仕事柄、血圧はこれまで何万回はかったかしれませんが、密かな楽しみ方があります
デジタルなのでたまにゾロ目が揃うのです
「えーと血圧は・・・166の66、脈も66ですね(ワーオ)」
体重計も同様です
「先生、体重は・・・77.77キロでした」「そりゃすごい!(何が?)」
パチンコでゾロ目が出るより、確率は低いと思います
1から9まで、それぞれ意味があるので(僕なりに)、内心喜んだりドキッとしたり
一年中この数字とにらめっこするための、秘策なのです
仕事柄、血圧はこれまで何万回はかったかしれませんが、密かな楽しみ方があります
デジタルなのでたまにゾロ目が揃うのです
「えーと血圧は・・・166の66、脈も66ですね(ワーオ)」
体重計も同様です
「先生、体重は・・・77.77キロでした」「そりゃすごい!(何が?)」
パチンコでゾロ目が出るより、確率は低いと思います
1から9まで、それぞれ意味があるので(僕なりに)、内心喜んだりドキッとしたり
一年中この数字とにらめっこするための、秘策なのです
「今日は先生に話してなかったことを思い出したので来ました」と90のHさん
「はい」
「私は昔足にひどい静脈瘤があって、すごく病んだんです。産婆やったり
いっぱい歩いたからだと思うんですけど、それで一生薬飲まないといけないよって言われて
それがここに来た最初だったんですのよ」
「そうだったんですか、で、今も病むんですか?」
「いえ、それが2年前からすっかり良くなりました」
「そりゃすごい」
「じゃあ同じ症状の人に言ってあげられますね
『きっとなおりますよ50年かかって治った人もいますから』って(苦笑)・・・」
「うちのおばあちゃん、薬はしっかり自分で管理できるというから、任せてたんですが
このあいだ確かめたら、いっぱい飲み残しがあって・・・」
「いやあ、それは無理でしょう、なにしろもう90歳ですよ。あわないと思うのは捨てたり、
いっぱい飲み残したり、やはりお家のひとがみてあげないと」
「そうですよね、そういえば、おばあちゃん、こないだから脳外科にも通うっていってたんじゃないの?」
「そうだっけ?」
「そうそう、えーと、なんだっけ、そうだ、物忘れ外来だ!」
うーん、通い続けること自体、難しい外来のようですね
「はい、胸診るからね、暴れないでよ」そういって男性看護師が手を押さえつけます
おばあちゃんはコワイ顔で「なにすんだー、やめろ~」じたばた、一度叩かれたこともあります
同じおばあちゃん「内科の先生が診察しますからね、ここ少し持ち上げてもいいですか?」
「ん~、あいよ」おとなしく診察させてくれます、ついてるのはベテランの女性看護師
相手は自分を映す鏡といいますが、わかりやすい実例ですね
「今日は血圧が高いですけど、朝何かしてきませんでしたか?
・・・まさか、溶け残った雪、砕いたりしてたんじゃないでしょうな?」
「いや~、まさにいま、それをやってきました!」
「やっぱりねえ、じゃまになるワケじゃないんだから
溶けて消えるのを黙って見守るわけにはいかないようですね」
「ですな」
「若い人はやらないけど、お年寄りに限って一生懸命ですよね」
「少しでも早く春を引き寄せたい」気持ちはわかるんですけどね
「血圧はいいですね、安定していますよ」
「そうですか、でもわたしここで測ると少しあがるし、いろいろと心配で・・・」
「もったいないなあ、よくコントロールできてなんの問題もないんだからもっと自信を持って
血圧のことなんか忘れるくらいで(笑)いいですよ」
「そうでしょうか?」
「たとえば、肺ガンになったらどうしよう、いやだなあなんて思いながらタバコ吸うくらいなら、
うまいなあ、スッキリするなあと思って吸った方がまだましでしょ?どうせ吸うならね。」
だからって吸えといってるわけではありませんので、あしからず
「しばらく検査してないから、今日は血液検査をしましょうか」
「んだすか、でも大丈夫でしょうか?」
「どうして?」
「わたす、前に血をとって気分悪くなったことあるんだすよ」
「う~ん、じゃあ気をつけてとりましょう。それに
一応、ここは病院ですから、具合悪くなるには一番安心な場所(なハズ)
安心できないのかなあ
新型インフル騒動顛末記
「輸入ワクチンも、国産ワクチンすら余ったね」
「ずいぶん前から予想されていた事態だけどね」
「期限切れで破棄された鳥インフルワクチン、備蓄されたタミフル、あわせたら数千億になるだろうね」
「お役人は、万が一に備えた掛け捨ての保険だ、やむをえない、なんていってるようだけど」
「とんでもない理屈だね。第一に、効果も副作用も保証されていない。
備蓄することで死者が減るかすらわからない。そもそも、新型でタミフルが不足した時ですら
放出しようとしなかっただろう、じゃあいつ使うんだ!?」
「そんなお金あったら、医療分野でほかにいくらでも使い道があるだろうに」
それにこの保険は任意じゃなくて「全国民強制加入」ときたもんだ!
「最近、デパートやスーパーの閉店や撤退がすごいね」
「うん、地方だけじゃなく、東京や大阪のど真ん中でもね」
「更地が増えたね」
「ほとんどが外資系だから、地元の発展とかにぎわいなんか余り眼中にない
とれるだけしぼりとって、赤字が続けば、はいサヨウナラ、ってわけだ」
「まさに植民地支配みたいなもんだな、どうなるんだろう」
これからがふるさと、地元をもう一度取り返すスタートになるわけだよ!
いつぞやの話し
「またガソリンが値上がりしだしたね」 「そうだね」
「少しでも安い店を探して、ガソリンを余計消費したりしてね(笑)」
「でもよく考えるとね」「ほらきた」
「ミネラルウォーターやジュース、缶コーヒーなんかには半分以下の量で
¥120くらい平気で払ってるんだよね」
「そういわれればそうだな」
「患者さんでも中性脂肪が高くて聞いたら、毎日缶コーヒー3本飲むって」
一年間でお酒につかった金額を計算したら、もっと唖然としそうです
「君、最近ちょっと太ったんじゃない?」
「そうなんだよ、筋トレを始めてね」
「だったら、スリムになりそうなものだけど」
「筋肉が少しでもつくかなと思って肉をいっぱい食べるようになって
あと、例のプロテインみたいなのを飲むからかな」
「そりゃカロリーオーバーだね、第一、肉を食べたからって筋肉になるわけじゃない」
「そうかな?軟骨がすり減ったお年寄りが、コラーゲンとかヒアルロン酸で
元気になったって、しきりに宣伝してるじゃないか」
「じゃあきくけどね、最高の肉といわれる肉牛たちは、毎日何を食べているんだい?
「・・・・牧草だな」
「寝てると、舌がからからに乾くんですよ、なぜですかね?」
「昼間はどうですか?」
「昼は全然気にならないですね」
「おしっこが近いとか?」 「それはないです]
「じゃあ、水を飲んでも癒されない、変な渇きがあるということですね」
「はあ、でも水は飲まないですね」
「?夜中にのどが渇いて起きても、水は飲まない?」 「ええ」
「まあ、糖尿病とかの検査はしてみますけど」
1週間後「検査は異常ないですね」
「言われた通り、水を飲むようにしたらすごく楽になりました」
「そうですか、地球的には節水大いに結構ですが、
からだには十分に水をあげてくださいね」
火を前にして「なぜ燃えてるんだ!」より、まず、火を消しましょう
「公立病院が新聞の記事になるときは、決まって赤字の問題だね」
「そうだね、議会の答弁でも院長はその弁解みたいなのに終始する」
「全国のほとんどの公立病院は赤字だって言うじゃないか」
「そうだね」
「救急車は消防署が管理してること考えても、公立病院はある意味公共サービスだよね」
「そもそも『医業は収益を目的としてはならない』って法律に明記されてるんだぜ!」
「そうなの?」
誰も「警察、消防が赤字だからもっと稼ぎなさい!」とは言わないでしょう
「ちゅうしゃコワイ、いやだっ!ぜったいにや・ら・な・いっ!」
すでに待合室で叫んでいます
「だいじょうぶよ、怖くないから」
「コワイっ!」
「こわくないわよっ」
「あのね、せんせいがいいこと教えてあげよう、コワイ、を消すいい方法があるんだ。それはね・・・
早く済ませてしまうことさ!」ブチッ!!「イターイ」
「コワイ」が「イタイ」に変わっただけとも言えますが・・
大雪の年の話しです
「今年の大雪はすごいね、もう除雪費が足りなくなるんじゃないかってさ」
「そうだね、フル稼働しても追い付かないくらいみたいだし、でもね
景気が悪くて、まして仕事の少ない冬期と考えれば、うれしい悲鳴でもある」
「ある意味、中小の土建会社への補助金みたいなものだね」
「そのとおり!」
「めぐりめぐって、街の活性化になったりしてね」
「運動不足も解消できるし」
エコポイントで大企業ばかり助ける政府に比べれば、とても「あったかい」雪です