嵐のあとの青空

8月11日 昼の休憩時






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

台風が過ぎ風が跡を追っていた


青空に白い雲
小学校の写生会の日と同じに見えた


白い絵の具がなくなり泣きそうだった


普段は意地悪な男子が
「これ使えよ」
と、白色を投げてよこした


その時に描いた絵がコンクールで優秀作品に選ばれた







あいつはどうしているのだろう


白い絵の具は後で返そうとしたが
結局、受け取ってはもらえず卒業した




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