して頂いたのを
今もこれからも感謝しています。



さて、瞳入れ完了。
2年前の今頃に塗装した見本と比べると2年間の差分がわかる。
表情が硬いし、下地にサフ吹きしてるので肌の透明感がイマイチ。
しかし、これの後の零士先生に寄贈した見本の時は意外とノリノリで塗装はいけた。
やっぱり、最初の一個は緊張の連続だった。
さてと、もう少しダメだしして
今の技術で完全な状態にするかな。



エスパーさんの制作ブログもありますので参考まで。

エスパーさん制作日記







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