松風本家 正観寺丸宝 職人が伝統を守る  日本一うすい和菓子  http://shokanji-maruho.com/

正観寺丸宝からの和菓子、洋菓子のお勧め商品のご紹介とお知らせ
http://shokanji-maruho.com/

包装紙について

2011-05-10 13:47:51 | 松風について

ゴールデンウィークも終わり

すっかり暑くなりました

また台風も発生し

工場も蒸し暑く

汗を流しながら

頑張っております


本日、お客様から貴重なものが届きました


当社の包装紙を使い

手の込んだ恐竜を作ってお送りいただきました

広い包装紙がどうやってこの形に織り込まれるのだろうと

その技術に驚き

そして当社の包装紙を

大切にしていただいたことも有り難く

日本に一つしかない作品ですので

大切に店頭に飾って

お客様に見ていただくことにいたしました

すごいでしょ



ついでに松風の包装紙についてお話しいたします

正観寺丸宝の包装紙は

昔から菊池一族の袖ヶ浦の別れの場面を用いております


元弘3年(1333)第12代菊池武時は

後醍醐天皇から鎌倉の北条氏討伐の命をうけ

博多の北条英時を攻めましたが

かねての約束を小弐、大友氏に破られ

武時は討死を決心し

この絵のように福岡の袖ヶ浦でわが子武重を呼び

父はここで討ち死にする

おまえは菊池へ帰り天下のため

菊池一族の再挙を図れよと諭しました

武重は父の言葉に涙し

父の姿に別れを惜しんだのでございます

武時は妻子にあて

よろいの袖を切り落とし

詩をしたためました


ふるさとに今宵ばかりの命とも

  しらでや人の我をまつらん


血統を守るために決断した

父子の別れであります


これを描いた絵師は

近藤樵仙(しょうせん)で

杉谷雪樵に学んだ日本画家であります

 

松風は4社ほど製造元がございますが

この包装紙をどうぞ

 






 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿