アンヴィル!夢を諦めきれない男たち

2010-07-05 23:11:01 | Music
映画:アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち



【主演】
スティーヴ・"リップス"・クドロー (G・Vo) 54歳 給食配達のオジさん
ロブ・ライナー(Dr) 55歳 建築作業員のオジさん
その他メンバー

映画OfficialSite




南アフリカで開催されているワールドカップの準々決勝でアルゼンチン対ドイツ戦がまさに
キックオフ直前、遠い極東で、ある「鋼鉄のハート」を持つ”漢達”のドキュメンタリー映画を見て

号泣していた。


もうボロボロだ、犬の動物映画などには弱いが、センチメンタル系の映画などでも一切涙を流さず
長年付き合った彼女と別れてもケロッとしているSaifa青年はもうそりゃ泣き崩れて、正直

ワールドカップどころではなかった。


時間を巻き戻そう。
ワールドカップのアルゼンチン対ドイツ戦を楽しみにしていたのだが、時間が若干余ったので
GEOに行ってCDをレンタルしようとしたら偶々、変なおっさんどものパッケージのDVDがあり
予備知識全くなく、なんとなく借りてみた。

食器を洗ったり、家の事仕事をやりながらアルゼンチン戦まで時間を”つぶす”つもりだった。

そして、映画が始まると、メタリカのラーズや元ガンズのスラッシュやスレーヤーのトムなど
そうそうたる面々が「Anvil」というバンドを褒めちぎる所から開始して、1984年に行われた
フェスでボンジョビやスコーピンズと共演をしたLIVEに映像が切り替わる。

暫くして給食の配達のオジサンと建築作業員の「オッサン」の日常を数年間追うことになり
栄光から転落そして再浮上というdreamな展開になっている

storyは下記参照



【story】                                                           
30年間、決して夢をあきらめなかったメタル・バンドの、"日本で始まり、
日本で終わる"笑いと感動の映画

以上。

詳細(BARKS)

↓予告




バンドでプロを目指そうとウダウダしていた時期があったので
Saifa青年は非常にシンクロ率が高い状態で映画を見ていたw

なんせ、家族はみんな人生終わっているとか抜かしてて、友人関係もみんな
”ある程度”収入の差が出てくるので痛い気持ちは非常に解る。

最後のシーンの方でCDを作成するに至って、お姉さんが”支援”してくれてやっと完成するのだが
レコード会社に「時代にあっていない」とかダメ出しをされ、途方に暮れそうなった時に
なんと「アジアのメタルの聖地で行われるの一大Fes」にお呼びがかかり
Liveに参加することになり、そこのワンシーンで

「こんな遠くまで来てお客が5人位だったら、呼んでくれたプロモーターに申し訳なくて
とても悲しいね」

とボーカルのリップが語るシーンがあるのだが、ちょうどその前のツアーで客が全然入らず
キャパが大きい場所だったが客が入るかは相当、疑心暗鬼の気持ちだったと思う。

ボーカルのリップがステージに立つとそこには人人人の海であった。
その一大Fesは、「Loud Park」と呼ばれるものだった。

日本人で鋼鉄のHEARTを持つ戦士であれば、
LoudParkという時点で、客席は人でいっぱいに埋まっているYoと気づくのだが
流石にAnvilのメンバーはFesの存在を知らなかったらしい。
(または出演が昼だったので不安だったのかもしれない。


もうそのシーンで、Saifa青年は涙があふれて死にかけていた。


その後、日本にも単独で訪れていてnews23にも特集が組まれていたらしい。
勿論、ナレーションは日本が世界に誇るメタル伝道師「MASAーITO」だ。

日本のメタル伝道師による紹介:1


日本のメタル伝道師による紹介:2



よくバンドをやっている人たちで客が入らないLIVEって入らなくても
俺達のplayをするだけだぜ!!というが、折角練習してその状況は本当に痛いし切ない。
俺は最後まで慣れないかもしれない。

【数ある 筆者体験談のcase①】
LIVE HOUSE 仙台ジャンクボックス突入前夜
LIVE HOUSE 仙台ジャンクボックスガチンコ戦
※酷い、切ない、苦しいの3重奏だ。思い出すのは帰りの脱出シャトル(東京行きのバス)に
  乗った時の幸福感は忘れられない。




Anvilのメンバーは本当に素晴らしい。映画も素晴らしいのだが・・・個人的には、

Anvilの曲は好きになれそうにない



しかしながら映画は絶対に見るべきだ。絶対にだ。キリッ。


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