飲料水としての水はどのようなものが適しているのか、今回はこの部分に焦点を当てて書いていきます。
単純に飲料用と言っても、身体の中に入ってからの代謝の仕組みや、飲用と調理用との違い、エネルギーやミネラル分などの補給、また酸素や水素の補給など、様々な事が関連するため、幾つかに整理して説明する必要がありますので、まず水分以外の成分補給に供する目的のものは後で説明する事にしましょう。
水道水に関しては前回にも書いた通り、塩素の持つ酸化力の影響は大きいため、この酸化力を消す必要があります。
一番簡単な方法は煮沸や、汲み置きして密閉した容器のまま6時間くらい放置することで、残留塩素は消滅します。
次に物理的に塩素を分解・吸着する方法として活性炭があります。これは蛇口に直接取り付ける浄水器の多くが、活性炭と中空糸膜を組み合わせ、塩素やカビ臭、トリハロメタンなどを吸着し、その後中空糸膜で分子量の大きな菌などの有機物を除去するようになっています。
ただ活性炭の吸着容量は少なく、水道水を使用した場合では中空糸膜より早く効果がなくなるため、塩素を除外したい場合には頻繁に交換が必要になります。
また水道水は地域によって異なりますが、多くの自治体では夏場は塩素濃度を2倍~4倍ほど高くしているため、夏場の塩素はさらに酸化力が高くなっていますので注意が必要です。
アルカリイオン製水器は、蛇口に付ける浄水器と同様の処理を行っているため、これも塩素は除去できます。
あと塩素を分解する薬剤として「ハイポ」というものがあります。
これは金魚など水槽に使用する事で知られていて、風呂などに使用する場合にもっともコストが安く使用できると思います。(熱帯魚用の少量では高いが、1㎏以上や業務用として25㎏のものであれば安い)
ここまでの方法でまず残留塩素の害を排除することはご理解頂けたと思います。
日本の水道水基準では基本的に毒素、重金属、細菌は含まれる可能性は極めて低いので、これ以上の浄化は不用だと思いますが、さらに不純物を取り除きたい時は逆浸透膜という、元素のレベルで濾過することが比較的安価でできるようになっています。
ほとんどアメリカ製の商品ですが、家庭用に作られていて8万円くらいから購入できます。
工業用の場合は濾過率95%程度のものを使用しますが、これは高濃度の海水を飲料水にしたり、純水が必要な場合に使用されており、家庭用の水道水を濾過して使用する場合は80%程度の濾過率で十分と言えるでしょう。
これを使用する事で、水道水中の様々なミネラルも含めて濾過をするため、安全性は極めて高い水が得られます。
ただミネラル分がないため、味覚的にまずい水になりますので、安全を第一とする場合以外はここまでの必要はないでしょう。
さて話は水の安全性の方向で進めたため、純水レベルに到達してしまいましたが、これらの方法は必要に応じてできる事を書いただけで、方法論として存在している事を理解して頂ければ結構です。
ここからの話は有害物質がない水を前提として、さらに身体によい水とはどのようなものかを説明します。
まず大きく3つに分類してみました。
①エネルギー的に効果があると言われているもの
電子水、磁気水がこの分類になり、外部から水に対して電位や磁場を与え、水自体にエネルギーを蓄積させたものと考えて下さい。状態は異なりますが高温・高圧下で生成される超臨界水・亜臨界水、ナノバブル水などもこの分類に入り、通常の水に比べて分子の活性度が高く、酸化や還元などの反応が見られます。
例えばセンブリ茶の入った容器に磁気を与えるだけで、水の中のセンブリの成分は変化を始め、数分で透明度が上がり臭いや苦みは消滅するほど、短時間で水自体に活性度を高める効果はあります。
ただこのようにして与えられた性質は、水自体が長時間持続する性質がなく、時間経過と共にエネルギーを放出して元の水に戻るため、体内でその性質を持続する事はできません。当然ながら汲み置きした水では効果は期待できないでしょう。
肝心な身体に対する効果ですが、このようにして活性化した水は、酸化力より還元力が高い傾向にあり、酸化傾向にある身体に対しての還元効果はあると考えられます。
説明に金属が錆びにくいや、錆が取れると書かれているのは還元によるもので、これは身体にとっても同様の効果はあると言えます。
ただすべての機械や設備が同様の効果を持っているかどうかは不明です。
同様に身体の状態によって効果の現れ方は異なるため、ここではあくまでも理論的な見解として考えられると言う事です。
②物質的に効果があると言われているもの
酸素水、水素水、酵素水などの水に添加、もしくは含まれている物質が、身体に対して効果があると言われているもの、及びアルカリイオン水のような電解によって生成されたものも含めています。
パイウォーターもこの分類とされていますが、私の考えでは性質的に波動水に分類されるのではないかと感が手います。
酸素水の話は前回に例として書いているので、水素水の説明から始めます。
水素は1気圧20℃の時に理論上1.6ppmの溶解度があるとされ、市販されている水素水の溶解度は最大で1.1ppm~0.3ppm程度のようで、溶解度はメーカーによってかなり大きなばらつきがあるようです。
水素水は体内の活性酸素を消滅させると言う効果が期待され、ここ数年ブームになってきています。
医療現場でも臨床試験が続けられ、その効果もデータとして公表されている事から、効果について否定はできません。
理論的に酸化傾向の場に還元力の高い水素を与える事で、酸化力を低減する事ができると言うのは間違いではなく、効果として期待はできますが、問題なのは1リットル中に1ppmの水素量は、1mg、1/1000gで、11.2ccしかなくこれでどの程度の効果が出るのかは疑問です。
さらに飲料として身体に取り入れた場合、必要なのは吸収された体内の血液中や細胞液の部分まで、どのくらい届くのかはもっと疑問に感じています。
これ以外にパナジウムや様々なミネラルも同様で、身体の吸収率と内容量から見れば微々たるもので、それが果たして効果があるのかは甚だ疑問に思います。
酵素水と呼ばれる商品があります。
実は私も酵素水「ガイアの滴」という商品を販売していますが、この商品は名称だけで次の波動水で説明します。
一般的な酵素水は、酵素飲料として販売されているものが多く、酵素の持つ様々な効果を期待した商品です。
酵素は様々な機能をもち、その種類も非常に多いため、その効果については非常に評価が難しいと言うのが正直な感想です。
まず酵素はタンパク質で、保存が難しく、長期保存の場合は冷凍が必要であり、さらに時間経過と共に酵素の持つ力が失われてしまう性質を持っているため、商品によっては酵素の効果が全くないものもあると言う事です。
またその効果が腸内で現れるのであれば予測は簡単なのですが、体内に吸収されたあと効果が期待できるのかどうかは判定がさらに難しいため、ここではこれ以上触れないようにしたいと思います。
アルカリイオン水は現在では厚労省の指導が入り、認定商品以外は販売できなくなっているため、アルカリ水の生成は規定の範囲でできるようになっていると考えられます。また効能に関してもアルカリイオン水だけが、胃腸に対しての効果を表記できるようです。
これ以外に飲料水としてスポーツドリンク類に関しては、後日身体の代謝のところで説明したいと思います。
③波動(情報もこの中に含まれるものとします)的に効果があるとされているもの
波動とは簡単に言えば振動や波のことで、電波や光も波動と言われます。
私が波動水と呼ばれるものに初めてであったのは30年ほど前になります。
すべての物質には固有の振動数があり、それが狂うと生物の生理状態に異常が出るため、水に適切な波動を転写する事で改善する事ができる、と言う説明を受け、言われるままに様々テストを行いましたが、言われているような結果は得られませんでした。
同じ時期にパイウォーターがブームになり、いろんな情報が錯綜し、何が正しいのか分からない状態の中、これも色々な方から持ち込まれるサンプルで試験を行いましたが、一度も結果を得る事ができませんでした。
私自身が自分で水の研究に取り組みだしたのがこの頃からで、世の中は正に水ブームの真っ只中の時代です。
私の場合は主に生物と水との関係を研究していた事もあり、水が生物の生理活性に及ぼす影響についてその関連性を追求してきた結果、最初から有害性を持った水は別として、薬効的に効果が均一に現れる事はありません。
特に私の研究は、生物の成育に影響のある阻害要因を取り除き、生物が元々持っている機能を引き出す環境作りをしていたため、その中にどのような効能を謳った水を使用しても、それ以上になる事はないため、何ら結果は出てこないのは当然の事でした。
逆に生理的に異常を起こした生物の場合、少しの事でも顕著に効果が出る場合があります。
これは人間が使用しているサプリや薬と同じで、正常な人には不用なものです。
ただ明確なのは厚労省が認めているのは、その成分自体がその症状に効果を持つ事が証明されているからで、波動のように物質的に科学的根拠がなく、その症状の多くに効果が認められないからです。
これは現代医学が症状や疾患部位に対しての対症療法を基本としているためで、例えば血糖値が高い人が、温熱療法や運動で血糖値が下がっても、その原因療法となっている血流改善との関係性を明確にするような研究が遅れているからと考えられます。
波動水で病気が治ったと言う人がいれば、その病気の原因が基本的な生理異常が起因しているため、生理異常を改善する効果があったと考える事ができます。
ただ同じ糖尿病であっても、その原因は様々であるため、糖尿病に対する効果だけを見ていても、一貫性がないデータとなるでしょう。
何を言いたいか、それは体調不良や様々な症状の原因は、その症状の部位にある訳ではなく、その症状が出るような生理活性のレベルに問題があると言う事です。
ガンや糖尿病が治る水が存在する訳がなく、そういう説明をする人も、それを真に受ける人も問題であると言えます。
ただガンや糖尿病などの病気の原因は、身体が本来持っているべきの抵抗力、免疫力が低下しているからで、それは内臓機能などの低下が原因で、その元と言えばエネルギー代謝機能の低下、つまり血行の低下が原因と言う事になります。
ストレスや生活習慣から来るこの血行の低下は、日常生活の中での精神状態、眠り、身体のケア、普段の姿勢、運動など様々な要素が関係しているため、何がその改善に効果があるのか、個々の考え方や価値観によって変わり、定量的、定性的な方法は存在しないと考えられます。
信頼した人から勧められた水を飲む事で、安心感から症状が改善される事もあるため、この問題は自分が信じたものが効果があると言えるのかもしれません。
波動水に関しては根拠が明確でなく、再現性に乏しいため、誰もが発明者と同様の結果を得られる事が難しく、科学的根拠がないからと言って、そのすべてが詐欺や嘘と明言できる事ではないと考えています。
私の作った「酵素水 ガイアの滴」は、ここで説明しているものとは違うのですが、これに関しては長くなるのでまた改めて説明してみたいと思います。
結局の所飲料水について、何が一番良いのかは明確に説明できていませんが、まとめると
①塩素の持つ酸化力は人体に有害なので、可能な限り除去しましょう。
②水道水は安全と言われていますが、安全のために浄水器は使ったほうが良いでしょう。
③水に何かを添加しているものは、吸収率や代謝を考えた場合効果は疑問です。
④波動水に関しては効果を期待しても難しいでしょう。
⑤補足として、水にエネルギーを与えるものは短時間で効果はなくなりますが、鉱石や鉱石を原料としたセラミックには、長期間水の活性が維持し、腐りにくい水が作れるものがあります。
地下水が腐りにくいのは、鉱石の中を時間を掛けて通過しているため、水自体の性質が腐りにくくなったためで、それを人工的に作れる鉱石も存在しています。
詳細は後日説明しますが、腐りやすい水を身体に入れると、身体自身がその性質に変わっていきます。
腐りやすい水とは酸化しやすい、老化しやすい水の事で、この性質が身体の中のすべての水に影響を与えるようです。このことが情報や信号と呼んでいる性質です。
単純に飲料用と言っても、身体の中に入ってからの代謝の仕組みや、飲用と調理用との違い、エネルギーやミネラル分などの補給、また酸素や水素の補給など、様々な事が関連するため、幾つかに整理して説明する必要がありますので、まず水分以外の成分補給に供する目的のものは後で説明する事にしましょう。
水道水に関しては前回にも書いた通り、塩素の持つ酸化力の影響は大きいため、この酸化力を消す必要があります。
一番簡単な方法は煮沸や、汲み置きして密閉した容器のまま6時間くらい放置することで、残留塩素は消滅します。
次に物理的に塩素を分解・吸着する方法として活性炭があります。これは蛇口に直接取り付ける浄水器の多くが、活性炭と中空糸膜を組み合わせ、塩素やカビ臭、トリハロメタンなどを吸着し、その後中空糸膜で分子量の大きな菌などの有機物を除去するようになっています。
ただ活性炭の吸着容量は少なく、水道水を使用した場合では中空糸膜より早く効果がなくなるため、塩素を除外したい場合には頻繁に交換が必要になります。
また水道水は地域によって異なりますが、多くの自治体では夏場は塩素濃度を2倍~4倍ほど高くしているため、夏場の塩素はさらに酸化力が高くなっていますので注意が必要です。
アルカリイオン製水器は、蛇口に付ける浄水器と同様の処理を行っているため、これも塩素は除去できます。
あと塩素を分解する薬剤として「ハイポ」というものがあります。
これは金魚など水槽に使用する事で知られていて、風呂などに使用する場合にもっともコストが安く使用できると思います。(熱帯魚用の少量では高いが、1㎏以上や業務用として25㎏のものであれば安い)
ここまでの方法でまず残留塩素の害を排除することはご理解頂けたと思います。
日本の水道水基準では基本的に毒素、重金属、細菌は含まれる可能性は極めて低いので、これ以上の浄化は不用だと思いますが、さらに不純物を取り除きたい時は逆浸透膜という、元素のレベルで濾過することが比較的安価でできるようになっています。
ほとんどアメリカ製の商品ですが、家庭用に作られていて8万円くらいから購入できます。
工業用の場合は濾過率95%程度のものを使用しますが、これは高濃度の海水を飲料水にしたり、純水が必要な場合に使用されており、家庭用の水道水を濾過して使用する場合は80%程度の濾過率で十分と言えるでしょう。
これを使用する事で、水道水中の様々なミネラルも含めて濾過をするため、安全性は極めて高い水が得られます。
ただミネラル分がないため、味覚的にまずい水になりますので、安全を第一とする場合以外はここまでの必要はないでしょう。
さて話は水の安全性の方向で進めたため、純水レベルに到達してしまいましたが、これらの方法は必要に応じてできる事を書いただけで、方法論として存在している事を理解して頂ければ結構です。
ここからの話は有害物質がない水を前提として、さらに身体によい水とはどのようなものかを説明します。
まず大きく3つに分類してみました。
①エネルギー的に効果があると言われているもの
電子水、磁気水がこの分類になり、外部から水に対して電位や磁場を与え、水自体にエネルギーを蓄積させたものと考えて下さい。状態は異なりますが高温・高圧下で生成される超臨界水・亜臨界水、ナノバブル水などもこの分類に入り、通常の水に比べて分子の活性度が高く、酸化や還元などの反応が見られます。
例えばセンブリ茶の入った容器に磁気を与えるだけで、水の中のセンブリの成分は変化を始め、数分で透明度が上がり臭いや苦みは消滅するほど、短時間で水自体に活性度を高める効果はあります。
ただこのようにして与えられた性質は、水自体が長時間持続する性質がなく、時間経過と共にエネルギーを放出して元の水に戻るため、体内でその性質を持続する事はできません。当然ながら汲み置きした水では効果は期待できないでしょう。
肝心な身体に対する効果ですが、このようにして活性化した水は、酸化力より還元力が高い傾向にあり、酸化傾向にある身体に対しての還元効果はあると考えられます。
説明に金属が錆びにくいや、錆が取れると書かれているのは還元によるもので、これは身体にとっても同様の効果はあると言えます。
ただすべての機械や設備が同様の効果を持っているかどうかは不明です。
同様に身体の状態によって効果の現れ方は異なるため、ここではあくまでも理論的な見解として考えられると言う事です。
②物質的に効果があると言われているもの
酸素水、水素水、酵素水などの水に添加、もしくは含まれている物質が、身体に対して効果があると言われているもの、及びアルカリイオン水のような電解によって生成されたものも含めています。
パイウォーターもこの分類とされていますが、私の考えでは性質的に波動水に分類されるのではないかと感が手います。
酸素水の話は前回に例として書いているので、水素水の説明から始めます。
水素は1気圧20℃の時に理論上1.6ppmの溶解度があるとされ、市販されている水素水の溶解度は最大で1.1ppm~0.3ppm程度のようで、溶解度はメーカーによってかなり大きなばらつきがあるようです。
水素水は体内の活性酸素を消滅させると言う効果が期待され、ここ数年ブームになってきています。
医療現場でも臨床試験が続けられ、その効果もデータとして公表されている事から、効果について否定はできません。
理論的に酸化傾向の場に還元力の高い水素を与える事で、酸化力を低減する事ができると言うのは間違いではなく、効果として期待はできますが、問題なのは1リットル中に1ppmの水素量は、1mg、1/1000gで、11.2ccしかなくこれでどの程度の効果が出るのかは疑問です。
さらに飲料として身体に取り入れた場合、必要なのは吸収された体内の血液中や細胞液の部分まで、どのくらい届くのかはもっと疑問に感じています。
これ以外にパナジウムや様々なミネラルも同様で、身体の吸収率と内容量から見れば微々たるもので、それが果たして効果があるのかは甚だ疑問に思います。
酵素水と呼ばれる商品があります。
実は私も酵素水「ガイアの滴」という商品を販売していますが、この商品は名称だけで次の波動水で説明します。
一般的な酵素水は、酵素飲料として販売されているものが多く、酵素の持つ様々な効果を期待した商品です。
酵素は様々な機能をもち、その種類も非常に多いため、その効果については非常に評価が難しいと言うのが正直な感想です。
まず酵素はタンパク質で、保存が難しく、長期保存の場合は冷凍が必要であり、さらに時間経過と共に酵素の持つ力が失われてしまう性質を持っているため、商品によっては酵素の効果が全くないものもあると言う事です。
またその効果が腸内で現れるのであれば予測は簡単なのですが、体内に吸収されたあと効果が期待できるのかどうかは判定がさらに難しいため、ここではこれ以上触れないようにしたいと思います。
アルカリイオン水は現在では厚労省の指導が入り、認定商品以外は販売できなくなっているため、アルカリ水の生成は規定の範囲でできるようになっていると考えられます。また効能に関してもアルカリイオン水だけが、胃腸に対しての効果を表記できるようです。
これ以外に飲料水としてスポーツドリンク類に関しては、後日身体の代謝のところで説明したいと思います。
③波動(情報もこの中に含まれるものとします)的に効果があるとされているもの
波動とは簡単に言えば振動や波のことで、電波や光も波動と言われます。
私が波動水と呼ばれるものに初めてであったのは30年ほど前になります。
すべての物質には固有の振動数があり、それが狂うと生物の生理状態に異常が出るため、水に適切な波動を転写する事で改善する事ができる、と言う説明を受け、言われるままに様々テストを行いましたが、言われているような結果は得られませんでした。
同じ時期にパイウォーターがブームになり、いろんな情報が錯綜し、何が正しいのか分からない状態の中、これも色々な方から持ち込まれるサンプルで試験を行いましたが、一度も結果を得る事ができませんでした。
私自身が自分で水の研究に取り組みだしたのがこの頃からで、世の中は正に水ブームの真っ只中の時代です。
私の場合は主に生物と水との関係を研究していた事もあり、水が生物の生理活性に及ぼす影響についてその関連性を追求してきた結果、最初から有害性を持った水は別として、薬効的に効果が均一に現れる事はありません。
特に私の研究は、生物の成育に影響のある阻害要因を取り除き、生物が元々持っている機能を引き出す環境作りをしていたため、その中にどのような効能を謳った水を使用しても、それ以上になる事はないため、何ら結果は出てこないのは当然の事でした。
逆に生理的に異常を起こした生物の場合、少しの事でも顕著に効果が出る場合があります。
これは人間が使用しているサプリや薬と同じで、正常な人には不用なものです。
ただ明確なのは厚労省が認めているのは、その成分自体がその症状に効果を持つ事が証明されているからで、波動のように物質的に科学的根拠がなく、その症状の多くに効果が認められないからです。
これは現代医学が症状や疾患部位に対しての対症療法を基本としているためで、例えば血糖値が高い人が、温熱療法や運動で血糖値が下がっても、その原因療法となっている血流改善との関係性を明確にするような研究が遅れているからと考えられます。
波動水で病気が治ったと言う人がいれば、その病気の原因が基本的な生理異常が起因しているため、生理異常を改善する効果があったと考える事ができます。
ただ同じ糖尿病であっても、その原因は様々であるため、糖尿病に対する効果だけを見ていても、一貫性がないデータとなるでしょう。
何を言いたいか、それは体調不良や様々な症状の原因は、その症状の部位にある訳ではなく、その症状が出るような生理活性のレベルに問題があると言う事です。
ガンや糖尿病が治る水が存在する訳がなく、そういう説明をする人も、それを真に受ける人も問題であると言えます。
ただガンや糖尿病などの病気の原因は、身体が本来持っているべきの抵抗力、免疫力が低下しているからで、それは内臓機能などの低下が原因で、その元と言えばエネルギー代謝機能の低下、つまり血行の低下が原因と言う事になります。
ストレスや生活習慣から来るこの血行の低下は、日常生活の中での精神状態、眠り、身体のケア、普段の姿勢、運動など様々な要素が関係しているため、何がその改善に効果があるのか、個々の考え方や価値観によって変わり、定量的、定性的な方法は存在しないと考えられます。
信頼した人から勧められた水を飲む事で、安心感から症状が改善される事もあるため、この問題は自分が信じたものが効果があると言えるのかもしれません。
波動水に関しては根拠が明確でなく、再現性に乏しいため、誰もが発明者と同様の結果を得られる事が難しく、科学的根拠がないからと言って、そのすべてが詐欺や嘘と明言できる事ではないと考えています。
私の作った「酵素水 ガイアの滴」は、ここで説明しているものとは違うのですが、これに関しては長くなるのでまた改めて説明してみたいと思います。
結局の所飲料水について、何が一番良いのかは明確に説明できていませんが、まとめると
①塩素の持つ酸化力は人体に有害なので、可能な限り除去しましょう。
②水道水は安全と言われていますが、安全のために浄水器は使ったほうが良いでしょう。
③水に何かを添加しているものは、吸収率や代謝を考えた場合効果は疑問です。
④波動水に関しては効果を期待しても難しいでしょう。
⑤補足として、水にエネルギーを与えるものは短時間で効果はなくなりますが、鉱石や鉱石を原料としたセラミックには、長期間水の活性が維持し、腐りにくい水が作れるものがあります。
地下水が腐りにくいのは、鉱石の中を時間を掛けて通過しているため、水自体の性質が腐りにくくなったためで、それを人工的に作れる鉱石も存在しています。
詳細は後日説明しますが、腐りやすい水を身体に入れると、身体自身がその性質に変わっていきます。
腐りやすい水とは酸化しやすい、老化しやすい水の事で、この性質が身体の中のすべての水に影響を与えるようです。このことが情報や信号と呼んでいる性質です。