一歩一歩の教師修業

今日よりも明日、少しでも良い教育実践がしたい。そんな思いでつづります。

なのはな

2013-08-21 22:07:20 | Weblog

千葉県の女教師が集まるサークルです。

学期に一度程度の勉強会を行っています。

模擬授業、実践報告などを通して楽しく教師修行をしています。

一緒に勉強したい方のご参加を歓迎します。


勉強会後の食事会では子育ての相談、おいしい料理の作り方など、女教師ならではの話題で盛り上がります。

次回例会は2013年8月25日(日)15:00~17:00 佐倉市臼井公民館で行います。

連絡先→川津知佳子(なのはな代表) メール:kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp 【例会参加希望】 

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TOSS授業技量検定(B・C・D・E・F表)セミナーIN千葉

2012-04-18 21:40:57 | Weblog

作成者:川津知佳子(TOSSあやめ) メール:kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp
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 TOSS授業技量検定~B・C・D・E・F表~千葉会場

TOSS教師参集せよ!

TOSS授業技量検定を見よ!

TOSS授業技量検定を受けよ!

あなたの授業技量が飛躍的にレベルアップするだろう!

 千葉県千葉市でTOSS授業技量検定(B表まで)を以下の日程で行います。

 「受検する」先生、「受検を見る」先生、大歓迎です。

 ※本検定の講師はTOSS授業技量検定三段~四段の教師が務めます。

7月29日(日)10:00~16:30 千葉市文化センター (千葉駅徒歩12分 パルコ付近)
講師:石川裕美氏・根本直樹氏・許鍾萬氏

☆お問い合わせ、および受講・受検の申込は 川津知佳子までメールをお願いします。

→ ☆お申し込み後、参加者MLに登録します。 受講料などの詳細についてきましては、 MLでお知らせします。

もうしこみはこちらへ!
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つけたい音楽能力をもとに「むらまつり」を組み立てる

2010-08-29 23:28:08 | Weblog

TOSSランド>教師ランド>音楽>小学校中学年>授業づくり
作成者:川津知佳子(TOSSあやめ) メール:kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp
迷惑防止のため@を全角にしています

TOSS音楽では授業指導コンセプトとして以下の6つをあげている。
(1)音楽能力(=できること)を明確にし、能力をつける授業を系統立てて進める。   特に、低学年までは、音楽能力をつけることに重点を置く。
(2)「聴く→歌う→演奏する→創作する(書く)」のステップで指導する。
(3)「どの曲にも使える音楽能力」の基となる「ものさし」を育てる。「私はこの部分   が好き」「私はこう演奏したい」と子どもの「自分の感じ」を確立する。
(4)幼児期から低学年期には「わらべうた」を多く取り入れ楽しみ、遊びを通じて自然  に日本音楽のDNAを養う。
(5)日本の音楽、日本語を美しく表現する。
(6)教室にいるすべての子どもたち(発達障害や養護学校の子どもたち)にとって、   楽しく、力のつく授業を行う。

(1)の「音楽能力」は山本弘が約16万人の小学生に実音テストを実施し、子どもの事実から「つけたい能力」として示した以下の7つである。
 ①リズムにのる力 
 ②模倣力 
 ③再現力 
 ④即興力
 
⑤抽出力
 ⑥変奏力 
 ⑦記譜力

 TOSS音楽では授業を「コマ」と「パーツ」で組み立てるので、「むらまつり」一曲で45分の授業を組み立てるわけではない。45分の中で「むらまつり」にかける時間は5~10分程度である。5~10分×4回分という単元を組み立てた。
各時間毎のつけたい音楽能力は以下のようになる。(○番号は紫色文字と対応する)

1時間目 歌を覚える
1 教師の範唱聴く。
2 教師について追い歌いする。
指示「先生の後について歌いましょう。」 ③教師の示した歌詞と音程を正しく歌う。

2時間目 太鼓の構え検定をする。※実際に和太鼓があると良い。
発問「歌詞に出てくる『どんどん』は、何の音ですか。」「太鼓です。」
指示「太鼓の構えをします。膝を曲げて。腕を曲げて。右手をおろす。(どん)
    左手をおろす。(どん)両手をおろす。(どん)」  ②教師の動きをまねる。
指示「一人で練習をしましょう。時間は30秒です。」
               ③教師の動きを思い出し、その通りにやる。
指示「太鼓の構え検定をします。Aくん。膝。腕。右手。左手。両手。合格。」
       ※全員の検定を行う。①教師の声に合わせて動く。

 3時間目 「むらまつり」の太鼓のリズムをたたく。
指示「歌詞の『どん』はみなさんが、『ひゃらら』は先生が歌います。」
                               ①太鼓のリズム「どん」を歌う。
指示「みなさんはずっと、『どんどん どん』を歌います。先生は歌詞を歌います。」
                               ①太鼓のリズム「どん」を歌う。
指示「今度は『どん』といっしょに太鼓の動きもやりましょう。先生は歌います。」
                   ①太鼓のリズム「どん」を歌いながら、動く。

4時間目 「太鼓チーム」と「歌チーム」に分かれてうたう。
指示「教室の右半分は、前と同じ『どん』と動きです。
    左半分は先生といっしょに歌います。」
                      ①太鼓のリズム「どん」を歌いながら、動く。
                      ③教師の示した歌詞と音程を正しく歌う。
指示「今度は『太鼓チーム』と『歌チームが交代します。」
                      ①太鼓のリズム「どん」を歌いながら、動く。
                      ③教師の示した歌詞と音程を正しく歌う。

リズムは単純だが、太鼓のリズムに子どもたちは熱中する。
中学年はもちろん、低高学年でも実施可能である。

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つけたい音楽能力をもとに「しろくまのジェンカ」を組み立てる

2010-08-27 23:46:27 | Weblog

TOSSランド>教師ランド>音楽>小学校低学年>授業づくり

作成者:川津知佳子(TOSSあやめ)

メール:kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp

迷惑防止のため@を全角にしています

 TOSS音楽では授業指導コンセプトとして以下の6つをあげている。

(1)音楽能力(=できること)を明確にし、能力をつける授業を系統立てて進める。
   特に、低学年までは、音楽能力をつけることに重点を置く。
(2)「聴く→歌う→演奏する→創作する(書く)」のステップで指導する。
(3)「どの曲にも使える音楽能力」の基となる「ものさし」を育てる。「私はこの部分
   が好き」「私はこう演奏したい」と子どもの「自分の感じ」を確立する。
(4)幼児期から低学年期には「わらべうた」を多く取り入れ楽しみ、遊びを通じて自然
    に日本音楽のDNAを養う。
(5)日本の音楽、日本語を美しく表現する。
(6)教室にいるすべての子どもたち(発達障害や養護学校の子どもたち)にとって、
   楽しく、力のつく授業を行う。

(1)の「音楽能力」は山本弘が約16万人の小学生に実音テストを実施し、子どもの事実から「つけたい能力」として示した以下の7つである。

①リズムにのる力 ②模倣力 ③再現力 ④即興力
⑤抽出力 ⑥変奏力 ⑦記譜力

 TOSS音楽では授業を「コマ」と「パーツ」で組み立てるので、「しろくまのジェンカ」
(教育出版1年)一曲で45分の授業を組み立てるわけではない。
45分の中で「しろくまのジェンカ」にかける時間は5~10分程度である。
5~10分×5回分という単元を組み立てた。
つけたい音楽能力は以下のようになる。(○番号は紫色文字と対応する)

1時間目
 ①速度に応じて自由に身体反応ができる。
 ①曲に合わせて歩ける。
 ②模聴唱ができる。
2時間目
 ①歌いながら歩ける。
 ①フレーズの切れ目で両手タッチをする。
 ①曲に合わせて歩ける。
3時間目
 ①たんうんたんうんたんたんたんうんができる。
 ②拍子うちをしながらリズム唱ができる。②模聴唱ができる。
4時間目
 ①速度に応じて自由に身体反応ができる。
 ②模聴唱ができる。
5時間目
 ①フレーズの切れ目でじゃんけんをする。
 ①速度に応じて自由に身体反応ができる。

 2時間目の授業の流れは次のようになる。

1 歌唱指導 ・新曲を覚える
《指示》先生の後について歌いましょう。
(歌詞は略)

 2 ジェンカのリズムパターンを覚える。 
《指示》先生と同じリズムをたたきましょう。

 たんうんたんうん たんたんたんうん

 3 ステップを踏みながら、友だちと両手タッチをする。
 《指示》①先生の動きをまねしましょう。教師の動きを真似する。
        
②しろくまになって動きましょう。しろくまになってステップを踏む。
             ③息継ぎのところで、友だちと両手をあわせましょう。
                    
拍の切れ目で友だちと両手タッチをする。

4 ステップの工夫をする。
 
《発問》先生がした足の動きと違う動きができる人はいませんか?
       
何人かに動きをみせてもらう。
 
《指示》二人組を作りましょう。足の動きを相談して練習しましょう。
       
ペアを作り、
ステップの工夫をする。

5 全員で動き、じゃんけん列車を作る。
 
《指示》①歌にあわせて動きましょう。
      ②息継ぎのところでであったペアとじゃんけんをしましょう。
      ③勝ったペアが前です。
      ④列車のように長くつながりましょう。
 

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クレヨンで描くガリバー旅行記~桑原和彦氏の修正追試

2009-08-12 18:14:33 | Weblog

TOSSランド>教師ランド>図工>小1>絵画>お話の絵

作成者:川津知佳子(TOSSあやめ)

メール:kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp

迷惑防止のため@を全角にしています。

 

 秋は図画作品展の季節だ。
 桑原和彦氏が3年生に指導した「ガリバー旅行記」(元実践は酒井臣吾氏「こころをそだてる学級経営」誌)を1年生向きに修正追試した。

1 「ガリバー旅行記」のお話をする。
 1年生はガリバー旅行記のお話を知らない。まず、話を聞かせるところからスタートだ。
桑原氏が指導した3年生もほとんど知らないかったとのことだ。桑原氏は紙芝居で、「ガリバー旅行記」の話を伝えている。
 「ガリバー旅行記」の紙芝居がないか探したが、見つからなかった。そこで、図書室にある「世界の名作 ガリバー旅行記」を読んで聞かせた。話が長いので、ガリバーがこびとの国へ行き、捕まってしまうところまでを読んだ。子どもたちは「へ~」「わあ、たいへんだ」などと言いながら聞いていた。聴覚情報だけでは入りにくい子にとっては絵がなくて、難しかったかもしれない。

2 用紙を決める。
 桑原氏はマーメイド紙を使用。 ここはそのまま、追試する。マーメイド紙の薄い色を6種類用意した。クラスの人数は26名。各色五枚ずつ、計30枚を購入した。

3 酒井式で下書きをする。
 クレヨンの焦げ茶色を使って、下絵を描く。焦げ茶色を持っていない子には貸し出す。
ゆっくりとカタツムリの線でかくように手本を見せたが、難しかったようだ。
①鼻から。
1人1人の鼻をかく位置を消しゴムを置かせて確かめる。紙に斜めになるようにかかせる。
②目→眉毛→口をかかせる。
③輪郭をかかせる。
④耳→髪をかかせる。
鼻の位置が紙の端に寄ってしまい、顔全体が入り切らなくなってしまった子が何人かいた。紙からはみ出たことで、ガリバーの大きさが際だつ好結果となった。
⑤手と足をかく。
手も足もなるべく顔から離してかくように指示した。靴は、顔とは反対の位置にかくようにさせた。かく位置を失敗した子もいたが、色塗りの段階で修正ができた。
⑥手と顔と足をつなぐ。
ここは一番の山場。「人間には肩があるよ。体は顔の2つ分より大きいよ。」と説明する。「これはだめだよ。」とわざと肩のない体の細い人を黒板にかいてみせる。子どもたちは「へんだ~」と笑ってみていたが、実際にかくと肩のないガリバーが続出。もう少し1人1人みてあげればよかったと反省する。

4 クレヨンを使ってガリバーの服をかく。
 桑原氏は絵の具で服をぬらせているようだ。(茨城サークル紙10号裏表紙参照)
  私は1年生なので、クレヨンでガリバーの服をぬらせた。ガリバーは外国のお話である。派手な服を着ていても違和感がない。服の色も一色だけでなく、ストライプにしたり、黄色の縁取りをしたり、真っ赤な上着を着せたり、子どもたちはそれぞれに工夫していた。靴を画面の端ぎりぎりにかけなかった子も、ズボンの長さを長くしたり、別な色の部分を付け足したりすることで大きなガリバーに修正することができた。

5 絵の具でガリバーの顔を塗る。
 顔の色だけは絵の具を使った。パレットに黄色、朱色、黄土色、白色を出し、混ぜていく。色はそれぞれで作らせたが、塗る前に1人1人のできた色を教師が確認した。微妙な違いはあったが、それぞれにガリバーらしい肌の色になった。

6 カラーペンでこびとをかく。
 ガリバーがこびとの国で捕まった場面をかいたのだから、こびとの動きも重要である。
桑原氏は「何をしているのか分かるようにかきなさい。」と指示している。
私は「こびとを30人かきなさい」と指示した。同じ動きではなく、多様な動きのこびとをかかせるためである。
 また、「1人書けたら絵を先生のところへ持ってきなさい。」とも指示した。そして持ってきた子に「何をしているところなの?」と尋ねた。子どもたちは「ガリバーによじ登っているところ」「ガリバーを槍でつつこうとしている」「ガリバーを二人でひもでしばっている」「ガリバーが大きいので、びっくりして持っていたいスクリームを落としちゃったところ」「こびとの国の王様が馬に乗ってガリバーを見に来た」などと話していた。それぞれにお話を考えかきすすめていったことがわかる。
  どれくらいの大きさでこびとをかくのかは、それぞれがかいたガリバーの大きさが基準となる。一人目のこびとをかいて持ってきたときに「これくらいのおおきさでいいよ。」「大きいからもう少し小さくしてごらん。」と1人1人に指示をした。
 カラーペンの太さも重要である。太すぎると、こびとがつぶれてしまう。細すぎると、かいてもかいても、存在感が薄い。そこで私が選んで買ってきたカラーペンを使わせた。

7 とにかく褒める。
 その子が精一杯書いた作品だから、よいところを見つけて褒める。「服が、赤くてかっこいい。」「大きくかけたね。」などと。「失敗しちゃった。」と残念がる子も褒める。「大丈夫、大丈夫。色がすてき。」などと。褒めてその気にさせ、楽しい雰囲気で進めるのが大切だ。そうしているうちに「ぼく、絵がうまくなった」などと言うようになる。
 「もう少しやりたいな。」と思うところで、「この先はまた次の時間にかきましょう。」と終わらせる。大作は長時間かかるので、集中力のとぎれない程度に小分けに取り組ませるのがよい。

 

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第6回 TOSS全国800会場一斉セミナーIN佐倉

2008-01-14 00:00:25 | Weblog
「ずっと働き続けたい貴女を応援する半日講座」

1 日時 2008年5月4日(日) 13:30~16:30
2 主催 なのはな(代表:川津知佳子)
3 場所 さくらミレニアムセンター(予定)
4 資料代 初参加者 2000円 以前の参加者 1000円      
       学生・講師 500円
              ※ 当日はソプラノリコーダーをお持ちください。
5 日程・講座内容
  ①受付 13:30~13:45
   ②オープニング 13:45~13:50
         楽しい手遊び、体をほぐす体操
           ※学級レクでも使えます
   ③講座1 20代仕事術  13:50~14:00
  「忙しい人必見!TOSS流時間有効活用術 」学級事務や丸付けなど放課後   に仕事が回っていませんか。「その場主義」で仕事をしましょう。
   子どもたちがいる 時間に、子どもたちが満足する方法を教えます。
   ④講座2 30代学級経営 14:00~14:10
  「優しい教師よりも頼られる教師に」高学年は《統率》の意識なしに担任をす   ることはできません。娘2歳の時から驚きの4年連続高学年。眠れぬ日々か   ら生まれたちょっとした工夫を紹介します。
   ⑤講座3 30代育休充実術  14:10~14:20
  「 育休を2倍充実させる!復帰に向けての仕事術」うれしさ、楽しさも多い   けれど、忙しさや心配事もついてくる育児。日々の生活を「子どもがいるか   らできない」から、「子どもがいるからこそできる」に変えてみませんか。   育休中、そして復帰後に生かせる技を紹介します。
   ⑥講座4 40代主任術  14:20~14:30
   「学校が変わる!流れを作る主任の技」40代になると、学年主任・研究主   任など主要な主任をまかされます。他の先生たちが気持ちよく動いてくれる   秘訣をお話ししましょう。
   ⑦講座5 50代仕事術  14:30~14:40
   「後輩に伝えたい、知って得する仕事術」担任教師に事務や雑務も大切な仕    事。とはいえ手早く終わらせ、教材研究の時間は確保したいものです。    「やって能率が上がる」仕事術を紹介します。
   ⑧休憩  14:40~14:55
   お茶や御菓子をどうぞ。各種資料も自由にご覧ください。
   ⑨講座6 音楽  14:55~15:05
   「苦手な子を作らない、リコーダー指導術」クラスでも取り組むことのでき   るリコーダーの表技・裏技を紹介します。「笛名人5つのおきて」など、目   から鱗の指導法を体験してみてください。
   ⑩講座7 理科  15:05~15:15
   「飽きるまでものにさわらせる、子どもを理科好きにする方法」理科が苦手   という先生も大丈夫。子どもを理科好きにするにはものを用意し、飽きるま   でさわらせることです。豆電球を使って知的に授業する方法を紹介します。   ⑪講座8 国語  15:15~15:25 
   「名文・詩文暗唱で子どもは燃える!」子どもたちは声に出して名文を覚え   るのが好きです。声に出すことで 脳が活性化します。百人一首や論語など   が楽しく言えるようになる方法を紹介します。
   ⑫講座9 図工  15:25~15:35 
   「みんな天才画伯になれる!酒井式描画法」「酒井式」を見たり聞いたりし   たことがありますか。止まらない、書き直さない、子どもの絵をそのまま生   かす描画法です。「へびのエチュード」を体験していただきます。
   ⑬講座10  算数  15:35~15:45
   「できるようでできない問題だから子どもは考え抜く」学力調査の結果から   これまでのように問題を解くだけでは足りないことが明らかになりました。   PISA型対応の学力をつけるためには「難問」が効果的です。
   ⑭休憩 15:45~16:00
   アンケートの記入をお願いします。あんなこと、こんなこと質問もお書きく   ださい。
   ⑮QAと茶話会  16:00~16:30
   質問にお答えします。日頃の悩みなど、情報交換もしましょう。御菓子とお   茶を用意しています。
6 お申し込み方法
以下の連絡をメールにて川津知佳子kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jpまでお願いします。
件名【なのはなTOSSデー参加】①氏名(ふりがな)②メールアドレス
   ③〒(半角)④住所⑤TEL・FAX(半角)⑥校種


小学1年1学期 モノの管理術

2007-02-12 23:41:35 | 学級経営

TOSSランド/教師ランド/学級経営/学級作り/小1/微細技術


                                                         作成者 川津知佳子
                             法則化サークルあやめ
               kawazu-chikako@mth.biglobe.ne.jp (迷惑メール防止のため

@を全角にしています。)                                                     

 小学生になると、たくさんの持ち物を自分で管理しなければならない。
 モノがたくさんあることでパニックになってしまう子もいる。
 教師の指導も場当たり的ではいけない。
 原則を持ち、スモールステップを踏んで臨むことで、1年生も,自己管理ができるよ  うになった。

1 配布モノ

 原則1                                         
  必ず名前を書かせる。
 
                          
                          
   学年便りであれ、健康診断表であれ個人に配った物は全て名前を書かせる。

 私の教室での実例                                  
  (1)プリントを配ってほっと一息つく前に「先生、落ちていました。」と持ち主不明の プリントが子どもから届けられる。
 (2)次の日、保護者から「○○のプリントをもらっていません。」と書かれた連絡帳 が届く。            
                                                                         
    効果
    名前を書かせることで,誰の物か分からないプリントが落ちていることがなくなり, 教室がきれいになる。 保護者の不安も減らせる。

  実施可能時期
 ひらがなを学習し終わった5月ころから実施できる。それ以前は
  ①入学直後から3日後くらいまで  
 配るプリントをすべて1人分のセットにする。
 児童を1列に並ばせ、連絡袋に教師 が入れる。
  ②4月2週目                     
 ランドセルに、学習道具などをしまい終わった児童から順に
 プリント類を取りにこさせる。
 ③4月3週目                     
  座席の縦の列ごとにプリントを配布する。
 1番前の児童に列の人数分の枚数を配る。
 「はいどうぞ。」「ありがとう。」といいながら渡すことを教える。
 ④4月4週目           
 生活班の班長に班の人数分のプリントを取りにこさせる。                  
 班長から受け取ったら自分の名前が書ける児童にだけ名前を書かせる。
 
 という段階を踏んで指導する。

2 落としモノ

   原則2                                                                     
  落し物箱は作らない。
                                                      
 
 落し物箱は作らない。
 いつの間にか、落し物がたくさんたまっていっぱいになってしまう。
 落し物が届けられた時点で聞く。持ち主のわかるものは、持ち主に返す。

 私の教室での実例
  (4)「先生、落ちていました。」と鉛筆が届く。
  (5)名前が書いていないと、隣の子のものであっても落し物として届けられてしま う。
  (6)自分のものが座席のすぐ近くに落ちていても「なくなりました。」と いってくる子がいる。
                                                                               
   実例への対応
   (4)に対して~「名前が書いていないかな。」と必ず聞く。
    名前が書いてあればその名前の子のものであることを知らせる。
    名前が書いてあれば、落としても戻ってくる可能性の高いことを知らせる。
    「どの子かわからない。」と答えが返ってくるときがあるが、
    そこは友達作りのチャンス。
    教師が一緒についていき、持ち主に返してあげる。

  (5)に対して~拾ったら、まず近くの子たちに聞いてみるように指導する。
   (6)に対して~まず、周りを見回してみるよう指導する。
 

 効果
    ・教師が介入しなくても、児童同士で誰の持ち物か確かめられるようになる。
    ・児童同士で協力しようとする姿勢が育つ。
    ・物を大切にするようになる。

3 失くしモノ

   原則3                                                                     
  本人が困っていることをクラス全体に知らせる。

 私の教室での実例
  「私の青い筆入れが無くなりました。」とある女子が言って来た。
 几帳面な子である。

    物が無くなったときは次の場合が考えられる。
  a本人の勘違いの場合。実際にはなくなっていない。
    b単純に無くなった場合。鉛筆を落ちしてしまい、誰にも拾われていないなど。
    c本人ではない誰かにとられたり、隠されたりした場合。
                                                                               
                                   
  それぞれの場合への対応
  aやbの場合~心配は無用である。
 一緒に机の中や、教室内を探してあげるとほとんど見つかる。
  cの場合~対策が必要。
  本人が困っていることをクラス全体に知らせる。
 1年生の場合には、悪意はなくても「かわいいからほしかった。」のように、
 人のものに手を出してしまうことがある。    
 ・自分のものと人のものを区別すること                      
 ・人のものをとるのはいけないことであるということ                
 ・悪いことをするとほかの人はわからなくても自分と神様はわかるということ        
 を話す。

  効果
   「人の物を取るのはいけないことである。」ことを初めて知った子がいる。
  「当然分かっているはず。」「家庭の責任である。」と決めつけず、
 知らせることも重要である。

4 忘れモノ

   原則4                                                                     
  教師が用意し、貸す。
                                                      

 対応                                      
 ・「先生、○○を忘れました。貸してください。」と言えるよう指導していく。    
 ・言えた児童には快く貸してあげる。                       
 ・下校の際に「ありがとうございました。」とお礼を言って返しに来ることも指導する。 
 ・鉛筆の場合には削って返すよう指導する。
  ・時間割をそろえ、忘れないように気をつける指導ももちろん必要。

 私の教室での実例
  「下敷きを忘れました。」「国語のノートを忘れました。」
 「計算スキルを忘れました。」 「筆入れを忘れました。」
 枚挙にいとまがないほどである。
                                                                               
  効果                                     
    ・児童が忘れたことにより、慌てたりパニックになったりしなくてすむ。
    ・学習への取りかかりが大幅に遅れなくなる。
    ・コミニュケーション能力が育つ。

 

 自分のものでも最初から上手に管理することは難しい。
 「ない」状態のときどのように対処したらいいのか知らせ、
 1学期間かけてできるように指導していく。
 1年生の1学期は小学校6ヵ年のスタートなので、着実に身に着けさせたい。

       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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